『美人すぎる鵜匠』第29回フォトコンテスト最優秀 撮影:㈱日伸商会 永山 雅規 氏

『美人すぎる鵜匠』第29回フォトコンテスト最優秀 撮影:㈱日伸商会 永山 雅規 氏

史跡散策路

大 須 観 音

塚松 裕章 氏 (塚松工業㈱)
塚松 裕章 氏 (塚松工業㈱)

 寺号は真福寺、院号は宝生院。真言宗智山派の寺院。もと美濃の大須にあったのを、慶長17年(1612)、名古屋開府のときに家康の命により現在地へ移された。 真福寺(大須)文庫は、国宝の古事記をはじめ貴重な蔵書が収蔵されている。

所在地:中区大須二丁目21-47

詳細

総 会

第65回 通 常 総 会

穂刈理事長 挨拶
穂刈理事長 挨拶

優良名古屋市指定工事店  受賞代表者 山正設備工業所
優良名古屋市指定工事店  受賞代表者 山正設備工業所

永年勤続優良指定給水装置工事事業者  受賞代表者 奥田水道設備
永年勤続優良指定給水装置工事事業者  受賞代表者 奥田水道設備

 永年勤続従業員表彰   受賞代表者 藤間工業㈱ 藤間 聡 様
 永年勤続従業員表彰   受賞代表者 藤間工業㈱ 藤間 聡 様

開催日時   5月22日(金)午後3時00分

開催場所   名古屋東急ホテル

組合員数   308名

出 席 者   275名

         (委任状出席63名含む) 

 

*被表彰者名簿は右上部【詳細】に掲載

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 資材利用貢献者 表彰

  受賞代表者 ㈱スミ設備

会議コーナー

定 例 理 事 会

理事会風景(資材委員会)
理事会風景(資材委員会)

理事会風景(広報技能委員会)
理事会風景(広報技能委員会)

1.開催日時   6月3日(水)

           午後3時

 

1.開催場所   水 道 会 館

 

1.理事定数   17名

 

1.出席理事   17名

お知らせコーナー

第57回 水道週間行事

 名古屋市上下水道局主催の、第57回水道週間行事「なごや水フェスタ」が、平成27年6月7日(日)に鍋屋上野浄水場にて開催され、名水協もイベントに参加協力しました。当日は天候にも恵まれ大勢の来場者(8,200人 上下水道局調べ)で大変な賑わいになりました。

 名水協としては、水道相談コーナーへ相談員を派遣し組合員名簿を配布いたしました。また、参加者全員で揃いのベストに身を包み、入場口にて来場された方に組合名入りタオルの配布を行い、組合のPRに努めました。

 青年部会のブースでは毎年恒例の輪投げ、パイプ工作、そしてLIXILさんと共同で土曜学習プログラムで行う体験学習を試験的に行いました。

 輪投げコーナーでは、用意していた景品が午前中になくなりそうになってしまい、午後分の景品を買い足したぐらい好評で、パイプ工作も用意していた数は全て無くなりました。また体験学習コーナーでは、前後半で分けて行い、前半はLIXILさんが「水の大切さ」をテーマにしたクイズ大会を、後半は青年部会が給水管の配管作業体験を行いました。参加者の子供たちはクイズを通じて楽しみながら水の大切さを学び、配管作業体験では初めて手にした工具に悪戦苦闘しながらもすぐにコツをつかみ真剣な眼差しで作業をこなしていました。子供たちの呑み込みの速さに驚きつつ、怪我や事故が無いようスタッフ一同が目を配り注意を払いながら無事に作り上げることができました。

 来年も来て頂いた方々が楽しめる企画をスタッフ一同で検討し、より良い催し物を提供していきたいと思います。関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 

青年部会 東支部 阿部一道 

入場口の様子
入場口の様子
組合理事によるタオル配布
組合理事によるタオル配布

配管工作コーナー
配管工作コーナー
輪投げコーナー
輪投げコーナー

配管工作コーナー
水の教室コーナー
輪投げコーナー
配管作業体験コーナー

お知らせコーナー

水防訓練への参加

 

 平成27年度名古屋市総合水防訓練が、5月31日(日)に各区の訓練会場において実施され、名水協からは9区で初めてこの訓練に参加・協力しました。

 地元防災への関わりを強めていくことが地元に根ざした営業活動を行う名水協の責務であり、今年度から区主催の防災関連行事に積極的に参加することになりましたが、水防訓練への参加もその一環として取り組まれたものです。

