『モネの池』第30回フォトコンテスト最優秀賞 撮影:穂刈工業㈱ 穂刈 紀希 氏

『モネの池』第30回フォトコンテスト最優秀賞 撮影:穂刈工業㈱ 穂刈 紀希 氏

ご挨拶

名古屋市上下水道局 局長 丹羽 吉彦 

 本年4月、市長室長から上下水道局長に就任しました。

 日頃より、名古屋市指定水道工事店協同組合、並びに組合員の皆さまにおかれましては、本市上下水道事業に格別のご支援・ご協力を賜りまして厚くお礼申し上げます。

 さて、就任早々の4月14日には熊本で大変大きな地震被害が発生いたしました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。地震発生直後から当局より水道隊、下水道隊を派遣し支援活動を行っていますが、先日、私も現地入りして被災状況や本市職員の活動状況を直接見てまいりました。水道が広範囲にわたり断水したり下水道が使えなくなったりすることで、そこに住まわれている方々が大変厳しい生活を余儀なくされていました。そんな中、当局職員が現地で活躍している姿を見て非常に頼もしく思うとともに、上下水道の重要性を改めて認識し、重要なライフラインを任される者として責任の重さを痛感しています。

 私は市役所に入庁以来、主に総務局や市長室を中心に仕事をしており、上下水道事業に関わるのは今回が初めてでありますが、こうした熊本の状況を見るにつけ身の引き締まる思いでいます。

 前任の小林局長は、上下水道事業が100周年を迎える節目の時期に上下水道局長に就任され、先人たちがこれまで築きあげてきた名古屋市上下水道100年の功績を次の100年につなげる礎をつくりあげていかれました。私はその礎を引き継ぎ、さらに強固なものにするよう事業の発展に全力で取り組んでいきたいと考えています。

 名古屋市の上下水道事業はそれぞれ100周年を迎えました。今後もお客さまに信頼される持続可能な「なごやの水道・下水道」を維持していくために、今年度から新たな上下水道事業中期経営計画「みずプラン32」がスタートしました。様々な要因による給水収益の減少など事業を取り巻く経営環境が依然として厳しい中、この計画では老朽施設の改築・更新や災害対策などの必要な事業を着実に進めていくこととしています。特に南海トラフ巨大地震への備えは重要な課題であり、上下水道施設の耐震化を継続して進めていくハード面での対策だけでなく、災害時に地下式給水栓を地域の皆さまが操作し飲用水を確保するなどのソフト面での対策を充実させていくことも大切だと考えています。

 組合員の皆さまには、地域の防災訓練に参加し地域との連携強化に努めていただいているだけでなく、当局からの仮設給水栓の寄託を受けて、地震が発生した直後から仮設給水栓の設置を行っていただける取り組みを進めていただき、誠にありがとうございます。

 今後も、地域や工事店の方々との連携をより一層強化し、地域と一体となった対策に力をいれていきたいと思いますので、貴組合並びに組合員の皆さまにも、引き続きご支援・ご協力いただきますようお願いいたします。

ご挨拶

名古屋市上下水道局 次長 小野田 吉恭

 本年4月に上下水道局次長兼技術本部長に就任しました。組合員の皆さまには本市上下水道事業に格別のご支援・ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

私は、これまでの役所生活の殆どを上下水道の技術屋として過ごしてまいりました。今般、本職に就任し、改めて強く意識しているのが「災害に強い施設づくり・システムづくり」と「リスクに強い職員づくりとそれを活かせる体制づくり」です。

 一方、安全安心な上下水道をつくりあげるためには、行政だけでは限界もあり、民間企業の皆さまのご協力は欠かせません。組合員の皆さまにご協力いただいている地域の防災訓練への参加や仮設給水栓設置などは、まさに災害に強い名古屋の上下水道事業づくりに大きく寄与するものです。また、貴組合は官公需適格組合として共同受注体制をしいておられ、当局事業運営のパートナーとして欠かせない存在です。昨年度からは、災害時に市民自らが操作・使用する地下式給水栓の点検・清掃の委託もはじまりました。これも、貴組合並びに組合員の皆さまが、地域に根差し、高い技術力と信用を保ち続けておられるからこそ成し得るものです。

 これからも、お客さまと本市上下水道事業をつなぐ重要な組織として、安全・安心で快適な生活を守るためご尽力いただくことをお願いし、就任のあいさつとさせていただきます。

