『ガス灯ともる温泉街 おしんの舞台となった街』第32回フォトコンテスト委員長賞 撮影:㈲イケダヤ 後藤 智子 氏
名古屋の風景
ミッドランドスクエアから望むJRセントラルタワーズ
水野 博子 氏 (安井管工業㈱)
建物の高さはオフィス棟の方が高いが、階数はホテル棟が多い。このようなツインビルにした理由は、コンコースの下にはすでに地下鉄桜通線が通っていたために、その部分に深い基礎を打ち込むことが困難であったからである。竣工時は名古屋市で最も高い建造物であったが、現在は南東に位置するミッドランドスクエアにその座を譲っている。晴天時には岐阜城や御在所岳などからもその姿を見ることができ、名古屋のランドマークとして人気スポットになっている。
会議コーナー
定 例 理 事 会
1.開催日時 1月10日(木) 午前10時 ~
1.開催場所 熱田神宮会館
1.理事定数 17名
1.出 席 者 理事15名
監事 2名 顧問 1名
青年部会コーナー
第154弾定期夜間勉強会(特別編)
開催日 平成30年12月15日
参加人数 10名
技能開発部会・青年部会共催
今回の定期夜間勉強会は特別編としまして、株式会社レント教習センターの方を講師にお招きし、「粉じん作業に係る特別教育」を開催しました。
特定粉じん作業に従事する際は、当該特別教育を受講したうえで修了証取得が必須であるため、参加者においても関心の高さが窺えました。
講習は関係法令を学ぶことから始まりました。労働安全衛生法にまつわる事項として、粉じん作業は労働災害に直結するということです。作業者だけが対策すれば良いのではなく、事業者や発注者も発生防止に責任を持たなければなりません。また、じん肺法では粉じん作業に就いている人、過去に就いていた人の健康管理を適切に進めることが定められています。粉じんを吸入すると、肺が炎症を起こし正常な細胞が破壊され、組織が固くなる線維化という症状を引き起こし肺機能が失われるそうです。いったん発症すると現在の医学では治すことができない非常に恐ろしい病気です。たかが粉じんくらいと、侮ると重篤な事態に陥ることを学び安全対策の重要性を再認識しました。
その他に、粉じんによる疾病の防止策や作業場の管理に伴う排気・換気設備の仕組み、呼吸用保護具の種類と使用方法等、とても幅広い知識を習得できた特別教育だと感じました。
定期夜間勉強会は日常業務に役立つ事柄を会得出来る良い機会だと思います。今後も皆様にとって有益なテーマを開催していきますのでご参加をお待ちしております。
青年部会 港支部 栗林弘昌
青年部会コーナー
土曜学習プログラム
平成30年度の土曜学習プログラムが7月7日に野並小学校、12月8日に植田南小学校にて行われました。7月には台風が、12月には寒波がやってくる大変な環境の中でも、元気に集合してくれた子供たちの姿がとても印象的でした。
どちらも60人を超える参加者となり、非常ににぎやかな雰囲気の中で行われましたが、その分使用する工具や資材の作成・当日参加し対応する人員の確保など事前準備において苦労する点もありました。
土曜学習プログラムの内容としては、前半に㈱LIXILによる紙芝居やすごろくを使って水資源の大切さを伝える授業と、後半に名水協による配管作業体験の2部編成で行われました。
まずは班ごとに分かれてもらい、その後、体験してもらう内容と注意事項を子供たちに伝えました。特にハサミやスケールなどケガにつながる道具の危険性について理解してもらえるように強調しました。
説明が終わるといよいよ工作がスタート。用意された図面を見ながら配管を加工していきます。実際にスケールを使いペンで印をつけ、塩ビカッターでパイプを切断しました。低学年の子供たちは力が必要な作業に四苦八苦していましたが、無事に切断できた時にはとても嬉しそうで、切ったパイプを大切そうにしっかり握りしめていました。パイプを切り終えると継手と支持金物を使いながらコンパネ板に配管を組んでいきます。バンドのナットを締める際など子供同士で協力しながら一生懸命行っていました。最後に蛇口を取り付けて工作は完成。出来上がったものを見て、ここが曲がっているだとか、ここは上手にできたなど楽しそうに話していました。
