『都会の中の昔』第28回フォトコンテスト優秀 撮影:㈱佐藤総合設備 佐藤 智裕 氏

『都会の中の昔』第28回フォトコンテスト優秀 撮影:㈱佐藤総合設備 佐藤 智裕 氏

タワー・塔

五稜郭タワー

細田 雅仁 氏(㈱細田工務店)
細田 雅仁 氏(㈱細田工務店)

 五稜郭タワーは、五稜郭築城100年を記念して1964年12月(昭和39年)に旧タワー(高さ60m)が建造されました。旧タワーは市民や観光客の皆様の目を通して、41年間に渡り親しまれてきましたが、2006年6月に解体されました。

 2006年4月1日にオープンした新タワーは避雷針を含め高さ107mになります。

 展望台から見はるかす函館山や津軽海峡、横津連峰の山並み、そして特別史跡五稜郭の大地に輝く星形の眺望がご覧いただけます。

 展望台には、五稜郭の歴史が学べる展示スペース「五稜郭歴史回廊」や強化ガラスの床で下が見える「シースルーフロア」などがあります。新タワーでは建物自体が五稜郭に対するこだわりを表現しています。展望台は五角形、塔体の断面も星形を採用、徹底して五稜郭と星形をモチーフにしています。

会議コーナー

定 例 理 事 会

理事会風景(総務委員会)
理事会風景(総務委員会)

理事会風景(資材委員会)
理事会風景(資材委員会)

1.開催日時   9月3日(水)

           午後3時

 

1.開催場所   水 道 会 館

 

1.理事定数   17名

 

1.出席理事   17名

詳細

100周年特集コーナー

特別鼎談 ― 「名古屋水道の第二世紀構築へ見つめるべき視点」(その1)

 名古屋市の水道事業は大正3年9月に鍋屋上野浄水場から給水開始し、今年で100周年を迎えました。

 日本水道新聞では「名古屋水道の第二世紀構築へ見つめるべき視点」をテーマに、小林名古屋市上下水道局長、宗本名古屋上下水道総合サービス(株)社長、穂刈名水協理事長による特別鼎談が企画されました。同新聞の了解のうえ本誌に平成26年9月4日発行の新聞記事より当組合にかかる内容を中心に転載させていただきました。

 なお、内容は10月号と11月号に分けて掲載いたします。

(全文は「詳細」をクリックしてください。)

 

 

 ― 名古屋市の水道サービス安定化の一翼を担う名古屋上下水道総合サービ  ス(NAWS)と名古屋市指定水道工事店協同組合(名水協)の活動をお聞かせください。

〔宗本〕 当社は平成23年度に、前身の財団法人水道サービスから事業譲渡を受け、設立に当たっては名古屋市と名水協からご出資いただき「ライフラインである上下水道事業の一翼を担うソーシャルカンパニーとして、社会的課題の解決と営利企業の融合を目指す」という経営理念を掲げ、新しくスタートした株式会社です。(NAWSの活動内容については略)

〔穂刈〕 私たち名古屋市指定水道工事店協同組合は昭和25年4月に設立され、64年の歴史があります。現在は315社が加盟しております。企業規模に大小はありますが、昔から水道事業を生業として商売を行っている者の集まりです。私どもは屋内工事、いわゆるお客さまに直接接する分野で上下水道事業の一翼を担っているとの自負があります。

 名古屋市の給水区域での水道の安定的な供給、いわゆる断水のない安心で安全な水の供給の末端部分、すなわちメーターから蛇口までの部分の施工を指定工事店の職務として遂行し、NAWSさんが行われる道路取付管工事との迅速な連携によりお客さまへのサービス向上に努めてまいりました。その間にも、安全で漏水修理も少なくなるよう新しい給水管の採用に上下水道局さんとの協議を経ながら取り組んでまいりました。

 長い歴史の中で信頼関係を構築してきたわけですが、平成8年の水道法改正で少し距離感が変わってきてしまったように思われます。

 水道法改正以前は、指定水道工事店はすべて組合員であり、組合員イコール指定工事店でした。組合員になるには厳しい資格審査があり、組合員に対する信頼性も高かったように思われます。

 しかしながら規制緩和により組合加入は要件でなくなり、組合非加入の指定工事店が急増し、上下水道局さんと組合とは一時距離が遠ざかったなという感じがいたしました。     

 しかしながら近年は、組合も名水協の存在をアピールすべく、毎年開催されます給水塔の開放や水道週間などのイベントに積極的に参加させていただいております。

 また、市民サービスの観点からも平成3年に修繕センターを立ち上げ、5年には4ブロック体制を取り、上下水道局さんの直営業務の代替をさせていただいております。これは現在まで継続中でありますが、電話受付件数の約60%を施工し、今年からはお客さまへのアンケートも全数実施をしており、おおむね良好との返答をいただいております。

 さらに組合は21年4月に中小企業庁の認可を受け、官公需適格組合の資格を取得いたしました。これは、いわゆる官公庁全般からの仕事に対して組合で受注できるようにしてきたものです。