ご挨拶

名古屋市上下水道局 経営本部長 岩間 千晃

 日頃は、名古屋市の上下水道事業に多大なるご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 名古屋市上下水道局では、中期経営計画「みずプラン32」を今年3月に策定しました。

 みずプラン32は、非常に厳しい経営環境の中、本市上下水道事業の抱える課題に的確かつ柔軟に対応するため、継続的に経営改革に取り組み、将来を見据えながら事業を効率的かつ計画的に進めるものです。

 この計画では特に災害への備えに重点を置き、ハード面では災害に強い施設整備、ソフト面では災害対応力の強化をめざした施策に積極的に取り組んでいきます。

 貴組合におかれましては、区役所や上下水道局と連携して地域の防災訓練や地下式給水栓の操作訓練に積極的にご参加いただいているほか、応急給水のための仮設給水栓の設置にご協力をいただいており、災害時に地域の安心・安全を守るという面からも、上下水道局の大変重要なパートナーであると考えております。

 また、貴組合は、日頃から組織力の維持とともに、名古屋建築設備高等技術専門校を開校し、次世代を担う若手技術者の人材育成にも積極的に取り組まれており、大変心強い存在であると思っております。

 時代の移り変わりとともに上下水道局を取り巻く経営環境は変化していきますが、お客さまから信頼される上下水道事業を維持していくためにも、貴組合との連携強化は必要不可欠と考えております。今後とも組合員の皆さまのご支援・ご協力をお願いし、就任のあいさつとさせていただきます。

史跡散策路

笠 寺 観 音

山口 雄一郎 氏(水道組合)
山口 雄一郎 氏(水道組合)

 笠寺観音は正式名を「天林山笠覆寺(てんりんざんりゅうふくじ)」といい、甚目寺・荒子・竜泉寺とともに尾張四観音の一つとして古くから親しまれてきました。 

 天平年間(729ごろ)に僧禅光が開き、十一面観音を安置したのが始まりです。当初は「小松寺」と呼ばれていました。その後荒廃しましたが、延長8年(930)に藤原兼平がこの地に復興し、現在の「笠覆寺」という名前になりました。また、嘉禎4年(1238)に僧阿願が再建しました。本堂は宝歴13年(1763)に建造されました。

 国の重要文化財「色紙墨書妙法蓮華経巻第五」をはじめとして、県指定文化財の「笠覆寺文書」 、 「梵鐘」 、 「木造十一面観音菩薩立像」 、 「銅造十一面観世音並びに六稜式厨子及び古甕附高力種信筆出現縁起二張」などが保管されています。

 また、境内には、芭蕉句碑(千鳥塚「星崎の闇を見よとや啼千鳥」、春雨塚「笠寺やもらぬ岩屋も春の雨」)、宮本武蔵の碑、織部灯籠、愛智塚、笠寺暁台塚などの史跡や文化財が残っています。

会議コーナー

定 例 理 事 会

理事会風景(三役)
理事会風景(三役)

理事会風景(業務管理委員会)
理事会風景(業務管理委員会)

1.開催日時   5月6日(金)

           午後3時

 

1.開催場所   水 道 会 館

 

1.理事定数   17名

 

1.出席理事   17名

青年部会コーナー

第122回定期夜間勉強会(特別編)

  開催日   4月16日(土)

                 参加数  53名

                      技能開発部会・青年部会共催

 

  今回の定期夜間勉強会は特別編として、講師に㈱レントの皆様をお迎えし、足場の組み立て等作業従事者特別教育の講習を行いました。平成27年7月1日より、労働安全衛生規則の改正に伴い、高さ及び足場の種類に関係なく、作業床と支持物を一つに組み立てる作業に特別教育が必要となり、今回の講習を企画しました。

 当日は遅刻者も出ず、予定通りに講習が開始されました。配られた教科書をもとに、各足場の長所、短所などを学んでいきました。事故事例では、映像を見ながら危険な場所や事故が起きた原因などを教えて頂き、自分の現場では起きないように確認することの大切さを学びました。後日、参加者には顔写真入りの特別講習修了書が送られました。

 今回の講習に参加したことで、参加した皆様が明日からの仕事に生かして頂きたいと思います。

 今後も、夜間勉強会では資格取得の特別編など、様々な企画をしていきますので、ご参加お待ちしております。

 

青年部会 熱田支部 水谷弥仁

筆の泉コーナー

趣味の話

名古屋市上下水道局 管路部 設計第一課

技 師  高取  禎

 

