『SNOWミッキー&ミニー』第34回フォトコンテスト入賞 臼井設備 臼井裕子氏

『SNOWミッキー&ミニー』第34回フォトコンテスト入賞 臼井設備 臼井裕子氏

名古屋の風景

大名古屋ビルヂング

 大名古屋ビルヂングは名古屋市中村区名駅三丁目28番12号に所在する。三菱地所所有のオフィス兼商業ビルである。ライトアップ期間は2020年11月11日~2021年2月28日の17時~24時となっています。

 2015年10月、2代目ビルが完成し初代ビルにあった玄関の銘板をそのまま使用したほか、初代ビル1階エレベータホールに設置されていたモザイク画はエントランス部分に設置されたが旧ビルの特徴だった「大名古屋ビルヂング」の看板は再利用されず廃棄されてしまった。名称は「ビルディング」ではなく、チに濁点の付いた「ビルヂング」と表記される。この特徴的な名称は“ディ“が英語読みで“d“を含む発音であるため、日本語に直す際にザ行の「ジ」ではなく、ダ行の「ヂ」を当てたために生まれたされている。三菱地所系のビルはほとんどの正式名が「ビルヂング」表記が用いられている。

会議コーナー

定 例 理 事 会

1.開催日時   11月4日(水)

           午後3時

 

1.開催場所   水 道 会 館

 

1.理事定数   17名

 

1.出席理事   17名

特別寄稿コーナー

水に関する英語の名言あれこれ

名古屋市上下水道局 守山営業所 所長 井上 明和

 

 今年度4月から上下水道局守山営業所長を務めています井上でございます。

名古屋市指定水道工事店協同組合並びに組合員の皆さまには、日頃から上下水道事業にご協力をいただくとともに、災害時の給水においても重要な役割を担っていただき、本当に心強く感じております。改めてお礼申し上げます。

さて、私が本市に入庁してから早30有余年が経ち50代も半ばになってきましたので、頭の体操もかねて最近英語の勉強をしています。英語には水に関する名言も多く、今回はそのいくつかを紹介したいと思います。

 まずは、イタリアの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチの名言から。

Water is the driving force of all nature.(水は全ての自然の原動力である。)

ダ・ヴィンチらしいスケールの大きい名言だと思います。水によって自然が生き生きするのが目に見えるようです。もうひとつダ・ヴィンチの名言を。

In rivers, the water that you touch is the last of what has passed and the first of that which comes;so with present time.(川では、あなたが触れる水は過ぎ去った最後の水でありこれから来る最初の水である。現在という時も同じである。)

 これは、ちょっと考えさせられる名言ですね。人生に遅すぎることはない、これから新しい人生が始まるのだ、チャレンジ精神を忘れるなと言われているように感じます。

 次は、古代ローマの詩人ルクレティウスの名言から。

The fall of dropping water wears away the stone.(水滴の落下は石をもすり減らす。)

 これは、小さな努力も積み重ねればいつか花開くという感じでしょうか。日々の努力の大切さを再認識させられます。ちょっと変わった視点からの名言もあります。フランスの哲学者ミシェル・ド・モンテーニュの名言です。

A straight oar looks bent in the water. What matters is not merely that we see things but how we see them.(真っ直ぐなオールも水中では曲がって見える。大切なことは、単に物事を見るのではなく、物事をどのように見るかということだ。)

 これは、仕事をする際にも言えることですね。常に物事の本質を見て、方向性を見誤らないように仕事をしていきたいと思います。最後にアメリカの海洋学者シルヴィア・アールの名言を。

There is plenty of water in the universe without life, but nowhere is there life without water.( 生命の無い水は宇宙にたくさんあるが、水の無い生命はどこにもない。)

 水は命の源です。水すなわち上下水道を守ることは、市民の方々の日々の暮らしを守ることに繋がります。歴史ある名古屋の上下水道を守るため、引き続きご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

筆の泉コーナー

縦の糸はあなた、横の糸は私、織りなす布

名古屋市上下水道局 浄水管理調整室 浄水管理係

                         技師 向家 聡志

 

タイトルを見たときに、メロディーが浮かんではきませんか。今回は、その「糸」とそれが織りなす「布」について少しお話させていただきます。

 

 「繊維」や「糸」という言葉を耳にすることがあると思いますが、その違いについて「繊維は短くて細い、糸は長くて太い」と、長さや太さが違うと思っている人は少なくないでしょう。

 しかし、繊維と糸の違いは「繊維は撚(よ)っていない、糸は撚っている」と撚っているかどうかで、長さや太さは関係ありません。例えば、「合成繊維」と聞くことはあっても「合成糸」と聞くことはないと思います。これは、合成繊維が溶かした原料を伸ばして作られており、撚って作られていないからです。

ちなみに、繊維は長さによって「長繊維」と「短繊維」に分類されるのですが、天然繊維の中で長繊維と呼ばれるものは蚕の繭しかなく、その長さは数百メートルになります。

 