 現在は、上下水道局さんから、先ほどの時間外修繕対応業務から満期メーター取替業務、検針困難メーター改良工事等の委託を受けて、組合が受注し希望の工事店に仕事をしてもらっております。これらの業務を安心して任せられるよう、組合員の技能向上には名水協として力を注いでいます。

 代表的な取組みとして平成5年4月に、次代を担う後継者の育成を主眼に名古屋建築設備高等技術専門校を開校しています。現在までに415人の次代を担う若者を輩出してきました。上下水道局をはじめ素晴らしい講師の方々のお陰で、難関の給水装置主任技術者試験の合格率も高く、現在は彼らに組合の基礎的な部分を支えてもらっております。

 また、新しい試みとして、本年からは愛知県名古屋高等技術専門校の生徒4人を就労型の企業実習生として組合として受け入れ、希望する工事店へ派遣する予定です。

 実は、昨年8月にNAWSさんが専門校生全員に水道の実習をされ、そこで興味を持っていた方もいて、私どもとしては非常にありがたく思っております。組合としては県との窓口としてこれからも推し進めていきたいと考えております。

 また、名古屋市は南海トラフ巨大地震による被害が想定されていますが、災害対応についても努力していく所存です。

 私どもの組合はさかのぼること昭和34年9月26日、伊勢湾台風での被害対応で、当時の水道局さんから屋内給排水設備の復旧の要請を受けて災害対策本部を設け、復旧工事と浸水によるヘドロの除去作業を実施したと記録に残っております。

 また昭和39年6月の新潟地震におきましても協力依頼を受け、有志を募ってこれに協力し、特に新潟市民から感謝されたことも記録に残っております。

 そして記憶にまだ新しい阪神・淡路大震災では、人員、機材を提供するとともに救援活動を実施。復旧班を3班に分け、延べ254人を派遣いたしました。このように積極的に救援活動に参加し、困っている市民や同業者を支援する活動は、本組合のモットーとする団結力の強化と信頼性の向上に役立つものと確信しております。このように先人たちは活動しておりますが、現在もこの組合精神は根底に流れていると思われます。

 平成25年5月17日、第1回の名水協防災訓練を開催いたしました。これは、上下水道局さんと共催で、NAWSさんのお力も借りてできたものです。先に上下水道局さんと取り交わした協定書に基づき、発災後の一番大事な3日間を想定した「水、命を守る3日間」をテーマに、給水タンクの積載・運搬訓練、仮設給水栓の設置訓練などを総勢320人の参加者を得て実施いたしました。私どもとしましては、これだけの大規模な訓練は初めての経験で、青年部を中心に組合員総動員で実施いたしましたが、そこで本当に大事であると痛感したのは、第一に上下水道局さんとの密接な連携、第二に発災時に迅速に対応する行動指針、第三に伝達方法の確認の三点でした。同時に、この訓練を無駄にしないためにも上下水道局さんやNAWSさんとの情報交換や毎年の地道な防災訓練が必要だと感じました。

 加えて、学区・区などの地元防災関連行事への参加や自主防災訓練の手伝いも上下水道局さんの指導を仰ぎながら積極的に取り組んでいこうと考えております。本年8月20日には、各区に2機ずつ寄託していただきました仮設給水栓を使って、局・区役所・名水協合同の防災訓練が西区で開催されました。私どもも地域の方々との訓練は初めてなので貴重な体験だと思います。

 ただ、名水協西支部は普段から防災の意識が高く、また組合員の所在配置のバランスが良く、地元理解も大きいのですが、他の区になるとなかなかそうでもない学区や組合員の配置バランスがある地域に偏ってしまう場合もあり、それをどう克服していくかが今後の課題であります。名水協の強みである各支部の団結やネットワークを活かした取組みをしながら、名水協それ自体の存在を知ってもらうことが地元に近い工事店のメリットを活かす方策ではないかと考えます。

 

 ― 両団体の活動に対する感想と名古屋市が現在抱えられている経営課題に ついてお聞かせください。

〔小林〕 これまで長きにわたり、当局事業を支えていただいており、まさに両団体には名古屋市の水道サービスの最前線を担っていただいており、大変感謝しております。

 (NAWSの果たしてきた役割、今後の果たすべき役割については略)

 名水協については先ほど、穂刈理事長が「メーターから蛇口までの末端部分を指定工事店が担う」と言われましたが、私からは「末端」ではなくお客さまと一番正面から向き合う名古屋水道の「最前線」を担っていただいていると強調させていただきます。昭和22年に設立された前身の名古屋水道工事工業組合から足かけ65年以上もの間、名古屋水道の最前線を支えていただき、この場をお借りして感謝申し上げます。

 その間、時代に応じ、鉛管・鋼管からビニル管や硬質塩化ビニルライニング鋼管の対応など管材の材質が変わる折には、局とタイアップしながら技術研修指導に取り組んでいただき、これが漏水減少に大きくつながったわけですが、名水協の力が大きかったと考えています。

