『薄(ススキ)』第29回フォトコンテスト優秀 撮影:㈱名古屋施設 鬼頭 舞 氏

『薄(ススキ)』第29回フォトコンテスト優秀 撮影:㈱名古屋施設 鬼頭 舞 氏

史跡散策路

名 古 屋 城 正 門

山口 雄一郎 氏(水道組合)
山口 雄一郎 氏(水道組合)

 ここは昔、三之丸から西之丸へ通じるところだった。西之丸榎多御門があったが、明治24年の濃尾地震で破損した。明治43年、旧江戸城蓮池御門を移築し国宝に指定されていたが、戦災で焼失した。両脇櫓台の石塁を残すのみだったが、昭和34年、天守閣と共に鉄筋コンクリート造りで原形どおり再建された。

会議コーナー

定 例 理 事 会

理事会風景(三役)
理事会風景(三役)

理事会風景(資材委員会)
理事会風景(資材委員会)

1.開催日時   9月2日(水)

           午後3時

 

1.開催場所   水 道 会 館

 

1.理事定数   17名

 

1.出席理事   17名

お知らせコーナー

各区総合防災訓練への参加

◎ 各区総合防災訓練に名水協として初めて参加しました

 9月6日(日)午前に平成27年度なごや市民総ぐるみ防災訓練が行われ、市内各区では『区総合防災訓練』が実施されました。そして名水協としては今回初めて、各支部から全16区の訓練に参加・協力しました。

 当日は朝からが降り出す悪天候となりましたが、各区の訓練会場では、地震災害を想定した避難訓練、応急手当訓練、避難所の運営訓練などが行われ、名水協は上下水道局と協力して地下式給水栓操作訓練や仮設給水栓設置訓練等に従事しました。参加工事店数及び参加人数は全体で57社、60名でした。

 なお、中区の訓練会場ではTV局の取材もあり、訓練の様子が夕方のニュースで放送されました。

 

≪総合防災訓練の参加状況≫

行政区

訓練会場

参加工事

店数

参加人数

訓練従事内容

千種

星ヶ丘小学校

  3 

   3 

地下式給水栓操作、仮設給水栓設置

栄公園

東桜小学校

5

5

地下式給水栓操作、仮設給水栓設置

楠中学校

3

3

地下式給水栓操作、給水タンク車

から受水

西

平田小学校

3

3

地下式給水栓操作

中村

諏訪小学校

2

2

地下式給水栓操作、仮設給水栓設置

平和小学校

4

4

地下式給水栓操作、仮設給水栓設置給水タンク車から受水

昭和

滝川小学校

2

2

地下式給水栓操作

瑞穂

穂波小学校

3

3

地下式給水栓操作

熱田

千年小学校

3

3

地下式給水栓操作、仮設給水栓設置給水タンク車から受水

中川

戸田小学校

3

3

地下式給水栓操作、仮設給水栓設置

東港中学校

11

13

地下式給水栓操作、仮設給水栓設置

星崎小学校

3

3

地下式給水栓操作、仮設給水栓設置

守山

吉根小学校

3

3

地下式給水栓操作

桶狭間小学校

5

5

地下式給水栓操作

名東

梅森坂小学校

3

3

地下式給水栓操作、給水タンク車

から受水

天白

大坪小学校

1

2

地下式給水栓操作

合計

 

  57

  60

 

 

穂刈理事長の談話】

 9月4日・6日と局そして区の防災訓練が行われ、多くの組合員の方にご参加いただきありがとうございました。特に6日の区主催の防災訓練は初めての参加で、しかも悪天候の中大変でしたが、それぞれが一生懸命やっていただき一定の役割を果たすことができました。

 区主催の防災訓練へは、16支部全部がそれぞれの区の訓練に参加しましたが、こうした局・市・区・地元との防災関係の連携協力の強化は、地域で活動する組合員で構成される名水協としてその存在意義を確固たるものにすると考えます。このような官民一体となった訓練に参加することは、局からの信頼も一層高まり、市民・区民の皆さんに頼られる存在として知名度も広がり、営業力の向上にもつながるものだと思います。

 今後、仮設給水栓の管理、学区活動への参加等新しい取組みも予定されていますので、16支部それぞれの事情があることは承知していますが、できうる限りのご協力をお願いいたします。

