『べんがらの街』第29回フォトコンテスト優秀 撮影:安井水道工業所 安井 健治 氏
史跡散策路
荒 子 観 音
高橋 宏章 氏 (㈲佐治施設工業)
浄海山円龍院観音寺、天台宗系単立寺院。本尊は聖観世音菩薩。天平元年(729年)泰澄大師の自作といわれ、当初は一山十二坊を数えたという一大霊場であったが、その後衰退した。しかし、永禄年間(1558年~1570年)全運上人が再興し、天正4年(1576年)加賀百万石の藩祖である荒子城主前田利家が修造した。その後幾度か改修され、江戸時代から尾張四観音の一つとして栄えている。現在でも、節分には大勢の老若男女でにぎわっている。境内には、建立年は不詳だが、天文5 年(1536年)に再建された多宝塔がある。これは、市内最古の木造建築物で、室町時代の建築様式をよく表しており、国の重要文化財に指定されている。また、同寺には円空上人作のナタ彫り仏像が1250体余り残されており、毎月第2土曜日午後1時から4時まで拝観できる。
会議コーナー
定 例 理 事 会
理事会風景(総務委員会)
理事会風景(広報技能委員会)
1.開催日時 8月5日(水)
午後3時
1.開催場所 水 道 会 館
1.理事定数 17名
1.出席理事 17名
お知らせコーナー
ブロック所長会議への出席
名水協の各区支部長が上下水道局のブロック所長会議に出席しました。ブロック所長会議は、局の4つ(=東部、北部、西部、南部)の管路センターごとに、担当区域を所管する管路センター及び営業所の幹部職員を構成メンバーとして毎年開催されており、この会議に支部長が出席するのは今年で3回目となります。
今回は局と組合の防災連携のあり方等が討議課題となり、組合としては営業所の下で支部が一体となって活動することになるので、支部全体と連携を密にするため局側(営業所長等)と支部員全員とのコミュニケーションが図られるような方策を検討してもらうよう要請しました。 (例:支部総会への出席、営業所主催の仮設給水栓設置訓練の実施等)
また、仮設給水栓の寄託数や配属方法等についても議論されました。
ブロック | 開催日 | 局 公 所 (担当区) |
東部 | 8/3 | 東部管路センター、 千種営業所(千種、名東)、 中営業所(東、中)、守山営業所(守山) |
北部 | 5/21 | 北部管路センター、 北営業所(北、西)、 中村営業所(中村) |
西部 | 5/26 | 西部管路センター、 中川営業所(熱田、中川)、 港営業所(港、南) |
南部 | 6/10 | 南部管路センター、 瑞穂営業所(昭和、瑞穂、 天白)、緑営業所(緑) |
お知らせコーナー
第30回フォトコンテスト
恒例となりました、フォトコンテストを実施しますので、どしどしご応募ください。
内 容 組合だよりの表紙を飾るにふさわしい写真をお待ちいたしております。
また、どのような想い出か一言添えてご応募下さい。
作 品 カラー2L版(横撮り)
応募方法 右上の【詳細】の応募用紙を印刷して必要事項を記入の上、
写真を添えて提出して下さい。(郵送可)
メールでも応募を受け付けさせていただきます。
※応募用紙を保存して必要事項を入力し写真を添付して、
件名に【フォトコンテスト】と記入して送信して下さい。
メールアドレス:[email protected]
締 切 平成28年1月15日(金)到着分まで
発 表 組合だより平成28年3月号
審 査 広報技能委員会において審査決定いたします。
賞 金 最優秀 3万円 1作 優 秀 1万円 1作
委員長賞 1万円 1作 入 賞 5千円 9作
参加賞 QUOカード 500円分
※入賞基準を一人1作とさせていただきます。尚作品は一人で多数応募して
いただくことは可能です。
応募いただいた作品は組合だより表紙等に使用します。ネガ、データを
お借りする場合があります。応募作品の版権は組合に帰属します。
応募作品は返却いたしませんのでご了承ください。
皆様の力作をお待ちしております。
担 当 山 口
青年部会コーナー
第113回定期夜間勉強会
開催日 7月15日(水)
参加数 53名
技能開発部会・青年部会共催
今月の夜間勉強会は「過去の事故例から学習しよう!」と言うテーマで行いました。水道工事店にとって大きな悩みの一つでもある漏水事故、労災事故、交通事故など様々な事例を通じてどうしたら少しでも事故が減るのか?について分かりやすく㈱クリアーエージェンシーの田中さんよりお話をして頂きました。
中には生々しい写真が付いていたり、文面や事故処理にかかった金額など興味深い話もあり、参加者の皆さんは真剣なまなざしで聴き入っていました。事故を起こした事のある人ならよくわかると思いますが、まずは何を先にやるのかなど具体的な行動なども教えて頂き、とても有意義な時間だったと思います。講演が終わると皆、少し暗い顔になってしまいましたが、それが僕たちの仕事の一面でもあります。人のふり見てわがふり直せと肝に銘じて、また明日から頑張っていきましょう。