 また人材育成の面にも力を入れていただき、青年部の結成や名古屋建築設備高等技術専門校の発足によって、次代を支える若手の育成に力を入れられておられる。今や汗を流す仕事を嫌がり事務仕事を望む傾向となっているようですが、汗を流す仕事なくしてわれわれの暮らしは成り立ちません。そういう意味でも、有能な人材を育成しておられる名水協の姿勢を非常に心強く感じています。

 それと防災対応についても非常に心強く思っています。平成24年12月3日には当局と名水協との間で災害協力事項を定めた「災害時における応急復旧工事等の協定に関する協定書」を交わしており、従来の給排水設備の応急復旧工事(平成12年4月1日締結)に加えて、「応急給水」および公道部を含めた「緊急止水作業」の協力も盛り込んだ内容に充実強化しております。併せてNAWSとの災害時の相互援助協定を締結し、上下水道局へのサポートに取り組んでいただいておりますが、あえて名水協さんへ私からお願いを申し上げるとすれば、緊急時の初動体制のさらなる充実を図っていただきたいということです。

 当局はこれまで数百人規模で職員を削減してきており、今後の経営状況を考えると、これで状況が収まるということはないだろうと思います。さらなる縮小が必要となるかもしれません。その時、防災は最も大きな心配の種なのです。

 これまで上下水道局は直営が主流で、応急給水などは自前で行うことが社是のような感覚でした。しかし現実に直営のみの対応では、お客さまに満足な緊急対応が行き渡るかどうか非常に心配なのです。ですからある面、初動対応の充実に向けて名水協さんに一定の役割分担をお願いせざるを得ないと考えています。

 そのきっかけとして、穂刈理事長のお話にありましたように、今年7月に初動体制の充実を図るため、仮設給水栓を名水協に寄託し、地域密着型の防災活動を展開していくことといたしました。まずは西区からのスタートですが、早く全16区に行き渡らせたいと思っています。これらのことは、お客さまのことを最優先した対応であるということです。そのことをご理解の上、最前線の水を守っていただくためご協力をお願いしたいと思っております。

 話は変わりまして、名古屋水道は今年100周年ということで、歴史を振り返る機会が多く、100年にわたる当局職員の努力には感謝しています。何度も申し上げていますが、100年前に人口20万人規模の都市に100万人規模の導水路を建設されたということはまさに先見の明のなせる業であり、虚心坦懐に感謝申し上げているのですが、総じてこれまでの100年は右肩上がりの成長期の時代の中で、水道事業もその時代背景の中で成熟への道を歩んできたわけです。

 しかしながら、これからの100年は人口減少が顕著となり、右肩下がりの時代になるのかなと考えており、この中でどう水道システムを持続させていくべきか危惧を抱いています。

 この10年においても、節水型機器の普及や産業構造の転換による給水量の減少に伴い水道料金収入が減少傾向にあります。それに加え名古屋市の人口も減り始めています。一方、高度経済成長期に集中的に整備した施設の老朽化への対応のほか、南海トラフ巨大地震への対応など、多くの設備投資をしていかなければならないという難題を抱えており、これからの経営は決して甘くはありません。お客さまにご迷惑をかけないで水道サービスをいかに持続させていくかという難題に向き合った時、まずは自らの身をできるだけ効率化して無駄をなくしていかなければなりません。これまでかなり努力してきたと思っていますが、さらにそぎ落とさざるを得ないところも出てくると思っています。

 しかしながら、いくら効率化といっても、人は必要です。これだけ清廉で安価な水をきちんとつくり、毎日欠かさずにお客さまにお届けしようとすれば、人なしではできるはずがありません。この人的資源をどう確保していくかという視点に立った時、両団体がどうしても欠かせないのです。特にNAWSさんについては、これまで補完代行業務をお願いしていますが、将来を見通すと、今後は局事業の中核の仕事もお願いしていかざるを得ないのかなと思っています。

 それから、もう一点、いくら本管を整備・管理していても屋内配管がなければお客さまの蛇口から水は出ないわけです。本管と同等あるいはそれ以上に大事な部分を名水協さんに支えてきていただいています。私どもの目配り、気配りがだんだん薄くなったところは側面からお支えいただきたいと思っています。

 そういう意味で、両団体には、今後も大きく期待をしておりますし、場合によっては無理なお願いをすることがあるかもわかりませんが、ぜひよろしくお願いしたいというのが今の私の偽らざる気持ちです。 

                           (次号につづく)

 

(左)穂刈理事長 (中)小林局長 (右)宗本社長
(左)穂刈理事長 (中)小林局長 (右)宗本社長

お知らせコーナー

新しい仲間が増えました!!