 なお、訓練の後、局長はじめ局幹部と意見交換する場があり、その席上、16区全ての区の防災訓練に参加したことについて局からは大変感謝され、画期的な取組みであるとも評価されました。そして、今後も防災関係については局の事情(職員数の減少、公所の統合等)も勘案し、いざという時に備えて、名水協には一層の連携協力をお願いしたい旨の話がありましたのでよろしくお願いいたします。

 

   

   

   

   

    

     

 

 

 

     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

◎ 上下水道局合同防災訓練への参加

   日 時:9月4日(金)午前

   場 所:技術教育センター、中川西応急給水センター

   参加者:港支部14社、16名

   訓 練:地下式給水栓操作、仮設給水栓設置、1t給水タンクへの注水、

             応急給水・運搬

 

    

 

 

◎ あま市総合防災訓練への参加

    日 時:8月23日(日)午前

    場 所:甚目寺中学校

    参加者:中村支部2社、2名

    訓 練:4栓式仮設給水栓設置、5ℓポリタンクへの給水・運搬

 

   

青年部会コーナー

全管連青年部協議会 第19回通常総会

 8月1日に全国管工事業協同組合連合会青年部協議会第19回通常総会に参加しました。今回は名水協青年部会から出向している中島全管連会長退任の総会だったので、名水協青年部会からは8名での参加となりました。

 小牧空港より青森に向かいました。名古屋では小雨でしたが青森に到着すると名古屋とは全く違い、カラッとした気持ちの良い天気で総会会場に向かうことができました。到着すると献血会場があり、名水協のメンバー全員で献血をすませて総会に参加しました。全国より約300名が参加しており、盛大な総会が始まりました。中島会長の挨拶から始まり、1号議案、2号議案そして3号議案、役員改選の件で中島会長が退任し、秋山新会長(前副会長、岡山市管工設備協同組合青年部)が就任されました。新体制での残りの議案も滞りなく可決承認され、無事総会を終えました。

  総会後の、研修会では元日本女子ソフトボール監督の斉藤春香様のすばらしい講演も聞く事が出来ました。そして懇親会の時間となり、中島前会長の最後の挨拶を聞き、壇上全管連のメンバーに胴上げされている姿を見て、2期4年間本当にお疲れ様でしたという気持ちで一杯になりました。

  全管連青年部の皆様には、ねぶた祭参加企画などいろいろ計画を立てて頂き、素晴らしい総会に参加する事ができました。中島前会長おつかれさまでした。

 

青年部会 熱田支部 水谷弥仁

青年部会コーナー

第114回定期勉強会

  参加人数   34名

                        技能開発部会・青年部会共催

 

 今回の定期夜間勉強会は、株式会社アクティオさんを講師にお招きして、高所作業車(10m未満)の特別教育を行いました。

 長時間の講習にも関わらず、沢山の方々に参加していただきました。

学科の講習では、機体の扱い方や周囲の安全管理などをわかりやすく講義していただき、作業をしていく上での注意点をしっかり学ぶことができました。

 実技の講習では、10m未満の高所作業車とはいえ、一番上まで昇っていくと意外と高く感じ少し恐怖を感じましたが、皆さん無事に実技の講習を終えることができました。

 テストでは、皆さん危なげなく合格し、無事に資格を取得することができました。これからは資格を生かして頑張っていきたいと思います。

 今後も、皆さんのためになる勉強会を企画していきますので、これからも沢山のご参加お待ちしております。

青年部会 中支部 鈴村真史

特別寄稿コーナー

心をつなぐ

名古屋市上下水道局 経営本部 営業部

千種営業所 所長  佐藤 正和

 

 名水協の皆さまにおかれましては、上下水道局の事業全般にわたりまして、日頃よりご協力をいただき、誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。先日、名水協の東ブロックの皆さま方には、東部管路ブロックの連絡会議にお越しいただき、意見交換を行いました。短い時間ではありましたが、災害発生時の協力体制にはじまり、お客さまのお宅での漏水調査における上下水道局と指定水道工事店の役割といったことなど盛りだくさんの話し合いができました。