 4月某日、本稿執筆の依頼があった。期間は2週間。さて、こういう時には何について書くべきなんだろう?テーマは自由、何を書いてもよいとのことだが、自由に書いていいというほど難しいものはない。こういう時、普通は“趣味”の話を書くのだろうか…?ただ、自分の趣味について考えてみるものの、パッとした趣味が思い浮かばない。僕は、読書はしないし、映画も観ない。音楽もほとんど聴かない。いまや運動すらしていない現状だ。

 たまに野球やサッカー、ラグビーの試合を観戦しているので、「スポーツ観戦記」なんてどうだろう。ただ、僕は記事を書けるほどマニアではない。僕よりもスポーツに詳しい人なんていっぱいいる。では、学生時代にやっていた「テニス」は?これにしてもテニスを語れるほど僕はテニスがうまくない。書くなんてもってのほか。となると毎日やっていることを書けばいいのだろうか…?でも、考えてみるものの、やっぱり記事になるような特別なものなんて全く思い浮かばない。日記、筋トレ、ダイエット…、意志が弱い僕は何をやっても続かないのだ。よくしていると言えば妄想ぐらいだろうか。もちろん僕の妄想話なんて恥ずかしくて書けるはずがない。

 趣味のない37歳、いよいよ危ない。今から新しい趣味を作るべきなのかもしれない。仮に何か始めるとしたら何がいいんだろう。やっぱりそれならカッコいい趣味がいい。となると「大人の男の料理」なんてちょっと憧れる。料理ができる男はきっとモテるはずだ。“趣味料理”…いいかもしれない。

 『え、オレの趣味?趣味は料理だね。得意料理は、地中海の魚介で作ったミネストローネかな。ただ普段の料理は嫁に任せてるよ。オレが料理をするのは休みの日ぐらい。冷蔵庫にあるものをササッと炒めて出す程度だね。ただ、どんな料理でも、ちょっとした一手間は入れるよ。例えば、さっき言ったミネストローネには隠し味に味噌が合うんだよ。どんなものでも“和”の心は忘れないようにしているよ。オレは昔から…(以下省略)

 趣味を見つけたいのに見つからず、妄想だけが膨らみ続ける。このまま執筆を諦めるべきなのか。このまま諦めればどれほど楽なんだろう。しかし小心者の僕にはそんなことができる勇気すらない。

何も手がつけられぬまま、締切だけが近づいてくる。

どうしよう、趣味が見つからない…。

どうしよう、書くことがない…。

以上、趣味がないお話しでした。

 

談話室コーナー

年を重ねて

昭和支部・有限会社サンケン設備

牧野 泉

 長年水道工事に従事してきた主人は今年65才になります。かくいう私も来年には世間一般でいう、定年・還暦を迎える年になります。いずれは夫婦ともども、現役から退き、悠々自適な生活を迎えるはずです。しかし、体力、気力の衰えも顕著になり、果たしてそのようにうまくいくでしょうか。このコーナーへの依頼をいただいことをいい機会として漠然として考えていたことを文章にしてみました。

 現在、私どもの子ども2人は独立し、それぞれの家庭を築き始めており、現在は高齢期を迎えた私ども夫婦2人と犬1匹だけの暮らしが、もう5,6年続いております。主人は外出もおっくうがり、職場と自宅の往復の日々で、私も同じように休みの日は自宅にこもるか、孫の世話に呼び出されるかという毎日を過ごしています。犬も今年で14歳になり、高齢犬の名にふさわしく、老いが目立ち、耳の聞こえが悪く、人の足音で起き上がることも無くなってきました。そんな2人と1匹は「お互い年取ったなあ」と労りながら、お互いの体調に気を配りながら暮らしています。

 今まで、日々の生活といえば、人に頼らず、自分の力のみでこなしてきていたのですが、他の人の手を借りなければ、行き詰まってしまうことが少しずつでてきました。最初のうちはそのことを頑固として、認めたくなかったのですが、今はそれもありかなあという気持ちに変化してきています。ただ、流されず、私らしく、言いたいことは言って、それでも、周りに気を遣いながら、いつまでも社会とつながりを持ち、人の役に立つ活動を継続していきたいと切に思っています。