指定番号    715号

 

所 在 地  名古屋市中川区東中島町八丁目48番地

 

商    号  フチノ設備

 

代表者名  渕野 謹矢

 

電話番号  052(362)1374

 

FAX 番号  052(362)1399

 

あいさつ

 暑い夏も終り屋外での仕事が多い私にとってはやっと秋が感じられる今日です。

 皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。このたび名古屋市指定水道工事店協同組合に新規加入させていただきました、フチノ設備 代表 渕野謹矢 と申します。30年近く職人として、一途に水道工事に励んで来ました。その間、多くの人に支えられて今日が来たと感謝で一杯です。これからは、視野を広げ、若い社員達と共に努力をさらに重ね向上してゆく決意です。皆様にはご指導のほどよろしくお願いします。

お知らせコーナー

仮設給水栓の寄託及び設置訓練

 8月20日(水)午前10時より西区花の木公園において、上下水道局から組合への仮設給水栓の寄託とその設置訓練が行われました。(参加人員は約100名)

 この訓練は、組合と上下水道局の「災害時における応急復旧工事等に関する協定書」に基づき、災害時におけるより迅速な応急給水を目指して実施されたものです。

 小林上下水道局長、穂刈理事長、熊崎西区長の挨拶のあと、安井西支部長が局から仮設給水栓の寄託を受けました。引き続き設置訓練が行われ、西支部の組合員等が仮設給水栓を組み立て、地元住民の方に給水訓練を行いました。

 当日はNHKをはじめ多数の報道機関の取材があり、テレビや新聞のニュースでも取り上げられました。

 なお、仮設給水栓については組合の各支部に局から2基づつ寄託されました。今後、その他の区においても地元との連携を強化していく予定です。

 

上下水道局 小林局長あいさつ
上下水道局 小林局長あいさつ
穂刈理事長あいさつ
穂刈理事長あいさつ

仮設給水栓の寄託
仮設給水栓の寄託
設置訓練風景①
設置訓練風景①

仮設給水栓の寄託
設置訓練風景②
設置訓練風景①
設置訓練風景③

お知らせコーナー

上下水道局との防災訓練

 9月3日(水)午前に上下水道局の防災訓練が実施され、組合は支部ごとに局営業所との合同防災訓練に参加し、仮設給水栓の設置訓練等を行いました。

 この合同訓練は、組合と上下水道局の「災害時における応急復旧工事等に関する協定書」に基づき、応急給水活動を円滑・迅速に進めるために実施されたものです。

 当日、昭和支部と瑞穂支部からは各支部長をはじめ4名が参加し、瑞穂営業所職員の指導のもと、昭和サービスステーション構内の消火栓を使用して仮設給水栓設置訓練を行いました。

 訓練では、消火栓の蓋を開ける作業から仮設給水栓の組み立て~ポリタンクへの給水~解体作業までを繰り返して実施しました。  

お知らせコーナー

給水装置工事主任技術者試験準備講習会

開催日 9月8日(月)・10日(水)11日(木)

                     場 所 水道会館 3 階 講義室

 

 今年で第18回目となる給水装置工事主任技術者試験を受験される方のために講習会を開催しました。

  開催にあたり主催者である組合からの開講挨拶、上下水道局の係長さんを講師として講義が行われ、3日目は本番さながらの模擬試験に受講生が取り組みました。

 今回の講習会には組合に所属している従業員及び愛管連加入の組合員の従業員の皆さんが年々難しくなってきた試験の合格をめざし、10月26日(日)に行われる試験に向けて長時間にわたり熱心に受講されました。 

青年部会コーナー

水源地見に行き隊!!

 夏休み最後の土日を利用して、木曽川の水源地である木祖村こだまの森にて清掃活動などを行いました。

  当日、14時にこだまの森へ現地集合でしたが、参加者全員遅れることもなく、順調にスタートすることができました。到着するとまず、こだまの森の清掃活動を行いました。参加者全員で一生懸命ゴミを拾い、きれいにする事ができました。

 雨が少しぱらつく中でしたが、夕食のカレー、飯ごう炊さん、バーベキューを子供たちが中心となりみんなで協力しながら作りました。子供達が普段以上に食べていたのを見て、これだけでも成功したなと思えました。夕食後は花火大会、肝試しと盛りだくさんの1日となりました。

 翌日、朝早く起きて朝食を作り、みんなで協力して後片付けを行い、残すはトウモロコシの収穫となりました。元木祖村副村長である唐沢さんと木祖村商工観光課の方に栽培していただいた、約400本のトウモロコシを収穫しました。収穫したてのトウモロコシを生で食べてみると、はじけるような歯ごたえと、すばらしい甘さで、初めて食べてとても良い経験となりました。

 今回、初めて泊りがけでの水源地活動でしたが、子供たちと普段なかなか味わえない自然との交流、みんなと協力しあう事の大切さを学ぶことができ、本当に有意義で貴重な体験ができたと思います。また、実際に水源地を見に行くことで普段何気なく使っている水のありがたみを感じることができました。今後も、たくさん企画していきますので、皆様のご参加お待ちしております。

 

青年部会 熱田支部 水谷弥仁

青年部会コーナー

第102回定期夜間勉強会

                      開催日時 8月20日(水)

                      参加人数   36名

                       技能開発部会・青年部会共催

 

 今回のテーマは「ポンプについて勉強しませんか?」と言う内容で開催しました。今回は、川本ポンプこと株式会社川本製作所さんを講師にお迎えし、出席者36名となり、盆休み明けの忙しい時期にもかかわらず多数の方に参加していただけました。