 話題の中心はやはり「防災」でした。名水協の皆さまは、各区で実施される5月の総合水防訓練や9月の総合防災訓練はじめ地元防災関連行事や自主防災訓練などにも意欲的に参加されており、仮設給水栓や地下式給水栓を使った給水訓練などにおいてご協力をいただいているところです。日常的に地域に根ざして仕事をされているため、このような防災訓練を通し地元との連携強化を図ることは、地域防災力を一層高めることにもつながっています。しかし実際に災害が発生し、応急給水や復旧工事の必要に直面した場合など、各区での初動活動に際しての各会員の皆さまとの連絡体制や協力体制では、今後も話し合っていくべき課題があることもわかりました。大変有意義な会議となり、とても感謝しております。

 話題は変わりますが、名水協では青年部の皆さまが長年名古屋の水道の水源地である木祖村との交流を続けられておられます。私は10数年前に広報を担当していたころ、金山町と木祖村から受け取ったドングリを名古屋市民に育ててもらい、再び水源地の山林に植樹するという木曽川上下流交流にかかわっていました。そのとき青年部の皆さまが「水源地見に行き隊」としてこだまの森でなどでの清掃活動などをされたことを知り、木曽川上下流交流のほか今後の広報活動等でもぜひご協力いただけないかとお願いに上がりました。結果は快く受けてくださり、その後の鍋屋上野浄水場の開放でも青年部ブースでの参加など協働による行事の実施に深くかかわっていただけることとなり、行事はたいへん盛り上がりました。

 水源木曽川への感謝の気持ちを伝える「水源地見に行き隊」は、青年部の恒例行事として現在も続いています。木曽川を中心とした上下流交流事業は、現在では木曽三川流域全体を対象とする流域連携事業へとなりました。「水源地見に行き隊」の取り組みは、市民レベルでの上下流交流をいち早く実施されたすばらしい取り組みであると思いました。今回の寄稿で、まず思い出されたのは青年部皆さんとの交流のことでした。

 さて、なごやの上下水道も新しい世紀へと入りましたが、名水協の皆さまとは、今後もさらに交流を深めながら、防災や広報活動のみならず幅広い分野での協力関係を築くことが大切と思います。これからも相互にパートナーとしての心を共有していけたらと考えております。どうかよろしくお願いいたします。

特別寄稿コーナー

水道水の安心・安全シリーズ(第4回)

 

『 水源保全など安心の取り組み

                        (名古屋市上下水道局 計画部 水道計画課)

 

 名古屋の水道は、皆様もよくご存知のように、水量が豊かで水質も良好な木曽川の水を取り入れています。そして、取り入れた水を浄水場できれいにして、お客さまのじゃ口まで届けています。

木曽川の源流の山々は、森林が豊富であり、雨水をゆっくり地中に浸透させて、水を蓄えることができます。浸透した雨水は、栄養分の豊富な土に棲む生物のはたらきによりろ過され、川へと流れていきます。しかし、過疎化や農林業の衰退等により水源地域の管理が行き届かなくなり森林が荒廃すると、川は衰え、やがて海にも影響が出てきます。

 そこで、名古屋市上下水道局では、お客さまに「安全」で「おいしい」水を、「いつでも」「豊富」に供給するため、流域の方々と連携し、水源林の保全など流域全体の水環境を守る大切さを知っていただく取り組みを推進しています。そこで今回は、名古屋市上下水道局が実施している流域連携事業に関するイベントを紹介していきます。

 

・木曽川さんありがとう(H27年度は、7/25(土)開催、27名参加)

このイベントは、給水区域内在住の小学生以上の方を対象として開催しています。木曽川上流の水源地で、直接木曽川の水に触れていただき、下草刈りやバードコール作り体験、味噌川ダムの見学を通して水源地保全の大切さを学んでいただいています。

 

・木曽三川水源林保全体験(H27年度は、8/21(金)開催、20組40名参加予定)

水源を保全する取り組みの一環として、給水区域内在住の小学校4~6年生とその保護者の方を対象に、水源林保全の大切さを実感していただく体験型のイベントを行っています。そして、地元の森林組合の方々などの指導のもと、間伐作業を体験してもらっています。また、間伐作業体験後は、徳山ダムの見学をしていただき、水源林整備の大切さやダムの役割について理解を深めていただいています。

 

・エコ市(H27年度は、11/14(土)開催予定)