 

 来る9月6日(日)には、なごや市民総ぐるみ防災訓練が実施されます。全区で訓練に参加できるよう、支部ごとに上下水道局営業所とも調整を重ねてまいりますので、組合員の皆さんのご協力をよろしくお願いします。

 

新福寺公園にて(西支部)
新福寺公園にて(西支部)

お知らせコーナー

水の歴史資料館 / 水の歴史プロムナード

 水の歴史資料館は、名古屋の上下水道事業の歴史や役割、災害への備えなどについてわかりやすく学べる上下水道局の施設として、昨年9月にオープンしました。入館料は無料です。

  組合員の皆さんも、この資料館で名古屋の上下水道の歴史探訪をされてはいかがでしょうか。

 

  所 在 地: 名古屋市千種区月ヶ丘1-2-2   

    開館時間: 午前 9:30 ~ 午後 4:30

   休 館 日: 月曜日(休日の場合は直後の平日)・年末年始

  電話番号: 052-723-3311

  F A X: 052-723-3312

    駐 車 場: 16台           

   見どころ≫            

        第1展示室  尾張藩時代の水道、ベンチュリメータ、昭和初期の

                        大理石製ろ過池操作台

     第2展示室   昭和初期~現在までの水道メータ、昭和12年の消火

                         栓、昭和初期の上下水道PRパンフレットとポスター

     第3展示  下水道第1回竣工告示、太平洋戦争中に作られたマン

                         ホール

       第4展示室 … 伝馬町雨水ポンプインペラ(羽根車)、応急給水施設等

               の大型マップ 

        水の歴史資料館は上下水道事業100周年を記念して整備された施設です>

 

 水の歴史プロムナードは、鍋屋上野浄水場から東山給水塔がある東山配水場にかけて、水と緑にふれあいながら水道の施設を巡っていただく散歩コースとなっています。こちらの散歩道も水の歴史資料館と併せて、是非お訪ねください。

 

青年部会コーナー

第111回定期夜間勉強会

  開催日 5月20日(水)

                参加数 17名 

                      技能開発部会・青年部会共催

 

 今回の定期夜間勉強会は、ヨガの講師をお招きして、「健康のために、ヨガ入門!」というテーマで、体を動かす勉強会を行いました。

「健康づくり」という、今までの勉強会とは違うテーマのためか、参加者は半数程度が女性となりました。参加者にヨガの経験者はいませんでしたが、美容と健康のために、ヨガに興味ある方が多かったと思います。

 講習では、4階大ホールにヨガマットを用意して、BGMを流し、照明も暗くして、神森先生のお手本を見ながら、ヨガの準備運動とポーズをしていきました。

ヨガのポーズでは、普段では意識しない筋肉のためか、ポーズ中に痛くなり、ポーズを中断する参加者もいました。猫のポーズ・木立のポーズでは、痛さからか笑い声もあり、楽しくヨガをしていました。

 皆さん最後までヨガに集中し、体を動かしていました。ヨガが終わってからは、軽く汗をかいて良い運動になっていました。

 今後も、健康づくりなど役立つ勉強会を考えて行きますので、多数のご参加を心よりお待ちしています。

青年部会 西支部 鎌田桂太郎

特別寄稿コーナー

水道水の安心・安全シリーズ(第1回)

序文 ~ 節水機器の普及など 』

                           (名古屋市上下水道局 営業部 営業課)

 

 指定工事店組合の皆さまには、安全でおいしい水の安定供給や災害対策の取り組みを始め、日頃より本市上下水道事業に格別のご理解、ご協力をいただき、誠にありがとうございます。

 この度、上下水道局では水道水の安心・安全について指定工事店組合の皆さまにお伝えすべく「組合だより」の誌面をお借りすることになりました。

 今月よりスタート、全7回の予定で各担当課が月替わりで寄稿させていただきますので、しばらくお付き合いください。

 