 今回の講習内容は、ポンプについてですが、大きく分けて四点ありました。

1.ポンプの保守管理について

2.直結増圧ポンプについて

3.直結多段型増圧給水方式について

4.トップランナー規制について

 その中でも、1.2については普段からなじみがあると思いますが、3.4については、初めて知りました。

 3.については今年の指定工事店説明会にて話があったと思いますが、平成26年4月1日より名古屋市でも直結増圧直列多段方式が採用されることになり今まで10階程度までだった増圧方式が、30階程度までできるようになりました。実際そんな建物を工事するとは思えませんが、知識として知っておいてよかったと思いました。

 そして、問題なのは4についてです。

 経済産業省主導によるトップランナー規制のおかげで、それに該当する製品が出てくるということです。これによって、身近なものでポンプも引っかかってくるということです。

 高効率製品に変わるので、既設品のモーター取替えや補修時に問題が出てきます。また、ポンプの価格も来年度から間違いなく上がるとのことです。今回の講習にて、ポンプについての理解が一層深まりました。

 今後も青年部会役員として皆さんのお仕事に活かせるよう企画していきたいと思います。こんな内容の講習をしてほしい等のご希望がありましたら、いつでもご連絡ください。ご多忙な中ご出席ありがとうございました。

 

青年部会 中川支部 長田 元浩

特別寄稿コーナー

上下水道と私

名古屋市上下水道局 経営本部 営業部

瑞穂営業所 所長 前田 幸義

 

 今年は、名古屋の水道給水開始100年であり、局としてはいろいろな記念行事等が行われている。また、一昨年は下水道供用開始100年の年であった。

 ここ数年で名古屋の水道・下水道が相次いで100年の節目の年を迎えたが、今自分が上下水道事業に関わりをもった仕事をしていることは非常に誇りに思う。ただ、意外に思ったのは下水道が水道より早く100年を迎えたことである。イメージ的には、水道が早く下水道が後と思ってしまう。何故かと自分なりに考えてみると、自分と上下水道とのかかわりから連想してしまっていたことに気が付いた。

 現在、私は当たり前のように上下水道の恩恵に与っているが、自分と上下水道の関わりを子供の頃、入局時、現在に分けて、今一度確認してみたいと思う。

 まず、自分が子供の頃(昭和30年代)は、名古屋の水道はすでに我家に引かれていた。ただ、井戸水もあり手動ポンプでくみ上げ洗濯等に使っていた記憶がある。一方下水道においては、トイレは汲み取り便所、家庭排水は家の北側にため池がありそこに流していた。その後は、どこへ流れていったかは定かではないが、たぶん用水に流れ込んでいたのではないかと思う。これが私と上下水道の最初の関わりではなかったかと思う。その後、下水道が敷設されトイレが水洗化され、家庭排水を下水道に流せるようになり、生活環境は一変した。

 次に昭和50年には、当時の下水道局に採用され、最初に配属されたところは下水処理場であった。その時は、下水処理場がどんなところで、何をやるところか分からなかったが、しばらくして微生物によって有機物を除去し水をきれいにして河川に放流するところと分かった。水道に関しては、当時は水道局と局が違っており別世界の仕事として認識していた。

 現在、私は営業所に勤務しており業務としては、殆どが水道事業であり、特にお客さま対応業務が重要な比重を占めている。自分としては、今まで営業所の経験はなかったため、大変新鮮であった。昔、「お客さまは神様です。」と言っていた人がいたが、確かに時にはお客さま対応は難しく、すべてお客さまが正しいとは言い切れない部分がある。しかし、最初から疑ってかかるような対応をすると、ほぼ確実に事態を悪化させてしまうことになる。とにかくお客さまあっての上下水道ということを常に頭の隅におき仕事をすることが大切である。

 上下水道と私ということで書いてきたが、近年、上下水道施設は自動化が進められ、めざましい進歩を遂げたため、人が携わる部分が少なくなってきている。また、一方でお客さま対応は、昔と同じように、人に頼るより他はない。今後この対応が継続されるかどうか分からないが、上下水道局も水道工事店も今後の上下水道をしっかり見据えながら、お互いに協力して上下水道施設を良好にご使用いただけるよう努力することが必要である。

筆の泉コーナー

やらない禅よりやる戯禅

名古屋市上下水道局 経理部 経理課 

主 事  大澤 慶也

 

 表題を見た瞬間、誤字(善・偽善)だと思った人もいるかもしれないが、誤字ではない。筆者のボランティア精神は、せいぜい困っている人が目の前にいれば手を差し伸べる程度である。社会のために自ら滅私奉公するような一廉の人物ではない(残念なことである)。

 「やらない禅よりやる戯禅」とは、宗教という言葉がとかく胡散臭く思える現代社会において、禅宗の信者になることは嫌だけれども、禅の思想と戯れることはアリだと思う筆者の個人的感性を示したものである。

 禅の思想と戯れると言っても座禅をして日がな一日過ごしているわけではない。まして悟りたいと思っている訳でもない。あくまでも不真面目なスタンスで禅に共感しているだけである。