木曽三川流域連携イベントとして、水環境保全への理解を深め、木曽三川流域における市民レベルの交流・連携を図り、上中流域の経済振興のきっかけづくりとして、流域自治体が中心となって、農作物や特産品等を販売する市を名古屋市緑区にある鳴海配水場で実施しています。昨年度は、約3200名の方々にご来場いただいています。

 

 名古屋市上下水道局では、こうしたイベント以外にも、水環境を守るための流域自治体連携のあり方について流域自治体の首長が意見を交換する「流域自治体シンポジウム」や木曽三川流域の経済振興の一助とするため、上中流域の生産者と下流域の仕入企業とのビジネスマッチングの場を提供する「メッセ」など、流域のみなさまと連携・協働した取り組みを行っています。

筆の泉コーナー

一石三鳥ダイエット

名古屋市上下水道局 計画部 技術管理課

技 師  立石  智久

 

 一年の計は元旦にあり。正月、あるダイエット会社のCMが頻繁に放送されていた。家でのんびりTVを見ていた私は、そのCMにでてくる人物の変わりように驚き、今年こそは痩せてみたい願望が沸々と湧いてきた。私もあのCMのような引き締まった体を手に入れて、かっこよくなってみたい!そう思い、調べてみると会員になるには二カ月で約30万円とのこと。二人目の子供が生まれたばかり、そんなことにお金を使う訳にはいかない。何とかお金をかけず、独自のダイエットで痩せてみようと正月に誓ったのだ。

 身長170cm、体重80kgの長年ぽっちゃり体型の私は、今まで幾度となくダイエットを試みてきた。しかし、食べ物の誘惑に勝てず成功したことは一度もなかった。今回、ダイエットを真剣に考えた理由はかっこいい父親になりたいのももちろんあるが、昨年二人目の娘が生まれ、長く健康であり続けたいと思い始めたからだ。「健康寿命」という言葉がある。健康寿命とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことと定義されている。定期的な運動や禁煙に加え、肥満の防止も健康寿命を延ばすことができる大きな要因というのだ。長く健康な状態であり続けることは、私にとっても家族にとっても素晴らしいことである。将来的に介護を必要とせず日常生活を不自由なく送れることは、妻や娘たちに迷惑をかけないことにもなる。痩せて健康になる。このことも今回のダイエットを始める大きな理由となっていた。

 私のダイエット方法は食事制限と適度な運動だった。朝食・昼食はいつも通りで夕食のごはんの量を茶碗半分にする。そして間食は極力我慢する。極めてシンプルなダイエット方法だ。初めの一ヶ月間は夜中に空腹感が襲ってきて、何度も食べ物の誘惑に負けそうになった。今までは腹八分どころか夕食で腹十分、その後お菓子は別腹という食生活を送ってきた私にとって、あの一カ月は本当に苦しいものだった。しかし、毎日カレンダーに体重を記入し、日に日に少なくなってくる数字を見ていると、不思議と我慢ができたのだ。大学生以来、初めて減っていく体重。途中からは何だかゲームのようで、痩せていく体を見るのが楽しくなってきた。もちろん食べ過ぎた日は確実に体重が増えているので、そんな時はランニングをするなどして調整をした。

 正月から健康を考えて始めたダイエット。結果はというと…、約五ヶ月でマイナス10kg!腹囲もマイナス10cm!そして今現在もなんとかこの体型をキープしている。(組合だよりに掲載される頃は分からないが・・・)自分のため、そして家族のために健康な体を手に入れ、さらにお金をかけずに成功したダイエット。まさに一石三鳥ダイエット。浮いたお金で家族旅行を計画中だ。

談話室コーナー

つながる出会いに感謝して

名東支部・東海設備工業 株式会社

梶野 智恵

 

 長続きしないことの例えとして三日坊主という言葉があります。自分が今まで色々手がけたことで、それに該当する数を浮かべると恥ずかしくなってしまうほどです。そんな中、やってみて意外にも続いているものもあるわけで、気づくと初めて5年ほどになるものがあります。

 それは、ブログです。ブログの内容は愛犬との生活を主に書いています。犬との生活は行動に制限がでてくることもあるけれど、関わる人たちは逆に増えたように思います。また手芸や料理などもチャレンジして、ブログに書くことで、自己満足の面もありつつも、同じように関心のある人たちと交流できます。