青年部会 熱田支部 板倉弘法
勉強会風景
講師の㈱クリアエージェンシー 田中康幸氏
特別寄稿コーナー
夏の暑さと水道の思い出
名古屋市上下水道局 経営本部 営業部
中村営業所 所長 星野 悟朗
組合員の皆様におかれましては、日頃より本市上下水道事業にご協力を賜り感謝申し上げます。
冒頭からお恥ずかしいことですが、当中村営業所では、冷房が故障により7月に3週間にわたり使えない、という非常事態となり、ご来所のお客さまや職員の皆さんに大変な不便をかけてしまいました。この原稿を書いている7月末には復旧しており、ようやく一息つけたところです。自分自身、冷房のない状態はかなりきつく感じたのですが、子供のころは自宅にも冷房などはなく、いったいあのころ(30年から40年前)どうやって過ごしていたのだろう、よく平気だったなあとふと考えました。
といっても、世の中に冷房がなかったわけではなく、小学校の通学の時には、銀行や郵便局に寄り道するのが日課になっていました。冷房が効いており、かつウォーターサーバーが置いてあったため冷たい水で喉を潤すことができました。今思えば、「冷房がある」こと自体が客寄せになっていた時代だったのでしょう。もっとも我々のような子供はお客でも何でもないのですが、毎日のように水を飲みに寄っても職員の方からは一度も怒られた記憶がありません。田舎のせいかのどかなものでした。
こう見えても野球少年であった私は、夏も朝から晩までボールを追いかける日々を過ごしていましたが、当時は練習中に水分を摂ることは一切禁止されていました。「水を飲むと体がだるくなる、バテる」という理由だったと思いますが、今思えば非常識も甚だしいことですね。(「非常識」といえば、当時は練習メニューにうさぎ跳びがありました。)練習後に水道の蛇口からがぶ飲みする水が本当においしかったのですが、寂しいことに、この「水道水を飲む文化」も廃れつつあるのかもしれません。
こうして思い出してみると、単に子供のころは今と違って元気だったというだけかもしれませんが、今より少しだけ夏の暑さを楽しめていたのかな、という気がします。(もちろん夏休みであったことも大きいのですが。)
最後になりますが、昨年は水道100周年でしたが、水道100年の歴史の中でもユニークなこととして、戦前・戦後の一時期プール事業と製氷事業に携わっていたことがあるそうです。(「水道100年史」にも記載されている有名なお話ですが・・・)。当時の先輩方は慣れないサイドビジネスに携わるご苦労があったかもしれませんが、それこそ冷房もない時代に、市民に涼しさを提供する事業はちょっと楽しげではあります。
9月号の話題としては、時期がずれており恐縮に思いながらここまで筆を進めてきましたが、最近では9月になっても残暑が続くことも多くなっています。組合員の皆様にもご自愛いただくとともに残り少ない夏を楽しんでいただけたら幸いです。
特別寄稿コーナー
水道水の安心・安全シリーズ(第3回)
『 小学校直結給水の取り組み 』
(名古屋市上下水道局 営業部 給排水設備課)
名古屋市上下水道局では、次代を担う子どもたちが安心してなごやの水道水を飲むことができるように、小学校と連携して様々な事業を実施しています。ここでは、その一例を紹介します。
①小学校直結給水の施策
小学校における3階以上の直結給水は、平成14年度に試行実施したのが始まりです。その後、平成15年9月に「小中高等学校等の直結給水化にかかわる特例措置」を、平成25年4月には「小中高等学校及び子どもが使用する施設の直結給水化にかかわる特例措置」を設け、直圧給水(3~5階)及び直結加圧給水が実施可能となりました。集合住宅等の3階直圧給水を開始したのが平成2年10月、5階直圧給水と直結加圧給水は平成10年4月ですので、少し遅れて実施したことになります。ちなみに、小中高等学校及び子どもが使用する施設の場合、直圧給水であればメータ口径の制約を受けません(もちろん、事前協議が必要ですが)。
②直結給水化モデル事業
平成20年度から平成22年度にかけて、上下水道局の費用負担で各行政区1校ずつ、計16校の小学校で直結給水化を実施しました。また、モデル事業の実施後、児童にアンケートを実施し、多くの児童(約44%)から水道水がおいしくなったと言ってもらえました。この結果から、小学校の直結給水化は有効であったと言えると思います。
③じゃ口ハンドルの取り替え
写真 取り替え実施後のじゃ口 |
平成24年度から平成26年度にかけて、市立小学校の校庭水飲み場のじゃ口ハンドルを親しみの持てるデザインのものに取替えるとともに、直結のじゃ口であることを明示する「直結じゃ口シール」を貼りました(写真参照)。これは、直結化されているじゃ口を明示し、子どもたちに安心してなごやの水道水を飲んでもらうことを目的としています。市立小学校に通うお子様がいらっしゃる方は、じゃ口ハンドルの取替えを知っているかをお子様に聞いてみてはいかがでしょうか?