 禅宗では禅とは何か、悟りとは何かといった教えを他者に問うことも説くこともしない。誰もが内面に仏性を備えており、内面の本性に立ち返ることで悟りを体験する。体験は経典や他人の言葉といった自身の外に求めるものではない。この思想が禅の基本思想であり、有名な禅僧である沢庵宗彭は「水の事を講釈致し候とても、口はぬれ不申候。火を能く説くとも、口は熱からず。誠の水、誠の火に触れてならでは知れぬもの也。」と実体験の重要性について説いている。あたり前田のクラッカーと感じる人もいるかもしれないが、果たして本当に当たり前と言えるだろうか。

 インターネット等で様々な情報が飛び交う昨今では、他人の意見を参考に自身の行動や判断を決定する機会が多くなっている。虚偽の情報による騒動や風評被害が度々問題となり、虚偽の情報ではなくとも食べログなどの口コミサイトの利用者が増加している。筆者行付けのワインバーのマスターは、ガイドブックの知識だけで的外れなワイン批評をするお客に心を悩ませている。自分の五感(あるいは六感)に頼ることを忘れがちな現代社会だからこそ「戯禅者」となる必要があるのである。

 戯禅者たる筆者の生活は、多趣味と言われることが多いが、好奇心に任せて節操無く手を出しているだけである。ここ最近は天然ウナギの捕獲、調理、実食に興味がある。過去には一本数万~十万円以上のワインを買い漁り百万円以上散財したこともあった。

 このような破天荒な生活は独身であればこそ許されるものである。実体験も大事だが、結婚を控えた筆者に必要な禅は「吾唯足知」であるだろう。

 

【問題】

次のうち筆者の主張として正しいものはどれか、次の選択肢から選びなさい。

 

ア より良い人生を歩むためには座禅を組む必要がある。

イ インターネットの情報を元に物事を判断するのは間違いだ。

ウ 既婚者にとって必要なのは欲張らず、今に満足する心である。

 

談話室コーナー

名水協の使命

北支部・㈱カケン 石原 彰久

 

 

  今年は名古屋市上下水道局給水開始100周年です。

 清浄な水を市民に運ぶ管路の構築が伝染病を防ぎ、命を守るのです。私たちは名古屋市上下水道局の配水管に屋内給水管を結ぶ仕事をしています。

 神戸の震災後、国の規制緩和がなされ当組合員に成らなくても局指定が受けられる事に成りました。組合員外で有りましてもまっとうなご商売を殆どの方がしておられます。

 しかし東京本社のテレビや新聞で宣伝されて居る方で、気の弱い高齢者を狙った詐欺紛いの商売が横行する例も在ります。水漏れでケレップの交換に呼んだのに、勝手に点検して便器交換して何十万取られた。バイパス配管をして高額な工事代金を取られた。等、手口は単純でもその場決済で、法的には取り返しつかない。

 私たちの出来る事は全員で知り合いにその話をして、いかがわしい会社を呼ぶのを止めてもらう事です。

 次に防災時の使命です。

 災害が発災しますと市民の生命を守り保つ為に欠かせないのが塩素滅菌された清浄な水です。組合は今全組合員を対象に安否確認システムの構築に取り組んでいます。明日を含めた将来に起こる災害発生時に、我々が又は後継者が定期的に行う訓練通り水道局さんのご指示の元、救援活動をよりスムースに実行できるようにするためです。

 200万市民を救援支援するのに一番有効な条件は仲間の数と市内の人口分布に見合った配置です。仕事を通して市民に貢献するには組合員になる事が一番です。そして名水協の使命が会員増強です。日常の修繕工事では適正価格を守った優良作業、新築・改修工事もどんどんこなす工事店の多くの入会、組合も私も今それを待望しています。

消防常識コーナー

消 防 Q & A

名古屋市消防局OB 木野瀬 茂

 

消防用設備の指導要領Ⅷ

 今月から「スプリンクラー設備の技術上の指導要領」について説明します。

 

1 水源

屋内消火栓設備の水源とほぼ同じですが、水中ポンプは、今のところ認めていません。

2 加圧送水装置

屋内消火栓設備の加圧送水装置と同じですが、水中ポンプは認めていないこと、及び標示標識が「スプリンクラー設備」となることと次により設置することとなります。

 (1)加圧送水装置は、スプリンクラー設備専用とすること。

 (2)ポンプの定格吐水量は、次によること。

ア 標準型ヘッド(小区画型ヘッドを除く。以下同じ。)、側壁型ヘッド、小区画型ヘッド及び開放型スプリンクラーヘッドを設けるものは、次表によること。

ヘッド種別

防火対象物の区分

定格吐出量(L/min以上)