子供たちの人数も多い上に低学年の子供が多い中で、無事にケガやトラブルなく終わることができました。その中で様々な課題も見つかりましたが、来年度以降の活動に向けてより良いものを提供できるよう内容を精査し、今後の活動に活かしていきたいと思います。
青年部会 瑞穂支部 美野 太陽
特別寄稿コーナー
昨年のトピック
名古屋市上下水道局 瑞穂営業所
所長 二村 俊介
名古屋市指定水道工事店協同組合の皆さまには、日ごろの給水装置工事、給水装置の修繕のほか、防災に関してもひとかたならぬご協力をいただき、誠にありがとうございます。
さて、昨年は、全国的に災害の多い年だったと言われています。今年は災害のないことを願っていた矢先の1月3日、自宅でテレビを見ていたら緊急地震速報が入り、その後の報道では熊本県で震度6弱の地震とのこと。今年も災害の多い年になるのではないかと思わせる滑り出しになりました。
昨年の災害といえば、1月末の大寒波。新潟市では、水道管の凍結被害(漏水)により、配水池の推移が低下。名古屋市からも応援隊を出しました。名古屋市も寒波に見舞われ、給水装置の凍結破損が続出しました。その際は、組合員の皆さまにもご尽力いただきました。6月末から7月にかけて発生した西日本豪雨では、浄水場が大量の土砂に埋もれたり、土砂崩れで配水管が破断したりし、各地で断水が発生しました。大雨で断水するということをあまり考えたことがありませんでしたが、大災害の前では何が起きても不思議はないのだと実感いたしました。
災害もさることながら、昨年の水道業界で大きな話題といえば、水道法の一部改正ではないでしょうか。特に、水道事業にコンセッション方式の導入が可能になるという点がクローズアップされ、水道事業の民営化に関する議論があちこちで巻き起こりました。普段は目立たない水道法という法律が脚光を浴びた年でもありました。しかしながら、法改正の本来の目的であった水道の基盤の強化、そのための広域連携の推進といった点があまり注目されなかったのは、少々残念です。また、あまり注目されませんでしたが、組合員の皆さまにも密接にかかわる指定給水装置事業者制度も、指定に更新制が導入されるなど、一部変更されることになりました。皆さまの手を煩わせることも予想されますが、よろしくお願いいたします。
以上、災害、法改正と昨年の水道事業に関するトピックを挙げてまいりましたが、水道事業を取り巻く環境も年々変化してまいります。環境の変化についていけるよう私どもも一生懸命努力していく所存です。皆さま方におかれましても、名古屋市上下水道事業への一層のご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。
筆の泉コーナー
「メリー・ポピンズ」
名古屋市上下水道局 中営業所
主事 永田 悠乃
皆さんはメリー・ポピンズをご存知でしょうか?映画をご覧になったことがなくても、真っ白なドレスを身にまとい傘をさして空を飛ぶ女性を思い浮かべる方は多いと思います。そんな映画「メリー・ポピンズ」の続編である「メリー・ポピンズ・リターンズ」が、約半世紀越しの2019年2月1日に日本公開されます。それに先駆けて、今回は前作についてご紹介します。
映画「メリー・ポピンズ」は1964年にウォルト・ディズニー・カンパニーによって制作されたミュージカル映画で、ロンドンのとある家庭に乳母としてやってきた女性メリー・ポピンズが不思議な魔法を使い、子どもたちとかけがえのない時間を過ごす物語です。一家の厳格な父バンクスが苦難に直面し、本当に大切なものが何かに気づいていく様子にはきっと感動すると思います。
