『奥入瀬渓流』第31回フォトコンテスト入賞 撮影:㈲イケダヤ 後藤 弘文 氏
史跡散策路
速念寺(前田城跡)
山口 雄一郎 氏(水道組合)
当寺はもと天台宗に属していたが、天文12年(1543年)、中興の意休法師の時、真宗に転宗した。意休は俗名前田利則といい、加賀公前田利家の叔父にあたる。また、当寺は前田氏発祥の地で、境内には前田古城跡の石碑がある。当時の前田氏は蟹江、一色、荒子を傘下に収めていた。寺伝によると、天文6年、前田城にて利家出生、7歳頃荒子に移る。天正12年(1584年)小牧長久手の戦で前田城落城。前田一族城主ら三基の墳墓の脇に速念寺は移り鎮魂の寺となる。その後、利家は金沢城に入るが生まれ故郷を偲び、前田一族先祖の墳墓と土地を守る速念寺に本尊となる阿弥陀如来を寄進。その蓮台には「聖徳太子御作、前田又左衛門尉利家」の銘がある。
会議コーナー
定 例 理 事 会
理事会風景(広報技能委員会)
理事会風景(業務管理委員会)
1.開催日時 3月1日(水)
午後3時
1.開催場所 水 道 会 館
1.理事定数 17名
1.出席理事 16名
お知らせコーナー
広島市指定上下水道工事業協同組合視察
月 日 平成29年2月24日(金)
場 所 広島市指定上下水道工事業協同組合 会議室
修繕センター部会では2月24日(金)に広島市指定上下水道工事業協同組合を訪問し、修繕対応業務を中心に組合事業に関わる諸問題について意見交換を行いました。
当組合からは穂刈理事長、小池副理事長、宇津山副理事長、修繕センター部会担当理事、事務局職員の9名が出席しました。一方広島市側は古川理事長、平岩副理事長、岡理事中本理事、山本給水委員長、岡増専務理事、森田次長、渡辺次長、田中部長、倉本部長、総勢10名の方にご出席いただき双方の現状説明の後、以下のテーマについて熱心に話し合いが行われました。限られた時間ではありましたが大変有意義な会議となりました。
業務内容等の違いはありましたが大変参考になる事例もあり、会議内容を改めて協議し、今後の修繕センター運営に反映させていきたいと思います。
『協議内容』
1.修繕業務委託内容について
2.受付業務と運営体制
3.修繕センター契約店公募、宅内修繕担当店について
4.参考修繕単価について
5.漏水調査
6.満期メータ取替業務委託
7.認定職業訓練
8.防災協定、仮設給水栓の寄託について
お知らせコーナー
第2回名水協防災訓練
第2回名水協防災訓練を名古屋市上下水道局並びに名古屋上下水道総合サービス株式会社の共催のもと下記の内容で開催いたします。
メインテーマ
震度7に備えて
サブテーマ
皆で連携して命の水を守る
開催日時
平成29年5月18日(木)9:00集合(雨天決行)
開催場所
名古屋市上下水道局技術教育センター
(名古屋市港区いろは町5丁目14番地)
訓練実施予定
①道路取付管止水及び補修訓練
②仮設給水栓設置訓練
③乙止水栓・仕切弁操作訓練
④1tタンク積載訓練
⑤置コマ止水訓練
※訓練参加者を5班に分け、各訓練をローテーションで行います。各訓練は35分程度を予定しています。
※当日は、安全靴・軍手・支給のベスト・ヘルメットを着用の上お集まりください。
毎月、名水協理事で結成された防災訓練特別委員会を開催しております。
また、4月14日(金)には理事・青年部会役員を中心に現地でリハーサルを行います。
仮設給水栓の寄託数も増え、組合員の皆様の更なる活躍が期待されています。
組合員の皆様のご協力を何卒よろしくお願いいたします。
詳しくは事務局 吉田 までお問い合わせください。
お知らせコーナー
第31回フォトコンテスト選考結果
恒例となりましたフォトコンテストを「輝いた一瞬」というテーマで実施いたしましたところ、各工事店から多数の応募があり、その中には優秀な作品が数多く見られました。広報技能委員会では、慎重に審査した結果、下記の12作品を入選決定といたしました。
多数の応募作品を提供していただきましてありがとうございました。