標準型

ヘッド

令第12条第1項第1号から第4号まで、第10号から第12号までに掲げるもの

百貨店及び延べ面積が1,000㎡以上の小売店舗

高感度   12個×90=1,080

高感度以外 15個×90=1,350

地階を除く階数が10以下

高感度    8個×90=720

高感度以外 10個×90=900

地階を除く階数が11以上

高感度   12個×90=1,080

高感度以外 15個×90=1,350

令第12条第1項第6号及び第7号に掲げるもの

高感度   12個×90=1,080

高感度以外 15個×90=1,350

令第12条第1項第8号に掲げるもの

1種    16個×90=1,440 

1種以外  20個×90=1,800

条例第47条第1項第7条及び第8号に掲げるもの

5個×90=450

側壁型

ヘッド

地階を除く階数が10以下のもの

8個×90=720

地階を除く階数が11以上のもの

12個×90=1,080

小区画型ヘッド

令第12条第1項第1号及び第9号に掲げるもの又はその部分で延べ面積が1,000㎡未満のもの

4個×60=240

共同住宅用スプリンクラー設備を設けるもの

4個×60=240

地階を除く階数が10以下のもの(令第12条第1項第1号に掲げるもので延べ面積が1,000㎡未満のものを除く。)

8個×60=480

地階を除く階数が11以上のもの

12個×60=720

開放型

スプリンクラーヘッド

令第12条第1項第1号及び第9号に掲げるもの又はその部分で延べ面積が1,000㎡未満のもの

4個×90=360

令第12条第1項第1号に掲げるもの(延べ面積が1,000㎡未満のものを除く。)のうち地階を除く階数が10以下のもの

最大放水区域に設置される個数×1.6×90

舞台部が10階以下にあるもの

最大放水区域に設置される個数×1.6×90

舞台部が11階以上にあるもの

ヘッドの設置個数が最大の階の個数×90

 

備考1:ヘッドの設置個数が、表中の個数に満たない場合は当該設置個数とする。

2:乾式・予作動式の流水検知装置が設けられているもの(小区画型ヘッドを除く。)にあっては、ヘッドの個数に1.5倍を乗じて得た個数とし、小数点以下の数値を含むものにあっては、小数点以下を切り上げ整数とすること。

 

イ 放水型ヘッド等を設けるものは、ヘッドの性能に応じ、放水区域に有効に放水できる量とすること。

  また、一のスプリンクラー設備に放水型ヘッド等と放水型ヘッド等以外のスプリンクラーヘッドが設けられ、同時に放水する可能性がある場合におっては、それぞれのスプレンクラーヘッドについて規定される量を合算した量以上の量とすること。

  ただし同一区画内に放水型ヘッド等と放水型ヘッド等以外のスブリンクラーヘッドが設置される場合で、区画内に設置した放水型ヘッド等以外のスプリンクラーヘッドの設置個数が規則第13条の6第1項第1号から菜4号までに規定する個数に満たない場合は、当該区画内に設置した放水型ヘッド等以外のスプリンクラーヘッドの設置個数に90L/minを乗じて得た量を合算した量以上の量とすることはできるものとする。

(3)その他

  一のスプリンクラー設備に異なる種別のスプリンクラーヘッドが使用される場合のポンプの定格吐出量が最大となるスプリンクラーヘッドの規定により算出した量以上の量とすること。

 

問題 スプリンクラー設備の加圧送水装置について、間違っているのはどれか。

 

(1)屋内消火栓設備の水源とほぼ同じですが、水中ポンプも同様に認めています。

(2)加圧送水装置は、スプリンクラー設備専用とすること。

(3)百貨店に設けるスプリンクラーヘッドで高感度ヘッドを設ける場合の定格吐出量は1,080L/min以上であること。

(4)共同住宅用のスプリンクラーヘッドで小区画ヘッドを設ける場合の定格吐出量は、240L/min以上であること。

 

解答 (1)

 

以上、法令で決められていることを指導する上でより適正に設置・維持するための指導基準は、いま述べたように通知で定めています。この通知は、名古屋市独自ですが、国が、このようにありたいという通知を示すことが多く全国的に同じような内容になっていることを申し添えます。

法令上困ったことは、木野瀬 電話080-6947-5371までお尋ねください。後で、困ったことになってもいけませんので。

 

 

法律コーナー

老夫婦における介護の問題

弁護士   松 永 辰 男

 

 夫婦が高齢になり、一方の配偶者が高度の認知症になった場合における介護は大変な苦労を伴うものであることは容易に察せられます。93才の夫が高度の認知症になり、83才の妻が介護していたけれども、知らぬ間に家から居なくなって徘徊し、鉄道の駅構内に入って列車と衝突し死亡しました。その事故により鉄道の会社は列車に122分くらいの遅れが生じて振替運転などを余儀なくされ、719万円余の損害を受けたから賠償するよう妻と長男を相手に訴えを起こしました。これに対し名古屋地方裁判所は長男と妻の責任を認め719万円余を支払うよう命じました。妻と長男は控訴し名古屋高等裁判所は平成26年4月24日に妻だけに359万円余の支払を命ずる判決をしました(判例時報2223号25頁)。ところで夫婦には別居している4人の子がおり、家族会議で夫の介護方針を話し合ってきました。夫は要介護の認定を受けたので特別養護老人ホームへの入所も考えたが自宅で介護することにしました。