 人はいくつになっても発達するという研究もあります。子どもが成長するときに一つ一つ獲得しながら、発達していきますが、年を重ねることで、子どもの発達とは違うが人間としての内面や心の豊かさは広がっていくことが、発達していくことだという研究もなされています。そのように生きていけたらどんなに素晴らしいでしょう。人としての永遠の課題だと思います。体力・知力の低下は否めませんが、人間としてのステップアップは忘れずに、いつまでたっても発達しているなあと感じながら生きていけたらいいなと思います。

消防コーナー

地 震 に 備 え る

名古屋市消防局OB 近藤 博

 

1 熊本地震の発生

 平成28年4月14日21時26分、熊本地方で震度7を記録する地震(6.5)が発生しました。引き続いて4月16日深夜1時25分にも震度7を記録する大きな地震(M7.3)が発生し、熊本県、大分県を中心に甚大な被害をもたらしました。

気象庁では、4月16日1時25分に発生した地震(M7.3)が本震で、4月14日21時26分に発生した地震(M6.5)は前震と考えられるとの見解を発表しています。

 同じく15日時点で地震の名称を「平成28年(2016年)熊本地震」と命名し、16日の地震発生後も「熊本地震と引き続く地震活動と捉えている」として名称の変更は行っていません。

 それ以降も、震度3から震度6強を記録する余震とみられる多くの地震が発生しています。

 熊本地震の発生を期に、あらためて地震について考えてみたいと思います

 

2 「マグニチュード(M)」と「震度」

 地震が発生するたびによく使われる用語に「マグニチュード」と「震度」があります。

 「マグニチュード(M)」とは、地震そのもののエネルギーの大きさを表す指標で、マグニチュードが1増えると、地震のエネルギーは約32倍に増えるといわれています。

 「震度」とは、それぞれの場所での揺れの強さを表しています。

 したがって、「マグニチュード(M)」の大きい地震が発生しても、遠く離れた場所にいれば揺れそのものは小さいことになります。

 

3 震度7とは

 熊本地震で観測された震度7とは、地震による揺れの強さを表す指標の一つである気象庁が定める気象庁震度階級(10段階)のうち、最も階級の高いものになります。

 

4 震度7の揺れについて

 震度階級7について、気象庁は以下のように解説しています。

(1) 人の体感・行動

 立っていることができず、這わないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。

(2) 屋内の状況

 固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともある。

(3) 屋外の状況

 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物が(震度6強よりも)さらに多くなる。補強されているブロック塀も破損するものがある。

(4)木造建物(住宅)の状況

 a 耐震性が高い

    壁などのひび割れ・亀裂が多くなる。まれに傾くことがある。

 b 耐震性が低い

   傾くものや、倒れるものが(震度6強よりも)さらに多くなる。

(5)鉄筋コンクリート造建物の状況

 a 耐震性が高い

   壁、梁、柱などの部材に、ひび割れ・亀裂が(震度6強よりも)さらに多くなる。

  1階あるいは中間階が変形し、まれに傾くものがある。

 b 耐震性が低い

   壁、梁、柱などの部材に、斜めや X状のひび割れ・亀裂が多くなる。

    1階あるいは中間階の柱が崩れ、倒れるものが多くなる。

 

 その他、気象庁では地盤・斜面等の状況、ライフライン・インフラ等及び大規模構造物への影響について解説していますが、ここでは割愛させていただきます。

(気象庁震度階級関連解説表 平成21年3月31日改定)

木祖村コーナー

木祖村・味噌川ダム管理開始20周年!

木祖村・味噌川ダム管理開始20周年!

 

 ご存知の通り、味噌川ダムは標高1,130mという木曽川最上流に位置する、まさに木曽川の水の始発駅です。

総貯水容量は諏訪湖にほぼ匹敵する6,100万㎥。

①洪水調節、②河川環境保全等、③新規利水、④発電の4つを目的とする多目的ダムです。

 昭和59年に工事が開始。冬期は作業がほとんどできないので長い期間がかかりましたが、平成5年にはダムの盛立てが終了。湛水式も行われ徐々に水が蓄えられていきました。平成8年8月、味噌川ダム建設事業の竣工式が行われ、同年12月より味噌川ダムの本格的運用開始となりました。

 今、この味噌川ダムは木祖村の大切な財産の一つとなっています。「奥木曽湖」と名付けられた美しいダム湖は、平成14年には「日本で一番水質の良いダム」のひとつにも上げられ、「ダム湖百選」にも選ばれました。雄大な木曽駒ケ岳の姿を望むこともでき、四季を通じて訪れる人の目を楽しませています。

 また、カヌー体験などの湖面活用の他、湖の周回道路は公式認定の自転車レースマラソンコースとしても活用されています。ダム建設当時の湖底キャンプをきっかけとする「サマーキャンプ in KISOGAWA」も下流域と木祖村の子どもたちの交流として今も続けられています。

―20周年記念ゲート放流を実施(5月14日)

洪水吐きゲートからの点検放流&奥木曽発電所の見学会が実施されました。この日限定のダムクッキー、ダムカレーの販売なども行われました。

 

きそむらの道の駅「げんき屋」では、12月末までダムカレーを味えます!! 