この他にも、局職員が小学校を訪問して水道・下水道について講義や実験を行う訪問授業など、様々な事業を実施しています。子どもたちの水道水離れが叫ばれる中ではありますが、今後も、教育委員会と連携して小学校の直結給水化等を推奨していきたいと考えています。
筆の泉コーナー
100km14時間!
名古屋市上下水道局 計画部 水道計画課
技 師 服部 克彦
「ナイスラン!」「おかえり~」
早朝から始まり日が落ちた後も、沿道から続く応援には手を振って応え、走る力に変えます。中にはゼッケン番号から調べて名前を呼んでくれるおばちゃんもいて、そんな時はとても嬉しい気持ちになります。
特に私の一番のお気に入りである飛騨高山ウルトラマラソンは、ゴールで高山市長が完走者全員を迎えてくれます。握手しながら声をかけてくれ、市長の人柄が伝わり感激する瞬間です。
100kmを走るウルトラマラソンは地方の町おこしで始まったところが多く、途中何か所もある休憩所では、それぞれの地区の特産品が用意されており、それを食べるのも楽しみの1つとなっています。
朝5時のスタートから夕方7時のゴールまで走り続けられるわけもなく、上り坂はひたすら早歩き、平地と下りはできるだけ走り、途中に数か所ある関門も余裕は少なく、ゴールの制限時間を目一杯使って完走を目指します。早いランナーには決して分からないぎりぎり間に合うかどうかのスリルを味わいながらの完走には、格別な思いがあります。
ジョギングを始めたのは今から10年ほど前、腰痛に悩まされていた時にリハビリを兼ねてフィットネスクラブに入ったのがきっかけです。
数年がたち、ウルトラマラソン大好きなヨガのインストラクターに出会い、勧められるがままこの世界に入っていました。
練習は毎週日曜日、仲間とおしゃべりしながら約2時間、部活で無理やり走らされた遠い過去の思い出が嘘だったかのように、すがすがしい気分になれます。
100km走ると身体へのダメージもかなりのものなので、健康的なのかどうかもはや不明です。ゴール直後は「もう二度と走らない」と毎回思うのですが、地元の方々のふれ合いなど、楽しいことばかりが思い出され、しばらくすると次の大会を探している自分がいて、当分止められそうにありません。
みなさんもいかが?