タイトル | 氏名 | 所属 | 掲載月 | |
最優秀賞 | 竹林に差込む光 | 小野 祥弘 | 日新工業㈱ | 7月 |
優秀賞 | ラッセイラ~! | 永山 雅規 | ㈱日伸商会 | 8月 |
委員長賞 | 姉妹の絆 | 長島 誉之 | 名古屋市上下水道局 | 9月 |
入賞 | 奥入瀬渓流 | 後藤 弘文 | ㈲イケダヤ | 4月 |
〃 | 決戦の日 | 佐藤 智裕 | ㈱佐藤総合設備 | 5月 |
〃 | 電車の風でゆれる紫陽花 | 小林 豊 | 恵北設備工業㈱ | 6月 |
〃 | 正伝池 | 加藤 伸江 | 櫻井工業㈱ | 10月 |
〃 | 象のスキンシップ | 後藤 智子 | ㈲イケダヤ | 11月 |
〃 | 秋の小道 | 佐藤 光明 | ㈱佐藤総合設備 | 12月 |
〃 | 復興を願い! | 小林 弘樹 | 恵北設備工業㈱ | 1月 |
〃 | しゅう雨の森林軌道 | 佐々木 茂樹 | ダイダン㈱ | 2月 |
〃 | 観桜 | 佐藤 忠雄 | ㈱佐藤総合設備 | 3月 |
最優秀作品『竹林に差込む光』小野 祥弘 氏(日新工業㈱)
青年部会コーナー
第132弾定期夜間勉強会
開催日 2月15日(水)
参加人数 28名
技能開発部会・青年部会共催
今回の定期夜間勉強会は、オーエヌ工業株式会社をお招きして、『ステンレス鋼鋼管のナイスジョイント』をテーマに開催しました。
ナイスジョイントは従来のネジ配管継手とは違い、配管を切った後に拡管機を使用してステンレス管を拡管し、継手に差し込んで袋ナットを締め付けるといった簡単な作業手順になります。また、ネジを切ることもないので油による汚れの心配もなく、シール材などを塗布する手間も省略できます。技術の進歩ってすごいですね。
材質がステンレスなので、他の管種と接合する場合は絶縁処理が必要なのか、必要じゃないのかという内容も説明をしていただきました。
ナイスジョイントは耐震性も優れており、熊本地震の2倍の速さで配管を揺らす実験を10回繰り返しても、漏れないという実験ビデオを見ました。
災害にも強く、炭素鋼鋼管よりも軽量で、火気や油も使用しない、そして熟練の技術を必要としない今の時代にあった配管工法だと、今回の勉強会を通じて感じました。
これからも皆様の役に立つ勉強会を開催していきたいと思いますので、ご参加をお待ちしています。
青年部会 千種支部 宮崎智久
筆の泉コーナー
車窓からの景色
名古屋市上下水道局 施設部 春日井浄水場浄水係
技師 長瀬 拓廣
名古屋市の水道の源流である木曽川。この木曽川上流にある岐阜県中津川市に私は住んでいます。10年前に市町村合併される前は恵那郡福岡町とよばれ、旧中津川市の北側に位置する、うら木曾街道の山あいにある小さな町でした。
毎日、80kmほどの距離を電車、バスにゆられて読書や居眠りをしながら通勤しているのですが、帰宅途中に気持ちを旅行気分に切り替えて車窓を眺めていると山や川、地域のさまざまな美しい景色を楽しむことができます。
名古屋駅を出発したJR中央線は春日井市の高蔵寺駅を過ぎると、都会的な雰囲気から周囲の風景が一気に様変わりします。快速電車では通過駅である定光寺、古虎渓の周辺は緑が豊富で、庄内川(岐阜県内では土岐川)の渓谷と断崖絶壁、多くのトンネル。かつて旅館であったであろう廃墟の群。自然と人工的な建造物が混在しているその風景の中を電車が走り抜けます。多治見駅までの数分間は秘境駅を訪れる旅の雰囲気を味わえます。また新緑、紅葉の時季には窓から間近で自然の色彩を感じられ、季節の移り変わりも楽しめます。
中津川駅に近づくと、右側前方に恵那山が雄大にそびえます。中央アルプス最南端に位置する恵那山は岐阜県美濃地方最高峰の山で、この地域のシンボルです。天気が良い日には名古屋からも見ることもできますが、やはりこの山のすそ野に広がる中津川市、恵那市から見える恵那山は絶景です。古い話になりますが、1957年に製作された映画「青い山脈」では中津川市、恵那市がロケ地の舞台となりました。恵那山、木曽川をはじめ自然が豊かなこの地方都市の印象は作品との相性もピッタリだと私も思っています。