20周年にちなんで1日20食限定です☆地元特産・大人気の山賊焼と福神漬けでロックをイメージし、好評の特製甘辛味噌をトッピング。木祖村の豊かな自然をキャベツで表現しています。カレーは木曽牛骨エキスで煮込んだ自慢のお味です!! ぜひ今年限定の味を楽しみに木祖村を訪れてください!!

 

カヌー体験…2016年7月1日(金)~10月31日(月)の期間で開催!! 約2時間のお気軽体験☆

      小学校1年生以上~OK!! ご友人、お子さん、お友達と一緒にいかがですか!?

    ※3名様以上の団体申込みに限り平日の開催も可能だそうです。お気軽にご相談を!!

    【連絡先】NPO法人木曽川・水の始発駅 TEL/FAX:0264-36-2772

 

サマーキャンプ in KISOGAWA 2016…2016年8月16日(火)~18日(木)

      名古屋市周辺地域・日進市の小学5年生~中学3年生が対象。2泊3日の交流キャンプ!

【問合せ先】味噌川ダム管理所 キャンプ係 TEL:0264-36-3111

編集後記

編 集 後 記

 平成28年4月は、紀伊半島沖を震源とする地震で始まった。小規模なもので南海トラフ大地震の前兆ではなかったと少しほっとした中旬になり、熊本県、大分県で最大震度7が前震、本震の2回、震度5以上も十数回と激しい地震が起こった。5月中旬にいたっても余震は続いており、車中で不自由な暮らしをしている方も多い。

 「天災は忘れた頃にやってくる」は、寺田寅彦の文章や考えを要約したものとされるが、近年は地震災害の記憶が薄れてしまう前に、度々、大きな地震が起こっている。日本列島の成り立ちを考えても、大きなプレートのせめぎあう状況の中では、大きな地震もまれなことではないと、頭では理解できる。

 だが、容赦なく人命を奪ってしまうことや多くの家屋の倒壊などの光景を目のあたりにすると、とても他人事と達観してはいられない。たとえ、直接の知人、友人はいないとしてもどこかでつながっている気がしてならない。熊本城を築いた加藤清正は中村の生まれであるし、熊本を西端とする大断層である中央構造線の東端は伊勢湾、豊川を経て伊那谷に続く。そういったことにも縁を感じてしまい、途方にくれる人たちのことを思うと、何かできることはないかとの思いをいだきながら日々をすごすことになる。

 「自然(災害)には勝てない」は、ひとつの真実ではある。が一方で、私たちは、悲惨さの中からも、なにかしらの経験や教えを学びとり、次の世代へ伝えていかなければならないと思う。また、被災された方々の生活が一日も早く、平安なものになることを願わずにはいられない。水道や排水の設備もそこに暮らす人々の生活があってこそ初めて意味のあるものとなるからである。

 被災地には発災当初より各地から多くの支援が寄せられており、水道関係に限っても、名古屋市上下水道局をはじめ全国の34都市から応援職員が派遣され、応急給水や応急修理に当った(熊本市上下水道局のウエブサイトなど)。ライフラインを守る応援職員らの活動も含めて応急活動が順調に進み、復興が円滑に進むことを願うことに加えて、地震大国にあっては、いつ、どこで大きな地震災害にみまわれてもおかしくはないと再認識して、自分自身の足元をみつめると、あまりの無防備さに気づかされる。

(E.Y)

 

 組合だより No.550(平成28年6月号)―――――――――― 

 

 

 

シャッチーくん

    

  

    ● 発 行 名古屋市指定水道工事店協同組合
            理事長  穂 刈 泰 男

 

    編 集 名古屋市指定水道工事店協同組合
           広 報 技 能 委 員 会
             名古屋市中区丸の内三丁目14番11号
             TEL (052)951−3240
             FAX (052)951−8883