 さて、現在上下水道局が直面している厳しい現実はといえば、昭和の時代以降初めての給水量の減少、つまり、収益減が止まらない現状ということになります。

 この現象を少し詳しく、ハード・ソフト両面から見てみたいと思います。

 まずはハード面から見ますと、皆さまもご承知のように、節水機能を強化した機器が普及していることがあげられます。

 その最たるものがトイレでしょう。

 1970年代には1回流すと13ℓ使っていたトイレの洗浄ですが、ここ数年では最小で4ℓしか使わない超節水タイプも登場しています。

 昔、よく見かけたハイタンク(天井にタンクがある)方式のトイレは今ではもうほとんど見かけなくなりました。この方式では1回流すと20ℓ近くの水を使いました。

 これは最新式のトイレの5倍です。言い換えるとトイレに係るご使用量が5分の1になるということです。

 家屋の建替えに伴ってこうした節水タイプのトイレがどんどん普及しています。

 1970年代に建てられた家屋の建替えが、30年ほど経った2000年(平成12年)前後から始まったと仮定すると、ちょうどその時期から給水量が右肩下がり傾向に変わっており、トイレの進化が給水量に与える影響が大きいものであるという予測が成り立つのではないでしょうか。

 トイレだけでなく、シャワーヘッドも気泡をうまく利用して、少ない水でもしっかりと水圧があり、しょぼしょぼ水圧のガッカリ感のないものも出始めました。

 これなどは、日本で使うよりも、水圧の足りない離島のリゾートホテルなどで使ってもらった方がよほどありがたいと思うのは私だけでしょうか(あくまでも水道事業者的視点です)。

 また、節水機器で忘れてはいけないのが洗濯機です。

 10年ほど前から普及し始めたドラム式洗濯機などは、本当に水を使わない仕様になっており、かくいう我が家もドラム式にしましたが、それまで使っていた二層式洗濯機に比べて使う水の圧倒的な少なさに(本当にちゃんと洗えているのかしらん??)としばらくは疑いのマナコで洗濯物を眺めていたほどです。

 これらの機器が普及し、ご家庭では節水しているとう意識なしにどんどん水できてしまうという悪循環(!あくまでも水道事業者の視点です)に陥っているのです。

 この厳しい状況は、私どもが平成20年度と平成25年度にお客さま5000世帯を対象に実施した「水の使用状況アンケート」の数値にも表れています。

この中でトイレの設置年度をお聞きしていますが、平成18(2006)年度以降に設置されたトイレが5年間で20%弱増加しています(図1)。

 また、洗濯機についてもドラム式を使用

されているお客さまが6%弱増えており、

反対に二層式やタテ型の割合は減少してい

ます(図2)。

 割合としては小さく思われるかもしれま

せんが、25年度末の本市の給水栓数が

90万栓ですので、20%は14万栓です

し、6%といえども5万栓強ということに

なります。

その影響の大きさは想像に難くないところ

でしょう。

 

 ソフト面でもハード面同様に、水道事業にとって厳しい状況なのは変わりません。

 国内では東日本大震災以降、節電・節水意識が高まっていることは言わずもがなですが、世界に目を向けても同じように資源の節約を美徳とする流れが本流になっています。

 端的にはノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさんが「MOTTAINAI(もったいない)」キャンペーンを展開し、今や世界で「もったいない」という日本語が通用することにも表れています。

 そのような風潮の中、名古屋市だけが水道水を湯水のようにお使いくださいというわけにもまいりません。

 水の無駄遣いは避けていただきつつ、必要なところでは存分にお使いくださいというお願いになります。

 環境には優しく、上下水道事業の経営には優しくない世の中になってきたということなのですね(泣)。

 かといって、私たちも手をこまねいているだけではありません。

 お客さまに快適に暮らしていただきつつ、水道水もたくさん使っていただこうと様々なシーンでの水利用を提案しています。

 例えば最近では「名水レター」というタイトルで、メルマガの配信を始めました。

 この中では「入浴」に焦点を当て、健康になる入浴法の著書を多数あらわしておられる早坂信哉教授のコラムなどを月次配信する予定です。

 また、水をたくさん吸って大きくなるゴーヤの栽培方法を局のイベントなどでご紹介し、ご家庭でゴーヤを育てていただくことで緑のカーテン効果で環境にやさしく、自家製ゴーヤをおかずの一品として食卓に上げていただくことでお財布にも健康にもやさしいライフスタイルを提案しています。

 こうした取り組みを通じて、お客さまが新しい水の利用方法にお気づきになり、いろんなシーンで水道水をたっぷり使っていただけたら、そして、今までよりもさらに健康に、快適に暮らしを楽しんでいただけたら、水道事業者としてはとてもうれしいことだと思います。