中津川駅からバスに乗換えて北へ向かう途中、廃線となった北恵那鉄道の痕跡を見ることができます。北恵那鉄道は木曽川の大井ダム建設に伴い、付知川から木材輸送が出来なくなる事から中津町(中津川駅)と下付知(現在の中津川市付知町)までの間に敷設されました。1978年に廃線となり現在はバスが運行されています。痕跡のハイライトは木曽川橋梁です。石を積んだような橋脚は当時のまま残っていますが、橋梁のトラス(鉄部分)は現役時代の緑色から錆と風化で茶褐色となり時の流れを感じます。1991年の映画「男はつらいよ」(マドンナは吉田日出子)では役目を終えた橋梁の直下で主役の寅次郎が地元農家の夫婦とともに船で木曽川を下るシーンがオープニングで流れました。まさに昭和の情緒を醸し出しています。廃線後39年が過ぎましたが、各所に線路、駅、ホーム等の面影を僅かながら残しています。付知川を沿うように林野の中を木造車両で走っていた北恵那鉄道の痕跡はその周囲の景色とも相まって鉄道ファンのみならず私の胸も熱くさせます。
何も気にしなければ時間が過ぎるだけの長時間通勤ですが、見方、感じ方で窓からの景色も変わります。自然の景色は季節、気候により表情が変わります。建築物はその地域の歴史や文化が反映されます。たまには、あれこれ考えながら周囲の景色を見るのも楽しいものです。電車にゆられて、車窓からの景色を眺めながら今後も新しい発見を探しつつ帰宅したいと思います。
談話室コーナー
大衆演劇ってご存知ですか?
天白支部・株式会社日永設備
佐伯 靖子
大衆演劇。有名なところでは、梅沢富美男さんや早乙女太一くんが大衆演劇の出身で、今はテレビで活躍されています。全国に専用の劇場やセンター(健康ランドやホテルなど)があり、ひと月ごとに違う劇団が公演しています。全国では、百二十近い劇団があるそうです。
私は、早乙女太一くんの舞台をきっかけに、大衆演劇を見るようになりました。名古屋には、大曽根に鈴蘭南座という六十年続いた専用劇場がありましたが、昨年緞帳を下ろし、閉館してしまいました。後は、平針に東海健康センターが残っているだけ。大阪では、大衆演劇の劇場が次々に出来ている中で寂しい限りです。
大衆演劇の役者は、旅役者と呼ばれるように毎月交代で全国を廻っています。月末の今頃は、みんなトラックに荷物を詰め込んで、次の公演地へ向かっているかもしれません。
大衆演劇の公演は、毎日、芝居、舞踊ショーと演目を変えて上演しています。特にセンターは、二千円弱の入場料金でお風呂に入り、食事やお酒を楽しみながら、芝居やショーを見て一日を過ごせる、とてもリーズナブルな娯楽です。
芝居は、洗練された商業演劇や歌舞伎とは違い、客席のお客さんの反応もスパイスにしてしまう人情劇、股旅物が多く、笑って泣かせるそんな演目が多く見られます。
舞踊ショーは、イケメン役者が女形に扮しての舞踊やカッコイイ立ち役での今どきのJ―POP、演歌に合わせた舞踊など、すぐ手の届きそうな舞台の上で繰り広げられる華やかな衣装に身を包んだショーは、見所いっぱいです。もちろん、かわいい女優さんもたくさんいます。時には、客席に下りてきて、目の前で踊ってくれたりするので、最近は、若い女性客もイケメン俳優目当てに詰め掛けていて、きゃーと黄色い声援が飛んだりしています。
大衆演劇の良さは、役者さんとの距離が近いこと。「送り出し」と呼ばれる終演後の役者さんによるお客さんのお見送りでは、お目当ての役者さんとおしゃべりしたり、ツーショット写真を撮ってもらったり、そんなひと時も楽しめます。
同じセンター、劇場でも毎月劇団が変わり、演目も変わり、休演日を除き年間三百日近く、違う公演を楽しめます。
芸どころ名古屋といわれる中で、芸能文化を絶やさないように、大衆演劇の世界を一度覗いてみませんか?