そういうこともあって励みになり、三日坊主に終わりそうなことが今に至るのかもしれません。

 ブログを書いていて良かったことは、まだあります。遙か遠い東北の地から我が家に2頭目の愛犬を迎えたことです。一般家庭で生まれた子犬を近所や知人を通じて譲ろうと考えていたそうです。ブログを通じてそのことを知った私は、そのご家庭と連絡をとることにしました。全く知らない私からの連絡に驚かれたそうですが、普段何気なく書いていた私の犬ブログを見てくださり、譲渡を決めてくださいました。飛行機で心細そうにやってきた一匹の子犬は、今では先住犬よりものびのびしています。犬の故郷である東北のご家族とはそのような縁あってつながっています。

 我が家の犬たち2頭は共に人懐こい性格であるおかげで、行き交う人とのコミュニケーションが増えて楽しんでいます。

 このような多くの出会いを与えてくれたブログですが、そのブログを始めるきっかけになったのも、また出会いによるものでした。

 知らなかったのは私だけだったのかもしれないけれど、初めてのメンバーで一緒に出掛けた花火大会は、私以外は皆カメラ愛好家だったこと。それまでカメラというものに無関心だった自分を変えてくれました。そしてマイカメラを手にしてからは、愛犬だけでなく様々なものに興味をもつようになり、ものの見方も変わりました。私のブログは自分で撮影した写真に少しの言葉を添えただけのものです。でも数年前の自分のブログを見てみると、時を経ると変化してしまう記憶よりも、確かな記録になるのだと感じます。

 近年、娘が誕生して生活はより賑やかで慌ただしいものとなりました。仕事や育児が優先の毎日となり、ブログの更新はペースダウンしながらも続いています。

 ブログを始めてから自分の生活に充実を感じることができました。そして、何気ない日常の生活の中で幸せを感じることできるようにもなりました。

 忘れがちだけれど大切にしなければと思うこと・・今があることに感謝、出会い感謝して毎日を過ごしていきたいです。

消防常識コーナー

消 防 Q & A

名古屋市消防局OB 木野瀬 茂

 

消防用設備の指導要領19

 今月は、水噴霧消火設備について、説明します。水噴霧消火設備は、スプリンクラー消火設備と同じように水を散水して火災を消火する設備です。

 スプリンクラー設備との違いは、散水される水の粒が細かく、火災時の熱によって急激に燃焼するときに熱を奪うことによる冷却効果と、燃焼面を蒸気で覆うことにより酸素を遮断する窒息効果によって消火する設備です。

 水噴霧消火設備の構成は、開放型スプリンクラー設備の構成で開放型スプリンクラーヘッドの代わりに「水噴霧ヘッド」を設置したものです。

1 水源・加圧送水装置・呼水装置については、「屋内消火栓設備」に準じて設けること。

2 配管

  屋内消火栓設備及びスプリンクラー設備の配管に準ずるほか次によること。

(1)配管口径は、設けられたヘッドの個数又は同時放射するヘッドの個数に応

   じ、配管の摩擦損失、放水量を勘案し、適正な□径を設定すること。

(2)配管途中には、次に掲げるストレーナーを設けること。

ア 網目の開き又は円孔の径は、噴霧ヘッドの最小通路の2分の1以下であ

  ること。

イ 網目等の面積の合計は、接続する配管断面積の4倍以上であること。

ウ 網目等が容易に清掃できるものであること。

(3)加圧送水装置の吐出側直近部分の配管には、その表面の見やすい箇所に水

   噴霧消火設備である旨を表示すること。

3 同時放射区域

 規則第17条第2項第3号に定める隣接する2つの区画のうち最大となるものを同時放射した場合、必要となる水源、加圧送水装置等を確保すること。(下図)

 ただし、隣接した区画が不燃材料で区画されている場合は、当該区画された部分のーを放射区画とし、最大となる区域を同時2区画放射とすることができる。(下図)

 

 

問題 次のうち間違っているのは、どれか。

(1)配管途中には、ゴミ等を除くためストレーナーを設けること。

(2)ストレーナーは、網目等が容易に清掃できるものであること。

(3)加圧送水装置の吐出側直近部分の配管には、その表面の見やすい箇所

   に水噴霧 消火設備である旨を表示すること。

(4)ストレーナーの網目の開き又は円孔の径は、噴霧ヘッドの最小通過口

   径以下としゴミ等を取り除くこと。

(5)隣接する2つの区画のうち最大となるものを同時放射した場合、必要

   となる水源、加圧送水装置等を確保すること。

 