原作は「メアリー・ポピンズ」という小説で、ウォルト・ディズニーの娘が大ファンでした。愛娘と映画化を約束したウォルトでしたが、原作者のパメラ・トラヴァースは映画化に前向きではありませんでした。映画化をあきらめないウォルトの熱意に負けたパメラでしたが、アニメーションを作らないこと、ミュージカルにしないこと、脚本はパメラの承認を得ることなどの厳しい条件を課したため、映画化はますます難航します。度重なる話し合いの結果、最初の交渉からは実に20年の時を経て、ようやく映画「メリー・ポピンズ」は完成します。その過程は「ウォルト・ディズニーの約束」という名前で映画化されており、エンドロールではパメラとディズニー側が会議をした際の実際のテープが流れるため、メリー・ポピンズの制作がいかに難しいものであったかを推し量ることができます。この映画では原作「メアリー・ポピンズ」の誕生についても追究されているため、鑑賞すれば映画「メリー・ポピンズ」の世界観をより楽しむことができるでしょう。
原作者とファンの熱い想いがあって完成した映画「メリー・ポピンズ」は、実写とアニメーションが融合した当時では革新的な技術や、親しみやすい歌とダンスが評価され、数多くの賞を獲得しました。なかでも第37回アカデミー賞では最多13部門にノミネートされ5部門で受賞を果たしました。
「メリー・ポピンズ・リターンズ」は前作から25年経ったロンドンが舞台です。かつてメリーとすごした子どもたちも登場します。ぜひ映画館で今もなお愛されるメリー・ポピンズの魔法にかけられてみてはいかがでしょうか。
談話室コーナー
カメラとの出逢いと『縁』
西支部・安井管工業 株式会社
水 野 博 子
昨今はスマホのカメラ機能が進化し、大きなカメラを持ち運ばなくても誰でも簡単に綺麗な撮影ができる時代。
仕方なく有料でカメラメーカーの講座を受けることに・・・。「カメラが悪いのか?」講座に来ていた人の中には、私と同じことを思っている方が他にも居たことに笑ってしまいました。
講座を受講するごとに私が今まで目にした素敵な写真は、絞り・シャッタースピードなどひとつひとつ自分で調整しなくては撮れないのだな・・・と気づきました。知識を重ね少しずつ理解できて、やっと一眼レフの魅力がわかりました。それからますます撮影することが楽しくなり、自分の身近なものや近くで開催されるイベントなどの撮影に出かけました。
一眼レフを始めてしばらくして、友達が以前一緒に仕事をしていた東海地方のタレント宮本忠博さん主催のイベント【春日井カエルまつり】に出かける機会がありました。
友達が縁で私も宮本さんとSNSで繋がっていたこともあり、イベントの写真をSNSでアップしていたところ、一昨年のイベント時に突然「春日井カエルまつりの公式カメラマンです」と紹介されてしまい動揺しました。
その後正式に公式のカメラマンをして貰えないか?と依頼がありました。
相手はタレントさんなので、沢山の人が写真を撮ってくださるのに、なぜ私の写真が気に入って頂けたのかわからず、カメラマンを引き受けることは、即答できませんでした。
その後交流を深めていくうちに、宮本さん自身も以前にカメラに興味があり、仕事で引き受けた写真でメーカーさんの「フォトコンテスト」に入賞していたことが判明。
公式カメラマンを引き受けるかどうか悩んでいた時、タレントさんとの縁をくれた友達に「もともとカメラに興味があった彼だから、きっと感じるものがあったんだよ」と言ってもらい、その言葉でカメラマンをやらせて頂くことを決めました。
今では毎年4月第三土曜日に春日井・勝川駅前で開催される【春日井カエルまつり】を始め、宮本さん司会のイベントや、他にも写真を撮ってほしいと声をかけてくださる方も・・・。
軽い気持ちではじめたカメラが、思わぬ方向に向かい始めて驚きと共に、とても嬉しく思います。
ある時、ふと思い出したことがあります。それは私が子供の頃、他界した父が好きで集めていたカメラが私の勉強机の中にあった事。母に尋ねたところ「お父さんはカメラが好きたったけど、(私が)生まれてから幾つかの趣味の中でカメラを諦めたんだよ」と話してくれました。
その言葉を聞き、生前父が趣味だったカメラを私にやらせてくれているのだなと感じました。
きっと私が知人と再会して、一眼レフに興味を持たなかったら、こんな縁が繋がることもなかったことでしょう。
しかし今のカメラは進化したもので、カメラ本体に【カメラアプリ】をダウンロードし撮影したり、カメラ検定を受けることができたり、カメラがただシャッターをきる物ではないことに驚きます。
今ではスマホや一眼だけではなく、ドローンでも撮影できるようになってきた時代。