 

 皆さんに安心して蛇口から飲んでもらえる水、おいしいと感じてもらえる水を造ること、大きな災害が起こった時にもできる限り断水することなく水をお届けすること、万が一断水になったとしても、できるだけ速やかに皆さんのもとへ水をお届けすること、が私たち水道事業者に課せられた使命であるという考えのもと、様々な努力をしております。

 このシリーズでは水道にまつわるこれらの情報を指定工事店組合の皆さまにお届けしてまいりますので、お客さまとお話をされる折りなどのお役に立てていただけたら幸いです。

筆の泉コーナー

物 を 大 切 に

名古屋市上下水道局 営業部 緑営業所

主 事  清水  丈誌

 

 みなさんが普段使っている持ち物で、一番長く使っている物は何でしょうか。そして、それは何年ぐらい使っているでしょうか。

 私はよく人から「物持ちが良いね」と言われます。自分ではそこまで気にしていないのですが、無意識に物を大切にしているようです。私が普段使っている持ち物で、長く使っている物というと、まずは「腕時計」です。これは約10年使用しています。ソーラー電波腕時計なので、特別手入れが必要ないのがありがたいです。見た目、大きなキズもなく、一度も故障していない、日々時を刻み続けている働き物です。これからも、私の右腕で働き続けてほしいものです。

 次は「財布」です。こちらは約15年使用しています。二つ折りの黒色革財布で、長期間の使用によって、革が良い具合にへたっていて、良い味を出しています。大金は運んできませんが、生活に困らない程度のお金は運んできてくれているので、良い財布なんだと思います。ただ、さすがに財布内部の革製でない部分が痛んできているので、そろそろ替え時かなと思っていますが、愛着もあるのでなかなか決断ができないでいます。

 最後は「眼鏡」です。自宅の中だけで使用している物ですが、25年以上使用しています。四半世紀を超えているとは・・・。改めて文字にしてみると自分でも驚くほどですが、さすがにレンズは何回か交換しています。ですが、眼鏡のフレームや丁番やノーズパッド、イヤーパッドなどは交換していません。交換していないからこその『顔との一体感』。眼鏡に一番必要なものを十二分に兼ね備えているこの眼鏡とは、まだまだ離れる気はありません。

 これらの持ち物に限りませんが、自分の持ち物に対して、長く使えるように特別な手入れなどはしたことがありません。やはり無意識に物を大切に扱っているようですが、何故そのようになったのか。その答えは、5歳ごろの記憶にありました。

 当時の私は近所の友人が乗っている自転車(当然、補助輪がついています。)が羨ましくて、両親にそれをねだり、ついに買ってもらった初乗りの日の出来事です。私の実家の前の道路は自動車が一台やっと通れるほどの広さで、ゆるやかな下り坂になっており、30メートルほどいくと十字路になっています。その日、近所の友人と2人で自転車に乗って遊びに行こうとしていました。友人は何度も自転車に乗っているので運転に慣れていますが、私は自転車に初めて乗るため、当然運転には全く慣れていません。ですが、怖いもの知らずだった当時の私は、喜び勇んで自転車にまたがり、調子よく実家の前の道を下っていったのです。友人と並んで気持ちよく自転車で走っていた私ですが、ここで重大なことに気付くのです。「自転車って、どうやって止めるんだろう。」・・・そうです、ブレーキの存在を知らないまま走り出してしまったのです。坂を下りきって十字路に差しかかっても、当然止まらない私の自転車。その勢いのまま十字路の石垣に突っ込んでいく私の自転車。初乗りわずか10秒足らずで大破した私の自転車。数針縫った私のアゴ。

 この記憶が私の無意識下に今でも居座っており、その結果、無意識に物を大切にしているのだと思われます。教訓「ブレーキを大切に」。

 

談話室コーナー

自 転 車

南支部・有限会社 中島管工所

中島 秀雄

 

 もう7~8年にもなろうか、毎週土曜日の朝には、趣味のため通い続けている処があり、終点の栄バスターミナルから目的の場所に向けて雨でもない限りは人・人・人と自転車が交差する雑踏の中に歩を進めるのが常である。