解答(4)

 ストレーナーの網目の開き又は円孔の径は、噴霧ヘッドの最小通路の2分の1以下であること、と定めており、細かいゴミ等まで取り除くことが定められています。他は、いずれも定められていますので基準どおりです。

 

 以上、水噴霧消火設備について説明しました。水噴霧消火設備は、大量に水を放射しますので、床勾配とか、排水処理にも基準が定められていますことを申し添え、この通知は、名古屋市独自のものですが、法令で定められない基準について国が、このようにありたいという通知を示すことが多く、全国的に同じような内容になっていることを申し添えます。

 

 法令上困ったことがあれば、木野瀬 電話080-6947-5371までお尋ねください。後で、困ったことになってもいけませんので。

 

法律コーナー

相続における熟慮期間

弁護士   松 永 辰 男

 

 父や母の死亡によるなどして相続が開始するものですが、そうしますと民法で決められています人が当然相続人になります。これを法定相続と言い、法律の定めにより当然に相続することになります。

 ところで相続とは、亡くなった方の全ての財産、つまり、不動産や預金、現金その他財産といえるものは全て相続します。これを積極財産と言い、プラスの財産です。それとは逆にマイナスの財産、いわゆる負債(借金)も財産、つまり消極財産ですが、これも当然に相続します。プラスの財産、つまり積極財産はありがたいことですので大方は相続したいと言いますが、マイナスの財産は、借金は払いたくないので相続したいと言いません。そこで民法は915条1項では、死亡された方の遺産を相続するかどうかを考慮する期間として、相続があったことを知ったときから3ヶ月の間に相続するかどうかを検討することができることになっています。しかし、しばらくお父さんやお母さんと離れた生活をしていますと、お父さんやお母さんにどのような財産があるか、逆に、どのような借金があるか分からないものです。兄弟や知人に聞いたりして探すことにはなりますが、特に借金などはなかなか分からないものだと思います。しかし、自宅があり、その登記簿謄本を調べたら抵当権がついていたなどした場合は、それを調べれば分かることですが、その他の場合は容易ではありません。そのあたりを考慮し、相続のあったことを知った時を何時にすべきか議論されています。

 昭和59年4月27日に言い渡されました最高裁判所の判決によりますと、「相続人において相続開始の原因となる事実及びこれにより自己が法律上相続人となった事実を知った時から3か月以内に限定承認又は相続放棄をしなかったのが、相続財産が全く存在しないと信じたためであり、かつ、このように信ずるについて相当な理由がある場合には、民法915条1項所定の期間は、相続人が相続財産の全部若しくは一部の存在を認識した時又は通常これを認識しうべかりし時から起算するのが相当である。」と判決しました。

 ところで平成27年2月16日の福岡高裁の決定では、相続財産であります自宅の土地や建物は全てお母さんが相続し、ましてや相続債務などないと信じていたものでして、そう信ずることに相当な理由があるということで、相続債務があることを知った時から3か月の間に相続放棄をすればいいとしました(判例時報2259号58頁)。

 微妙な問題ですので、可能な限り相続財産というものをよく調べておく必要があります。

木祖村コーナー

木祖村・信州の秋イベントを楽しもう

「森と水の教室」参加者募集!!

みんなで遊ぼう!みんなで学ぼう!!

☆秋の森を思いっきり満喫できるプログラム☆

 ・平成の名水百選「水木沢天然林」で自然探検ゲーム!

 ・「とちの実」を拾ってトチ笛つくり!

 ・落ち葉で本格的・「ホクホク焼き芋」体験!

◆日 時 平成27年10月31日(土)

9:00~15:00

       (※雨天時は中止になる場合があります。)

◆集 合 「水木沢天然林」管理棟

◆対 象 小学1年生以上の子どもたちと保護者

◆参加費 小中学生:1,500円、大人:2,000円

     (昼食はご持参ください)

◆申込締切 10月28日(水)

☆お申込みの方に詳細資料をお送りさせて頂きます☆

【申込方法】電話またはメールにて下記にご連絡下さい

(①名前(よみがな)、②住所、③電話番号、④生年月日

を申込時にお伝えください)

【主催】NPO法人 木曽川・水の始発駅

 電話・FAX:0264-36-2772

 メール: [email protected]

 

こだまの森「秋の感謝祭」開催!!