進化していくカメラや、今後も繋がっていく縁に期待してしまいます。
消防コーナー
地震に備える33
名古屋市消防局OB 近藤 博
昭和19年(1944年)東南海地震(5)
7 液状化現象
昨年9月6日に北海道で発生した「平成30年北海道胆振東部地震」では、
被害の一つとして、札幌市清田区における地盤の液状化による被害が大きく
報道されました。記憶に残っている方もいると思います。
昭和19年の東南海地震でも液状化現象により各所で被害が発生しています。
それについて下記報告書は次のように述べています。
「この地震に伴なって陸地では前述のような地面の隆起・沈降のほか地割
れや亀裂がみられ噴砂・噴泥・噴水などの現象が随所でみられた。このよう
な現象は砂地盤の液状化によって生じたものと考えられており、昔から大地
震の度ごとにところどころ噴砂・泥水のあった記事が残されていることも知
られている。」
「これらの地点では地盤の液状化による地盤破壊が行われたものと考えら
れる。これらの地点の分布を見ると遠州灘や伊勢湾、三河湾沿岸にみられて
おり、遠州灘では大田川流域、菊川流域、海岸部、浜名湖周辺などでみられ、
伊勢湾、三河湾では木曽川・長良川・揖斐川沿いの地帯及びその三角州、四
日市市付近の沿岸沿いや堀川や中川運河沿いの地帯で多く見られている。ま
た、この液状化現象は遠く大阪湾沿岸にてもみられたことは注目される。」
「被害率の高いところは液状化地点とよい相関がみられ、河川流域や旧河
川敷、旧湖沼ないし旧海岸部と一致しているところが多い。これらの地点で
は地割れから噴砂・噴泥・噴水等がみられ、地面の不等沈下が起こり、之が
構造物の破壊につながり被害を大きくしている。」
(出典 「昭和19年12月7日東南海地震の震害と震度分布」愛知県防災会
議 飯田汲事著 昭和52年3月 P7)
8 被害の全体像
被害の全体像は、死者数を含め異なる数字を記載している報告書もありま
すので、参考に一覧表で示せば下記の通りです。
昭和19年(1944年)東南海地震の被害の総括
死者(行方不明含) | 負傷者 | 住 家 | 非 住 家 | ||
全 壊 | 半 壊 | 全 壊 | 半 壊 | ||
1,223 998 871 | 2,864 3,059 1,859 | 17,599 26,130 13,586 | 36,520 46,950 11,854 | 17,347 16,686 | 24,473 11,854 |
(上段 出典 「昭和19年12月7日東南海地震の震害と震度分布」愛知県防
災会議 飯田汲事著 昭和52年3月 P9)
(中段 出典 「資料日本被害地震総覧」宇佐美龍夫著 1975年3月 P223)
(下段 出典 「愛知県災害誌」総務部消防防災課 名古屋地方気象台監修 昭
和45年3月 P489)
なお、下段に記載した「愛知県災害誌」の数値は、同書の被害の項で「被
害の詳細は戦時中で不明だが、判明分だけでも」との、但し書きで上記の数
字を掲げ、「しかし、このほか未判明分も多く」と述べていますので、被害の
全体像を表した数字ではないと思われます。
最も正確と思われるのは、作成年が一番新しい上段の飯田汲事著「昭和19
年12月7日東南海地震の震害と震度分布」の労作であろうと思います。
法律コーナー
なりすましによる不動産売買
弁護士 松 永 辰 男
鹿児島県内の特例有限会社が東京都内に時価1億円以上の駐車場として賃貸している土地を所有していたが、これを2億円で買ったところ、それは特例有限会社の代表者Bが、真実の代表者になりすまして印鑑証明書や免許証等の証明書を、登記官にさえ見つからないくらい巧妙に偽造し、その上、登記識別情報を紛失したと言って司法書士にお願いし、資格者代理人として本人確認情報を法務局に提供してもらい売買を原因とする所有権移転登記手続きをしてもらいました。ところがその後特例有限会社が上記架空の移転登記の事実を知り、移転登記の抹消を求める裁判を起こして勝訴し、移転登記を抹消してもらいました。そこで2億円で買わされた人が司法書士を相手にして2億円余の損害を賠償するよう求める裁判を起こしました。