私は、お目当ての劇団さんを追っかけて、来月は、ちょっと隣の県まで遠征をしてみようと思っています。
舞台写真は、舞踊ショーのみ撮影OKなので、娘が撮影したものです。
消防コーナー
地震に備える11
名古屋市消防局OB 近藤 博
明治24年(1891年)濃尾地震(7)
引き続き、「中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書1891濃尾地震 平成18年3月」の報告書をもとに、当時の人が記録した報告等から地震直後の実情をみていきたいと思います。
○ 岐阜県の場合(その3)
5 家屋の被害概要
岐阜県全域の家屋の被害について、岐阜県岐阜測候所の『大震報告』(明治27年発行)では次のように記しています。
「家屋の崩潰(ほうかい)実に八万九千六百余戸、人畜の死傷十七万九千に及ふ、而(しか)して美濃国一市二十二郡に於ける被害戸数は平均現在戸数の五分五厘に當り、その災害の尤(もっと)も甚だしきは中島郡にして尤も寡(すくな)きは郡上郡とす、其歩合は中島郡は現在戸数百に対する九十四に、郡上郡は千に対する三に当たれり」
最も倒潰戸数の多かった中島郡では94%が、1番被害が少なかった郡上郡では0.3%としていますが、家屋の被害は倒潰だけに止まらず、これに火災による被害が加わることになります。
地震発生時はちょうど「各戸竃(かまど、へっつい)下に火を加え朝餐(朝食)の準備を為しつつあ」ったから、「竃下の火は漸次倒屋の下に」燃え広がって「震災についで火災並び起こり、一層の酸鼻を」極むることになった。
そして、其の「災害の尤も甚だしき所」は、岐阜市・大垣町・笠松町・竹ヶ鼻町・関町・東加納町であったとしています。
岐阜市とその周辺の町場の被害の特徴は、地震による家屋の倒壊ではなく地震後に発生した火災による被害の方が大きかったということになります。
なお、明治期の岐阜県中島郡は、現在では羽島市の大部分と愛知県一宮市及び稲沢市の各一部(明治12年行政区画施行時)の地域になります。郡上郡は、現在の郡上市の大部分と下呂市の一部。竹ヶ鼻町は現在の羽島市竹鼻町とその周辺。東加納町は、現在岐阜市加納丸の内にある加納城跡の北東の地域にあたります。
(出典 Wikipedia 2017年3月9日現在)
6 岐阜県における被害(全体)
死 者 | 負傷者 | 住家全壊 | 住家半壊 |
5,184 | 13,365 | 52,690 | 35,546 |
非住家全壊 | 非住家半壊 | 家屋焼失 | 家屋半焼 |
23,122 | 12,787 | 7,459 | 35 |
道路破裂 | 橋梁損落 | 堤防崩壊 | 山崩れ |
15,217 | 8,198 | 4,562 | 9,929 |
(出典 「明治24年(1891年)10月28日濃尾地震の震害と震度分布」愛知県防災会議地震部会 飯田汲事 昭和54年3月 P15
法律コーナー
女性アイドルと芸能プロダクション
弁護士 松 永 辰 男
女性アイドルと芸能プロダクションの間で結ばれた契約に、女性アイドルが男性フアンと性的な関係を持つことを禁止しているにもかかわらず、その女性アイドルが男性フアンと性的な関係をもったことを理由として芸能プロダクションが女性アイドルとその父親及びフアンの男性を相手に損害賠償を求めた事件の判決があり、芸能プロダクションの請求は認められませんでした(東京地裁平成28年1月13日判決・判例時報2316号63頁)。
女性アイドルは7人で構成するアイドルグループのメンバーmの一人であり、芸能プロダクションとの間でマネージメント契約を締結していまして、契約をした当時は19才でしたから父親が法定代理人として契約書を交わしました。従いまして、契約違反を理由とする請求でしたから、女性アイドルの父親も監督義務違反として損害賠償の請求を受けたのです。
ところで裁判所は、「確かに、タレントと呼ばれる職業は、同人に対するイメージがそのまま同人の(タレントとしての)価値に結びつくといえる。そのなかでもアイドルと呼ばれるタレントにおいては、それを支えるフアンとの間に当該アイドルに対する清廉さを求める傾向が強く、アイドルが異性と性的な関係を持ったことが発覚した場合に、アイドルには異性と性的な関係を持って欲しくないと考えるフアンが離れ得ることは、世上知られていることである。
それゆえアイドルをマネージメントする側が、その価値を維持するために、当該アイドルと異性との性的な関係ないし、その事実の発覚を避けたいと考えるのは当然といえる。」から、契約としては有効であるが、他方恋愛感情を抱いて異性と性的な関係を持つこと自体は幸福を追求する自由の一つの内容であって、それが殊更プロダクションに損害を与えるために、みずから敢えて公表したというような悪意による場合でなければ損害賠償まで求めることはできないといい、本件の場合は芸能プロダクション側で公表したという経緯があるから、女性アイドル側には悪意はなかったと判断したのです。
木祖村コーナー
やぶはら高原こだまの森がオープンします!!