 ところで民法は、認知症などにより物事を判断する能力のない人の不始末により他人に損害を与えた場合、その人には損害を賠償する義務はないとされています。そうしますと、そのような人の不始末により損害を受けた人は救われません。そこで民法は、そのような物事を判断する能力を欠いた人を監督する義務のある人が監督義務を怠った場合は、不始末をした人に代わって損害を賠償しなさい、と定めているのです。

 ところで夫の配偶者である妻も83才であり、満足に歩けない状態でした。妻の言い分としては、そのような健康状態であるから、夫を監督することなどできないと言いました。これに対し高等裁判所は、確かに十分な健康状態ではないが、判断力は欠けていないし、長男夫婦やその他の子ども達に指示して監督できる能力はあるといい、そもそも配偶者は、夫婦として互いに協力し、足りない食べ物でも分かち合って生きていく等、互いに一心同体のようになって生活を保持していく義務があるのだから、それでも監督義務が果たせないというような特別な事情がない限り夫を支えていかなければならないとし、妻の責任を認めました。しかし損害賠償額については、そもそも監督義務者の責任は損害賠償責任における公平の理念を図るためのものであるから、公平のために減額し、半分の350万円余の賠償だけを認めました。大変な問題でして、気をつけなければならないことです。

 

木祖村コーナー

木祖村の思い出は出来ましたか?

間伐材で作ろう!

さわってあそべる木のおもちゃ!!

 

第9回

糸ノコおもちゃコンテスト

作品展が開催されます!

「間伐材(かんばつざい)ってなぁに?」を学び、

間伐材資源を有効に利用することに、木祖村では、

今年で9回目の開催となる

「親子で遊べるおもちゃ作りコンテスト」

を開催いたしました。

作品の応募期間は終了いたしましたが、

10月12日(日)には、3部門において

入賞者には、豪華賞品が贈呈されます。

一度、見にきてください!

そして、来年は是非ご参加してみてくださいね!!

 

紅葉と自然の素晴らしい中で

奥木曽湖カヌー体験をしましょう!

奥木曽湖は木曽谷随一の紅葉スポットです。

燃えるような木曽谷の紅葉をカヌーに乗って湖面から見てみませんか?

初心者でも安心安全な、のんびりカヌー体験で木曽の大自然を満喫してください。

★開 催 日:10月5日(日)、11日(土)、13日(月祝)、26日(日)です。

★体験時間:10:00~11:30、13:00~14:30

★料  金:小学生以下 2,000円 大人 3,000円

★申込方法:開催日5日前までに、☎0264-36-2772

 

編集後記

編 集 後 記

 南海トラフ巨大地震が取りざたされているなか、実際に地震が発生した場合にどのような対応をすべきかが課題になっております。名水協は名古屋市上下水道局との間で、大規模地震などの災害時における応急復旧工事等を局が行うにあたっては名水協の応援協力が不可欠であるとの共通の認識のもと、一昨年12月「災害時における応急復旧工事等の協力に関する協定書」を締結しました。この協定書の締結以来、昨年5月には上下水道局との合同防災訓練を実施するなど協力関係を強固なものとしてきております。

 このたび、災害時の応急給水活動をより迅速なものとするために、上下水道局より携帯式の仮設給水栓が各支部2基ずつ寄託されました。そして、各支部の代表として西支部における仮設給水栓の寄託とその設置訓練が8月20日に西区花の木公園で行われました。西区の現在の区長さんが上下水道局に長く在職され名水協をよくご存じであること、西支部では各学区の防災訓練に組合員が割当てられて参加しているなど地元の防災対策に先進的に取り組んでいることから代表として行われたものであります。

 当日は、名古屋市から小林上下水道局長、熊崎西区長をはじめ職員の方が参加され、名水協からは穂刈理事長をはじめ西支部の支部長さんや支部員さんのほか役員のみなさんが参加しました。多くの市民が見守るなか、西支部員さんや役員さんによる仮設給水栓の設置や上下水道局職員による地下式給水栓、下水道直結式仮設トイレの説明が行われました。また、当日の内容は新聞やテレビなどマスコミにも大きく取り上げられ、地元に根差した工事店の集まりという名水協の存在を大々的にPRすることができたと思います。

 当面、携帯式仮設給水栓は、各支部で2基ずつ保管することになりますが、これの取扱いの訓練や地震が実際に発生した際の応急給水方法など具体的な活動内容については、これから各支部と営業所とで詰めてゆくことになります。また、学区の防災訓練への参加などの協力も求められています。こうした取り組みを通して、災害時の応援にとどまるだけでなく、名水協が日頃から何かあったら頼りになる工事店の集まりであると理解していただけるようになるものと思います。そして、このことが名水協、ひいては組合員の皆様の将来へとつながって行くのではないでしょうか。

(A・B)

 

 

 組合だより No.530(平成26年10月号)―――――――――― 

 

 

シャッチーくん

      

    ● 発 行 名古屋市指定水道工事店協同組合
            理事長  穂 刈 泰 男

 

    編 集 名古屋市指定水道工事店協同組合
           広 報 技 能 委 員 会
             名古屋市中区丸の内三丁目14番11号
             TEL (052)951−3240
             FAX (052)951−8883