一審の東京地方裁判所は証人調べをすることなく審理を終結し、訴えを認めない判決をしました。その理由とするところは、登記官さえ見抜けなかった偽造書類であったから、司法書士としても見抜くことは困難であり、それを見抜いて処理するよう求めることは相当ではないという理由でした。訴えた人は判決に不服で東京高等裁判所に控訴しました。東京高等裁判所は訴えを認める判決をし、司法書士に損害賠償として2億円余を支払うよう命じました(東京高等裁判所平成29年12月13日判決・判例時報2387号13頁)。そのように判決した理由としては、特例有限会社の代表者になりすました自称Bの司法書士に対する説明によれば、所有者である特例有限会社は鹿児島県にあるが休眠会社であること、しかしながら本件土地は東京にあり、1億円以上の価値があって、無担保であることや駐車場として賃貸していることなどであった。しかも、平成27年2月16日の午後2時頃に同日発行の鹿児島市役所の窓口用封筒に入った自称Bの印鑑登録証明書が東京にある売主の関係先の事務所に届いたということであり、それも不可能ではないけれども時間的にかなりタイトであり、疑いを抱く点であって、更に、登記識別情報をどこにしまってしまったか分からなくなってしまったという弁解も、抑々2億円で売買できる不動産の大切な書類であることから疑問を抱くべきである。従って、専門職である司法書士としては更に本人確認のために証明書等を発行した関係官署に対し電話で発行の真偽を確認するなどの調査をすべき注意義務があるといった理由により、司法書士の過失を認め損害賠償義務を命じました。この頃においては、東京において所有者になりすました人から60億円余の土地を買わされた事件もあり、気をつけなくてはならないことが頻繁に起きています。
木祖村コーナー
木祖村アンテナショップ人気商品
編集後記
編集後記
平成最後の正月となる平成31年は、年末からの寒波の影響で少し気温は低かったですが、正月らしい穏やかな好天に恵まれた年明けとなりました。
最近の正月は、元日はニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝)、2日、3日は箱根駅伝を見ながら過ごすというのが定番となっています。
箱根駅伝は、出雲駅伝、全日本大学駅伝(熱田神宮~伊勢神宮)と並び大学3大駅伝とされており、今年も大本命とされていた青山学院が往路で出遅れ5連覇を逃すなど毎年ドラマが生まれることから人気も高く、近年は予選会の模様まで紹介されるまでになっています。
一方で、ニューイヤー駅伝は元日の朝スタートということもあり、実業団の日本一を決める大会としては注目度が低かったように思います。しかし、一昨年テレビで放映された池井戸潤原作の「陸王」がヒットしたことから、注目度が増しマスコミでも積極的に取り上げられるようになってきました。
このニューイヤー駅伝に、私の地元の「愛三工業」が18年連続で出場していることから、毎年元日の楽しみとなっています。トヨタ自動車や旭化成のような一流ランナーを揃えた企業ではないので常に上位を狙えるようなチームではありませんが、地元チームの活躍を期待しながらのテレビ観戦を続けています。最近では、娘の同級生が出場し1区を走ることから、眠い目をこすりながらスタート前からのテレビ観戦となっています。昨年は1区の終盤で一時トップに立つなどトップと10秒差の区間8位だったこともあり、今年は特に期待して見ていましたが、集団の中で中々抜け出せない状況でしたので諦めていたところ、中継所ではトップと3秒差の区間3位でタスキリレーするという昨年を上回る好走を見せてくれました。2区の外国人区間では区間賞の走りでトップに立ち3区へ入りましたが、その後徐々に順位を落としゴールでは37チーム中30位という結果に終わりました。
池井戸潤の小説のようにハッピーエンドという訳にはいきませんでしたが、一時でもトップに立つという地元企業の頑張りを見ることができ、いい新年を迎えることができました。
これからも、地元企業が一流企業と同じフィールドで挑戦することが出来るニューイヤー駅伝を引き続き応援し続けていきたいと思っています。
(T.T)