談話室コーナー
時代と移り変わりの速さ
緑支部・有限会社 有松水道工業
髙林 宏充
こんな時に生まれました。
戦前生まれで、今思えば戦後何もないその時、井戸水を「桶に竹竿を括り」汲み上げ、一部の家には手汲みポンプ、押し上げポンプがあり、我が家ではブリキバケツに入れ運び、風呂桶に入れ、当時の「五右衛門風呂」です。土間の隅に有り沸かすには、山畑に行き、小枝や松葉を熊手で掻き集めて、砂利道を大八車で家まで運び、麦わら等に火を付け薪が燃えだして時間がかかり遊びに夢中で、今考えると危ない怖い時を過した。沸きあがったかなとふたを開け、手を入れると熱い、風呂に入ると底は冷たい、かき混ぜ、まだまだ冷たく冬はとても寒かった憶えが未だに覚えています。周りは薄ぐらい電燈が1~2ヶ所でした。浮板の中心に片足を乗せ、体重を少しずつ移動し沈めて胡座をかき、子供の肩位まで湯が有り、静かに入りました。親の手伝いをした思い出があります。
その当時、夕暮れ近くになるとどの家からも煙突から煙が上り、空を見るとカラスやトンビが山の方へ群れを組み、のどかな風景が残り夕時を知らせ、一段落して近所の人達が集まり、夕涼みを縁側等で世間話が弾みました。朝早く鶏がコケコッコー・・・・・・・と朝を知らせます。田舎での1日が始まります。
私の子供の頃「親の時代は大変な時で」何も考えずこの様なのんびりした日々でした。
そして戦後20年を過ぎようとして、少年期には叔父が井戸堀、ポンプなどの仕事を行って田舎から出てきました。
伊勢湾台風後頃に市に編入し、名古屋市水道局の指導を受け配管、責任技術などを学び、仕事をさせて頂き有難く感謝しています。鉛管、土管の時代から、時で云えれば私達の伊勢湾台風を境に大きく様変わりし、その後日本で新幹線「東京~大阪」高速道路「名神高速」が工事中で昭和39年に東京オリンピック開催、新幹線、名神高速 東京では首都高速が開通 日本の夜明けだ・・・そして白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫その後自動車産業が量産の高度成長期時代へと進み、工場では排水汚染、公害の時期で、それから一般家庭排水「浄化槽 雑排水」を公共下水道にと切り替えの時代に入り又区画整備で環境、衛生「溜め池や河川も私達の目に見える程」蚊、ハエ、悪臭など本当に奇麗になりました。これなら子供、孫 その先迄も安心です。
とても変化の有る時代を暮れて参り、戦後70年、緑区有松も災害が少なく、暮しており健康で何より有難く思っています。今は人生80年の時代が到来「ボケや痴ほう症 老人の時代に突入」緑区でも転ばぬ先の杖と申しますが、色々と健康運動を推薦して頂き人生一度もやった事の無いダンス教室に入り、毎週いろんな職業の方々、同年配方と手足脳運動、ルンバ、ジルバ 色々のパターンをこなし、ボケない様に努力にまい進しています。
皆様はどの様な健康法でお過ごしですか・・・ 「急ぐ、慌てる」が怪我のもとです。生きて居る限り人それぞれの楽しみ。
消防常識コーナー
消 防 Q & A
名古屋市消防局OB 木野瀬 茂
消防用設備の指導要領18
今月は、災害弱者施設の痛ましい火災が相次いでいることからこれら施設に設けることができる簡易なスプリンクラー設備として「特定施設水道連結型スプリンクラー設備」の基準が示されましたので、その基準について説明します。
1 特定施設水道連結型スプリンクラー設備
(1)性能は、次表によること。
備考 1:最大放水区域のヘッド個数は、当該個数が4以上の場合は4とすること。
2:使用するヘッドは、防火対象物またはその部分の床面から天井までの高さに応じ、小区画型ヘッド(水道連結型ヘッドに限る)、開放型スプリンクラーヘッド又は放水型ヘッド等とし、規則第13条の5第1項及び第2項によること。
3:放水型ヘッド等を用いる場合は、表によらず規則第13条の4第3項、同第13条の6第1項第5号及び第2項第5号並びに同第14条第2項によること。
(2)加圧送水装置((10)イの増圧用装置を除く。)は、第1屋内消火栓設備2(1)、(2)、(5)及び(7)に準ずるほか、前記2(1)、(2)イ及び(3)によること。
(3)配管は、規則第14条第1項第10号によるほか、「特定施設水道連結型スプリンクラー設備に係る配管、管継手及びバルブ類の基準」(平成20年消防庁告示第27号)に適合するものを使用すること。
(4)小区画型ヘッドは、前記5(2)イ及びウによること。なお、小区画型ヘッドのうち水道連結型ヘッドを使用すること。
(5)開放型スプリンクラーヘッドは、前記6(1)イ及び(2)によること。なお、平成21年12月現在において、特定施設水道連結型スプリンクラー設備に使用することができる開放型スプリンクラーヘッドは開発されていない。
(6)放水型ヘッド等は、前記7によること。
(7)起動装置は、規則第14条第1項第8号によること。