やぶはら高原 こだまの森
2017年4月29日(土・祝)
にオープンです!!
喧騒した日々を忘れ、ゆったりとした
時間の中で、のんびり休日。
大自然豊かな木祖村こだまの森で家族や
気の合う仲間と楽しい時間を過ごしませんか。
新コテージ完成しました!
皆でバーベキューを楽しんだり、巨大迷路やテニス、面白自転車で体を動かしたり...様々な遊びができます!
また、多目的広場は合宿にも最適!
今シーズンのご予約はもう受付が始まっています!
ご予約お待ちしてます!!
お電話はコチラ(0264-36-2777)
HPもご覧ください→http://www.kodamanomori.jp/
(予約状況の確認が出来ます。)
木祖村 さくら便り
編集後記
編 集 後 記
新年度となり、’April come she will ~’「彼女」に限られるわけではないが、何かが訪れる時節である。卯月の初旬には二十四節気の「清明」を迎える。草木が勢いを増し、春の花も見ごろとなる。その15日ほど後には、「穀雨」となり、草木にとって恵みの雨であり、人間にとっても水源を満たす降雨となるであろう。月半ばには、春の髙山祭など祭りも多くなり、出かけるのによい季節である。
お出かけは、自動車という方も多いであろうが、先月には、運転中に助手席に置いたスマートホンのゲームに気をとられ死亡事故を起こした事件に、禁錮3年との判決があった。
その判決後も、運転していて目につくのはスマートホン片手に運転という方がいかに多いことか。若い方に限らずというのが少子のチラ見(これも、ながら運転かも)した印象である。これでは、事故は無くならないし、悲劇は繰り返されてしまう。飲酒運転と同じように、事故が起こるたびに厳罰化では、情けないと思う。
しかし、わが身を振りかえってみても、運転中にかかってくる電話へ応答してしまうことがしばしばあった。当然のことであるが運転への集中はとぎれている訳で、事故とならなかったのがいかに幸運であったかと、今では思う。これではいけないと思い、「運転中は、出ませんよ」ということを家人へ伝えたが、「偽装しないでね」と切り返された。ともあれ、通信機器の類も適切に操作し、運転に集中できるよう、自分を律していきたい。
3月11日は、どこで2時46分を迎えましたか。少子も放送のサイレンにあわせ1分間ほど、「忘れない」の思いを新たにしました。いまだに「家」に帰れない日々、避難先でのイジメ、ロボットでさえ通行を許さない過酷な放射線エネルギーと厳しい状況はつづきますが、その中でも希望を失わず働いている人々の知恵と工夫、なんとか切り開いていこうとする気持ちと行動力には、勇気づけられるものを感じます。
さて、来る5月18日(木)には、名水協防災訓練が開催されます。当地は、過去の地震災害から随分月日が経過していますが、日本列島の成り立ちを考えてみても、この地域が、いつ、なんの予兆もなく、海溝型などの大きな地震にみまわれることは、ほぼ確かなことです。その時、自分自身の命をまもり、いち早く応急給水の手立てをしていくことは、地域に根差し行動する名水協加盟の組合員でなくては、できないことだと思います。目前の課題解決に追われる日々ですが、当日は、混乱している中でも実際に行動できるよう想像力をたくましくして訓練に参加してまいりたいと思います。
(E・Y)
■ 組合だより No.560(平成29年4月号)――――――――――
● 発 行 名古屋市指定水道工事店協同組合
理事長 穂 刈 泰 男
● 編 集 名古屋市指定水道工事店協同組合
広 報 技 能 委 員 会
名古屋市中区丸の内三丁目14番11号
TEL (052)951−3240
FAX (052)951−8883