 稽古場への道すがら繁く目にする事がある、人の行き交うゼブラゾーンの人波の間隙を縫うように脇を擦り抜けて走り去る傍若無人な自転車に腹の立つことしきり、無論自転車が乗り手もなく勝手に走る訳もなく怒りの鉾先は人間さまだ。自転車用の専用レーンが有るにも係わらず越境するのには、それなりの理由もみてとれた。本来自転車の通行区分内をご婦人の一団が横一列の姿だ。つまりは、自転車側にも歩行者の相方にも交通法規についての意識の稀薄さが窺い知ることが出来いささか悩んでしまう。

 自転車も人も決められた場所を通ればスムーズな流れとなるであろうに、故に接触事故に纏わる大小様様なニュースが近頃の新聞紙上で頓に見受ける所以でもあろうか。

 成人男子ならいざ知らず小人、婦女子や老人に至っては、咄嗟に自らの身を護ることは極めて難しいこと。バックミラーもサイドミラーの備えのない歩行者に対しては、ひたすら「歩行者優先」を、願い度いものだ。

 平成27年6月1日より都道府県の公安委員会の行う自転車運転者講習制度がスタート致しました。悪質な乗り手やら規則に無頓着さを重ねるとせっかくの手軽で便利此上ない自転車にすまない気分だ。5,700円を支払って講習会で3時間を費やすのか、夕飯時にでも家庭内で話題にするのも意味がありそう。

 小人の事故の発生の責任は当然のこと乍ら保護者へ付けが廻る、あってはならない事態に備えて保険への加入も安心料となるのでは。

 政令で定める危険行為14類型の内訳については、警察署にあります。念のため申し添えておきますが私は保険屋さんとは、無縁の者です、ご安心に。

消防常識コーナー

消 防 Q & A

名古屋市消防局OB 木野瀬 茂

 

消防用設備の指導要領16

 今月は、「乾式又は予作動式スプリンクラー設備」について説明します。

 乾式又は予作動式スプリンクラー設備は、配管内に水が充水されてなく作動時充水される方式であり、舞台その他貴重品など「水を放水」することで水損が大きい場所に設置するものです。

○ 乾式又は予作動式スプリンクラー設備

(1)設置場所

ア 乾式流水検知装置が設けられているスプリンクラー設備(以下「乾式スプリンク

 ラー設備」という。)は、スプリンクラー設備の配管等の凍結による被害の生ずる

 おそれがある場所に設置するものとする。

イ 予作動式流水検知装置が設けられているスプリンクラー設備(以下「予作動式ス

 プリンクラー設備」という。)は、ア及び宝石、毛皮、貴金属等を展示し又は販売

 する室、電子計算機室、通信機器室等万一誤って放水した場合に、特に著しい水損

 が生じる恐れがある場所に設置するものとする。

(2)加圧装置

ア 加圧装置には、専用のコンプレッサーを用いる方式とすること。

イ 加圧装置の能力は、乾式又は予作動式流水検知装置の二次側配管の圧力設定値ま

 で加圧するのに要する時間は、30分以内であること。

ウ 加圧装置の配管は、規則第14条第1項第10号に準じて設けること。

エ 加圧装置は、常用電源回路を専用とし、他の動力回路の故障により影響を受ける

 おそれがないこと。

オ 加圧装置は、容易に点検できる場所に設置すること。

(3)減圧警報装置

ア 加圧装置が運転不能となった場合又は加圧装置の圧力が当該規定圧力以下に低下

 した場合に警報を発すること。

イ 減圧警報装置は、防災センター等に警報及び表示することができるものであるこ

 と。

(4)感知部

ア 予作動式スプリンクラー設備に用いる感知部の種類は、自動火災報知設備の感知

 器のうちスプリンクラーヘッドの表示温度より低い温度で感知する定温式又は差動

 式の感知器とすること。

イ 感知器の設置は、規則第23条及び第24条に準ずること。

ウ 感知器が断線した場合に警報を発するものとし、警報装置は、防災センター等に

 警報及び表示ができるものであること。

(5)配管

ア 乾式又は予作動式の流水検知装置の二次側配管は、当該装置の作動試験に要する

 弁及び排水管を設けること。

イ 流水検知装置の二次側配管容積は、表-1によること。

    

  表-1

流水検知装置の配管内径(mm)

二次側の配管容積(リットル以下)

50

65

80

100

125

150

200

   70

  200

  400

  750

1,200

2,800

2,800

 