(8)放水圧力が1MPaを超えないための措置(放水型ヘッド等を除く。)は、前記12によること。
(9)表示は、前記13(3)(非常電源の種別を除く。)及び同(4)によること。
(10)その他
「消防法施行令の一部を改正する政令等の運用について」(平成21年5月15日付け、21消指第51号。以下「51号通知」という。)によるほか、次によること。
ア 51号通知の別添の別紙に掲げる特定施設水道連結型スプリンクラー設備の各給水方式(No.1からNo.7までをいう。以下「各給水方式」という。)のうち、No.3の方式(直結式、直結増圧式・高架水槽式)については、当市の取り扱いにより認められない方式であること。
イ 各給水方式のうち、No.1からNo.6までの方式に用いられる常用の給水装置における増圧用装置(ブースターポンプ等)は、特定施設水道連結型スプリンクラー設備の加圧装置が該当しないものであること。
以上、今回は、スプリンクラー設備で、全く異なった方法を認めた一方式です。今後このような方式を認めていくものと思います。
問題 特定施設水道連結型スプリンクラー設備について、間違っているのはどれか。
(1)ポンプ吐出量は最大放水区域のヘッド個数×35ℓ/分以上であること。(壁天井の仕上げが準不燃材料以上)
(2)最大放水区域のヘッド個数は、当該個数が4以上の場合は4とすること。
(3)必要水源水量は1.2立方メートル(壁天井の仕上げが準不燃材料以上)
(4)放水圧力が1MPaを超えないための措置(放水型ヘッド等を除く。)を講ずること。
解答(1)
(1)は、最大放水区域のヘッド個数 20ℓ/分以上とされており間違いです。
(2)、(3)、(4)はいずれも定められており正しいです。
以上、スプリンクラー設備のうち「特定施設水道連結型スプリンクラー設備」について説明しました。災害弱者施設に設けるスプリンクラー設備で、人がホース等を延ばして放水するものでなく、自動的に消火するものです。この通知は、名古屋市独自のものですが、法令で定められない基準について国が、このようにありたいという通知を示すことが多く、全国的に同じような内容になっていることを申し添えます。
法令上困ったことがあれば、木野瀬 電話080-6947-5371までお尋ねください。後で、困ったことになってもいけませんので。
法律コーナー
特定B型肝炎ウイルス感染者の救済
弁護士 松 永 辰 男
昭和23年7月1日から昭和63年1月27日までの間に行われた集団予防接種等(予防接種及びツベルクリン反応検査)の実施に際し、注射器等の連続使用が行われたことによりB型肝炎ウイルスに感染した特定の人に対する救済をすることが全国B型肝炎訴訟原告団・同弁護団と厚労省との間で平成23年6月28日に合意が成立しています。
救済の対象となるB型肝炎感染者は、一次感染者と二次感染者でして、一次感染者とは、上記の予防接種を受けてB型肝炎に感染した人であり、二次感染者とは、上記の予防接種によりB型肝炎に感染した母親からの感染者です。
一次感染者の対象となる人は昭和16年7月2日から昭和63年1月27日までに生まれた人でして(二次感染者の母親も同じですが)、しかも、昭和23年7月1日から昭和63年1月27日までの間に集団予防接種等を受けた人です。一次感染者として請求するためには、B型肝炎ウイルスに6ヶ月以上持続して感染している事実、満7才になるまでに集団予防接種等を受けていること、集団予防接種等における注射器の連続使用があったこと(この事実は、昭和23年7月1日から昭和63年1月27日までに集団予防接種を受けていることが、母子健康手帳、予防接種台帳、接種痕、近親の方の陳述書等があれば推定されます。)、母子感染でないこと、その他集団予防接種等以外の感染原因がないこと(これは医師の作成したカルテにより証明されます。)の五つの要件があれば請求できます。
次は二次感染者に対する救済ですが、これは母親からのB型肝炎の感染です。この請求ができるためには、母親が一次感染者として請求できる立場であったことを証明すること、母親から感染した子が6ヶ月以上持続して感染していること、母子感染であることが医学的に証明されることです。血液検査結果により証明されることになります。次はB型肝炎の病気の種類と救済金額ですが、死亡、肝がん、肝硬変(重度)、肝硬変(軽度)、慢性肝炎、無症候性キャリアに分類しています。次は給付金ですが、死亡、肝がん、肝硬変(重度)は3600万円、肝硬変(軽度)は2500万円、慢性肝炎は1250万円、無症候性キャリアは50万円+定期検査費の支給等として政策対応しています。なお、この請求の訴訟手続きは平成29年1月12日までとされています。
木祖村コーナー
秋の木祖村イベント☆皇女和宮☆日曜画家
中山道の薮原宿・奈良井宿で
『皇女和宮御下向行列』
再現イベントが開催されます!