大自然のあそび場「こだまの森」、今年も日頃の感謝をこめて

「秋の感謝祭」を開催いたします!!様々なイベント、出店、

楽しい企画が盛りだくさん☆是非お出かけください!!

◆日  時 平成27年10月11日(日)

◆会  場 「こだまの森」

◇同時開催   糸ノコおもちゃコンテスト FINAL

 詳細はこだまの森HPをご確認ください。

 http://www.kodamanomori.jp/

 

芸術の秋を楽しもう! 全国日曜画家中部日本展

今年で第29回目を迎える歴史ある展覧会です。木祖村は全国有数のキャンパスの産地です。

☆期間:平成27年10月10日(土)~18日(日)

☆場所:「木祖村社会体育館」(木祖村役場隣)/入館:9:00~17:00(最終日は16:00まで)

 

歴史の秋! 皇女和宮御下向行列」再現イベント

平成27年10月18日(日) 午前(木祖村薮原宿)/午後(塩尻市奈良井宿)

 

「ゆるキャラ(R)グランプリ」にエントリー中「源流の源気くん」!!

引き続き応援よろしくお願いします☆(投票は11月16日 18:00までです)

投票はこちらから→ http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00000692

公式HPはこちらです→ http://www.yurugp.jp/

編集後記

編 集 後 記

 先月は9月1日の「防災の日」にちなんで防災に関する行事が全国各地で行われました。

 名古屋市においても、6日の日曜日に防災訓練が各区で開催されました。名水協は、これに先立つ4日の上下水道局の防災訓練に続き、6日当日も各区で行われた訓練に支部ごとで参加しました。参加された組合員の皆さまにおかれましては、とりわけ6日は日曜日でしかも激しい雨のなかでの訓練となりましたが大変ありがとうございました。

 すでにご承知のとおり、名水協はこれまでも上下水道局の防災関連行事に参加してきましたが、地域防災の連携体制をより一層向上させるために去る3月、上下水道局と連名で各区長さんに区で行われる防災訓練などへの参加協力の申し入れを行いました。これにもとづき、5月の水防訓練や各学区で行われる防災訓練に組合員の皆様のご協力により参加させていただくなどの活動を行っております。また、合わせて名水協のPRをしています。

 6日の訓練は、3月の申し入れ以降初めて開催される総合防災訓練であり、規模の大きなものでありました。各区でそれぞれ趣向を凝らした様々な訓練が行われましたが、とりわけ今年の幹事区である中区、港区は市長の参加もあり、マスコミの取材も多数ありました。

 中区の例でいえば、会場の平和小学校に地元の方や小学生が多数参加し、雨のなか大々的な訓練が行われました。名水協中支部は4店の工事店さんが参加され、校門の外にある地下式給水栓の操作方法について、上下水道局の職員と一緒になって説明したり、地元の方からの質問にも丁寧にお答えするなど熱心な対応をされていました。

 このところ火山噴火がよくあります。昨年は御岳、今年は箱根、口永良部島、桜島などです。また、地震も5月に伊豆諸島、9月に東京都多摩地方を中心にかなり大きなものが発生しました。これらと先の東日本大震災との関連を心配する声もあります。大きな水害もありました。災害は忘れたころにやってくるといいますが、どうも最近はそうではないようです。

 いつ起きてもおかしくない災害に対して円滑な活動を行うには、訓練など日頃の地道な努力が不可欠です。このことから、今回の総合防災訓練や各学区で行われる訓練は重要です。さらに、訓練への参加が名水協ひいては個々の組合員のPRにもなります。したがいまして、誠に恐縮ですが訓練参加に対するご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。

(A・B)

 

 組合だより No.542(平成27年10月号)―――――――――― 

 

シャッチーくん

      

    ● 発 行 名古屋市指定水道工事店協同組合
            理事長  穂 刈 泰 男

 

    編 集 名古屋市指定水道工事店協同組合
           広 報 技 能 委 員 会
             名古屋市中区丸の内三丁目14番11号
             TEL (052)951−3240
             FAX (052)951−8883