ウ 管及び管継手の材質及び防食措置は、規則第14条第1項第10号(口及びハを

 除く。)によること。

エ 配管10mにつき4cm以上の勾配をつけること。

オ 配管には有効に排水できる排水弁を設けること。

(6)スプリンクラーヘッド

 規則第13条の2第4項第1号トについて、上向きヘッドと同等の排水措置を講じたときは、下向きヘッドを使用することができること。

(7)その他

ア 乾式及び予作動式の流水検知装置の一時側配管が凍結の恐れがある場所に設置さ

 れる場合は、凍結防止の措置を行うこと。

イ 二次側に加圧しない方式の予作動式の流水検知装置は、逆止弁を設けて、当該逆

 止弁以降を(2)に準じて加圧すること。

ウ 乾式又は予作動式の流水検知装置を用いるスプリンクラー設備を設置する場合

 は、事前に予防部指導課長と協議すること。(名古屋市域の場合)

 

問題 乾式又は予作動式スプリンクラー設備についての指導要領で定めているところである

  が、間違っているのはどれか。

(1)加圧装置には、専用のコンプレッサーを用いる方式とすること。

(2)配管は、乾式であり凍結のおそれがないので排水弁を設ける必要はない。

(3)予作動式スプリンクラー設備に用いる感知部の種類は、自動火災報知設備の感知器の

  うちスプリンクラーヘッドの表示温度より低い温度で感知する定温式又は差動式の感知

  器とすること。

(4)乾式及び予作動式の流水検知装置の一時側配管が凍結の恐れがある場所に設置される

  場合は、凍結防止の措置を行うこと。

 

解答 (2)

 乾式及び予作動式の流水検知装置の一時側配管が凍結の恐れがある場所に設置される場合は、凍結防止の措置を行うこと。とされており(2)の答えは間違いです。

流水検知装置までは、充水されており、屋外等凍結するおそれがある場所には、凍結防止が必要です。

(1)、(3)、(4)は、いずれも指導基準で定められており、正しいです。

 

 以上、スプリンクラー設備のうち「乾式又は予作動式に関する基準」について説明しました。当然指導基準で示していることについても守らなければなりません。この通知は、名古屋市独自のものですが、法令で定められない基準について国が、このようにありたいという通知を示すことが多く、全国的に同じような内容になっていることを申し添えます。

 法令上困ったことがあれば、木野瀬 電話080-6947-5371までお尋ねください。後で、困ったことになってもいけませんので。

 

法律コーナー

リゾート地の分譲地管理委託契約

弁護士   松 永 辰 男

 

 日本経済の高度成長期においては、人々は豊かな生活を求め、それにこたえてリゾート地において別荘の分譲も盛んでした。ところが近年は経済が破綻し、別荘の管理費さえ支払うのに苦労するようになってしまったようです。しかし、別荘地を分譲した管理会社としては広大な別荘分譲地を管理する責任があり、管理費は増えるばかりです。仕方なく管理費を増額しようとしたところ、別荘地所有者からは値上げに反対され、それどころか管理契約を解除するとまで言われるようになってしまいました。そのことで裁判になり判決が出ました(平成26年12月26日東京地裁判決・判例時報2252号73頁)。

 昭和45年に設立されたA社は、分譲したリゾート地の別荘地を管理するために、各別荘地所有者らとの間で管理委託契約を結び管理してきました。管理の内容は、別荘地内に設置した道路、側溝、公園、上下水道、電気設備等の維持管理や別荘地内のパトロール等一般の地域における行政のやるようなことをすべてとり行うといっても過言でないのです。因みに、その維持管理費は平成18年度では2億8000万円余、平成19年、20年度は1億9000万円余でありA社が設定した維持管理費は年間2億1000万円となっており、現実に要した費用と大差がないものでした。そこでA社は平成20年度からの管理費を増額し、分譲地所有者らに請求しました。しかし、一部の分譲地所有者らは値上げに反対しました。理由は、公租公課は地域の自治体に支払っており、その税金で管理されるべきであること、物価の上昇に連動していないなどと言い、更には、管理委託契約を解除するとまでいいました。

 そこで裁判所は、管理費の増額は一般の賃料増額とは異なり、別荘地内全体の安全や秩序、道路、上下水道、電灯、側溝等の維持管理、各自の別荘の鍵の管理等別荘地内の生活の安定のためになされる自治体の行うような広範用なものである限り、それを各別荘地所有者らに公平な負担を求める限りにおいてはA社の請求金額は適正であるとしました。