幕末の激動期、開国派・尊皇攘夷派と揺れる国内、公武一和のもと仁孝天皇の皇女・和宮の14代将軍徳川家茂への降嫁が決まりました。文久元年(1861)旧暦10月20日に京都を出発した行列は中山道を一路江戸へ。
総勢8万人ともいわれる空前絶後の大行列だったといわれます。この皇女和宮のお輿入れの様子を再現する「皇女和宮御下向行列」を開催いたします。
ぜひ皆さま当時の様子をご覧にお出かけください!!
10月18日 午前: 薮原宿 / 午後: 奈良井宿
☆皇女和宮役・行列参加者の募集も行います☆
応募受付期間:平成27年9月4日(金)まで。
詳しくは街道交流事業実行委員会事務局まで。
TEL:0263-54-2001/FAX:0264-52-1548
第29回 全国日曜画家中部日本展
全国日曜画家中部日本展が今年も木祖村で開催。
画業に従事しない日曜画家が対象で、高校生以下のご応募は無料となります。詳しい内容についてはやぶはら高原イベント実行委員会にお問合せください。
皆さまのご応募お待ちしております。
【応募・搬入】8月24日(月)~9月4日(金)
※今大会は、申し込みと作品搬入を同時に受付します。
事前申込は行いません。
【表彰式】 10月10日(土)午後2時~
【中部日本展会期】 10月10日(土)~10月18日(日)
審査員の先生によるギャラリートークを10月10日(土)午後1時~午後2時に開催します。こちらもぜひご参加ください!
「ゆるキャラ(R)グランプリ」に木祖村の源気くんもエントリー☆
たとえグランプリにならなくとも、地域のスターとして頑張るゆるキャラ達のお祭りが「ゆるキャラ(R)グランプリ」です。木祖村のイメージキャラクター、「源流の源気くん」もエントリーしています!!お一人につき、1日1回投票が可能です。ぜひ源気くんも応援してくださいね!!
(投票は11月16日 18:00までです)
投票はこちらから→ http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00000692
公式HPはこちらです→ http://www.yurugp.jp/
編集後記
編 集 後 記
名古屋市上下水道局では管路センターとその所管区域にある営業所の管理職職員による連絡会議、いわゆるブロック会議が定期的に開催されています。わが名水協は、その会議のうち主として年度初めの会議に関係支部長出席のもと様々な意見交換をさせていただいています。今年度も5月から8月にかけ市内4管路センターごとで開催されたブロック会議に参加させていただきました。
今年3月に、上下水道局長と名水協理事長との連名で各区長に「災害対策に係る協力体制について」のお願いをしました。ブロック会議では、各支部長からこのお願いに基づいて各区で行われた水防訓練や学区ごとに開催された防災訓練への参加などの活動状況を報告したうえで様々な意見交換を行いました。また、防災に対する局の考え方や他都市での課題などを聞かせていただくことができ、大変有意義なものとなりました。
さらには、屋内給水装置の修繕体制について、局と工事店との連携や役割分担についても話題が広がるなど防災以外のお互いが共通する課題についても議論することができました。
名水協と局との定期的会議としては、給排水設備課の方との間でどちらかといえば屋内の上下水道に関する専門的な課題についての年1回の連絡会議があります。これに対してブロック会議は管路センターや営業所の方との会議であり、幅広い内容のものです。
これまでの名水協と局との関係では、工事店の業務の主体である屋内の上下水道工事に係るところでのつながりが中心でしたが、今後、地下式給水栓の点検清掃業務を通じて管路センターとの関係も生じてくるなど幅広くなりつつあります。したがって、このブロック会議と連絡会議の二つで議論を深めることにより、これからの上下水道局との関係がより一層緊密になるのではないかと思われます。
今回の会議で特に印象的だったのは、「こうした意見交換は継続性が大切」、「有事の際の活動の成否は平常時の良好な連携があればこそ」との意見が局の方から出たことでした。
指定工事店としての日常業務をしっかり行うとともに防災訓練などを局と連携しながら行って地元へ貢献するという地道な活動が、地域に根差した組合所属の工事店としての評価をあげることとなり明日へとつながることをご理解くださるようお願い申し上げます。
(A.B)
■ 組合だより No.541(平成27年9月号)――――――――――
● 発 行 名古屋市指定水道工事店協同組合
理事長 穂 刈 泰 男
● 編 集 名古屋市指定水道工事店協同組合
広 報 技 能 委 員 会
名古屋市中区丸の内三丁目14番11号
TEL (052)951−3240
FAX (052)951−8883