 次に契約解除の件ですが、この管理委託契約は確かに分譲地所有者ら各自とA社の間で個別になされていますが、A社としては別荘地全体の利益のために貢献しなければならない立場にあり、他方分譲地所有者としても、A社により別荘地全体の施設の維持管理をしてもらうことにより、所有している別荘地を利用できるのであって、相互依存の関係にあるのだから、たしかに委任契約はいつでも解約できて、それに基づく損害があれば、その損害を賠償すれば足りるということになっているが、A社が被る不利益が損害賠償では賄いきれないほどに大きいときは、別荘地所有者からの一方的な解除や解約はできない旨の暗黙の合意ができているのだと判断しました。別荘地も大変なことです。

木祖村コーナー

ふるさと とうもろこし便

木曽川源流・産地直送!

とうもろこし

 ふるさと便

 

 木曽川の水源地域である長野県木祖村は人口3,090人の小さな山村です。

平成8年、木祖村に完成した味噌川ダムと豊かな森林が、中京圏に安定した水を供給しています。木祖村に薮原地域自治協議会が発足し、村民自ら参加し自立の村づくりに日々活躍しています。村おこし事業の一環として「とうもろこしふるさと便」を本年も企画いたしました。

 標高1000mのさわやかな気候で育った甘いとうもろこしで、ふるさとの秋を思い出していただくとともに、木祖村を第2のふるさとにしていただければ幸いです。

長野県木曽郡木祖村薮原  薮原地域自治協議会

編集後記

編 集 後 記

 6月7日の日曜日に、千種区にある名古屋市上下水道局の鍋屋上野浄水場で水フェスタが行われました。毎年、6月1日から7日までの水道週間では全国各地で水道のPRのために様々な行事が行われます。名古屋市でもこの期間の日曜日に水フェスタと銘打ち、鍋屋上野浄水場を会場として、普段は入ることのできない浄水場の見学ツアーをはじめ木曽三川流域の地元の方による太鼓演奏や演舞の披露、特産物の販売など盛りだくさんの内容の催し物が行われます。子供さんを対象としたゲームなどもあり、テレビでおなじみのキャラクターも登場します。今年は、仮面ライダー鎧武のショーがありました。

 主催者は名古屋市上下水道局ですが、名水協は名古屋上下水道総合サービス株式会社とともに協賛として参加しています。例年、名水協は水道に関する相談コーナーの開設と青年部の協力による子供さんの配管工作、輪投げなどを行っておりますが、今年は入場された方全員に名水協の名入りタオルを配布し、PRをより一層充実させることとしました。

 上下水道局によれば今年は全体の内容を見直して簡素化したとのことですが、天候にも恵まれ、鍋屋上野浄水場に6,500人と多くの方がおいでになりました。青年部のコーナーでは多くの子供さんが工作に熱心に取組んでいました。また、木曽三川流域の物産品販売ブースも大賑わいで、コロッケやみたらし団子などを多くの方が買い求めておられました。

 自分たちの団体、会社を多くの方に様々な機会をとらえてPRすることは、今の時代、大切なことと思います。上下水道局も日頃からのお客さまへのPRに加えて、水フェスタなどの大規模な催しを行っています。PRの重要性は名水協も同じです。名水協はこの水フェスタへの参加のほか、秋には緑区にある上下水道局鳴海配水場で行われるエコ市へも毎年参加しています。また、防災訓練への参加も名水協のPRに大いに役立っていると思います。

 地域に根差した信用と高い技術力を持った工事店の集まりである名水協のPRがそれぞれの工事店のPRにつながります。名水協ではそのためにそろいのベストを作成しました。毎日お忙しいところ大変恐縮ですが、地域の防災訓練にはベストを着用して参加し、PRを大いにしていただきますようご理解、ご協力の程この場をお借りしてお願い申し上げます。

(A・B)

 

 

 

 組合だより No.539(平成27年7月号)―――――――――― 

 

シャッチーくん

      

    ● 発 行 名古屋市指定水道工事店協同組合
            理事長  穂 刈 泰 男

 

    編 集 名古屋市指定水道工事店協同組合
           広 報 技 能 委 員 会
             名古屋市中区丸の内三丁目14番11号
             TEL (052)951−3240
             FAX (052)951−8883