 さて、「糸は撚っている」とお話しましたが、撚った方向によって、「右撚」、「左撚」と言い、その見た目から「S撚」、「Z撚」とも言います。また、撚った回数に応じて、回数の少ないほうから、「甘撚」、「中撚」、「強撚」、「極強撚」と分類されています。さらに、例えば、右撚のみの糸を「片撚糸」、右撚の糸を2本以上合わせて左撚した糸を「諸撚(もろより)糸、または駒撚糸」、右撚の糸と繊維を合わせて左撚した糸を「壁撚糸」と糸にも様々な種類があります。

 また、例えば、蚕の繭から作られた糸を「絹糸」と言いますが、撚って作られただけの絹糸を「生糸」、生糸からアルカリの薬品を使ってセリシンという成分を取り除いた絹糸を「練糸」と加工の有無によって種類分けされる物もあります。ちなみに、セリシンを取り除くと光沢が増し、やわらかい風合いになるため、皆さまが高級感を感じる絹製品は、厳密に言うと生糸ではなく練糸で作られたものだと思います。

 

 そして、糸だけでなく布にも様々な種類があります。例えば、織物は主に「平織」、「綾織」、「朱子織」、「絡み織」の4種類があります。皆さまがよく目にする模様は、この4種類を組み合わせて描かれていることが多いです。

ちなみに、織り方によっては名前がついている織物があり、例えば、絹糸で作られた織物だと、平織に「羽二重(はぶたえ)」や「紬(つむぎ)」、朱子織に「綸子(りんず)」、絡み織に「紗(しゃ)」や「羅(ら)」と言われているものがあります。

 この他にも絹糸で作られた織物がたくさんありますので、絹織物を見た際はぜひ織り方に注目してみてはいかがでしょうか。

談話室コーナー

思い込む力

中川支部・木村工業所 株式会社  

 木村 友彦

 

 「思い込み」・・・深く信じ込むこと。良い意味でも悪い意味でも思い込むことで力になることがあります。私はこの「思い込み」で体験したことが強く印象に残っており、今の自分を形成していると思っています。今回は特に印象に残っている体験を書かせていただきます。

 小学生のころ、真夏に外で友人2人と遊んでいたのですが、その友人たちが「今日もキンキンに冷えたサイダー飲もうぜ」と家に誘ってくれました。氷の入ったコップになみなみと注がれたサイダーをもらい、友人たちが「サイダーうまいぜ!」と豪快に飲んでいるのに続き、自分も炭酸と甘さを想像しながら一口飲んだら・・・ものすごくまずい液体でした。実はこの「サイダー」はただの水で、友人2人の間では普段からただの「氷の入った水」をサイダーと言って飲んでいたようです。自分は純粋にサイダーだと信じ込んで飲んだため、答えを聞くまで水とは認識できませんでした。この経験は思い込みで味覚が変わってしまう
のだという衝撃で今でも深く覚えています。
 先の小学生のころの話は「思い込み」に振り回された内容でしたが、次は「思い込み」を利用した高校生の頃の話をさせていただきます。
 当時、理系が得意だった自分は苦手な文系に関してはそこそこできれば問題ない、それが普通だと思っていました。しかし、高校2年でできた友人が理系、文系問わず全科目高得点を叩き出す人でした。今まで身近でそんな人に出会ったことのなかった自分には大変衝撃的で、なんとかできないか考えました。とはいえ、部活はあるし、遊びたい・・・つまり勉強時間は増やしたくない・・・。そんな折に「サイダーの思い込み」を思い出し、考え方を変えてみました。それは「他の人が出来ることは自分も出来る」です。このことを強く自分に思い込ませ、勉強に臨みました。当然、勉強時間も勉強方法も変化しているわけではない
ので、目覚ましく成果が出るわけではなかったのです。けれど同じような問題では絶対間違えない!間違えても次は絶対間違えない!という思いが「そこそこできれば問題ない」と思う科目の底上げにつながり、半年後にはその友人に並べるようになりました。この時のことは「思い込む」ことを意識することによって成果につながった経験として今でも糧となっています。
 「サイダー」の話は「病は気から」と通じるところがあるのかなと思っています。私はおなかの調子が悪い時、百草丸を飲むとすぐに良くなるのですが、他の薬では全く効きません。
「百草丸は絶対効く!」と思い込んでいるからかもしれません。広告で見かける健康器具や食品などは「※効果には個人差があります」という表記を見ると、自分には効かないのではないかという思いの方が強くなってしまいます。本当に必要になったらうまく思い込んで使ってみるのもありかなと思います。
 最後に「他の人が出来ることは自分も出来る」の思い込みですが、あくまで自分の意識を変えるだけなので、他の人や物が関与することには無意味です。ギャンブルで他の人が当たるなら自分も当たる!なんて考えてはいけません!(体験談)

消防コーナー

地震に備える55

名古屋市消防局OB 近藤 博

 

昭和19年(1944年)東南海地震(27)

 

 引き続き、「中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書1944

東南海地震・1945三河地震 平成19年3月」の報告書を中心に、他の報告書も参照しつつ、今回から静岡県の被害の実態をみていきます。

 

○ 静岡県の被害

死者(行方不明含)

負傷者

住 家

非 住 家

全 壊

半 壊

全 壊

半 壊

295

848

6,970

9,522

 4,862

 5,558

(出典 「昭和19年12月7日東南海地震の震害と震度分布」愛知県防災会議

 飯田汲事著 昭和52年3月 P9)

 

1 大田川・菊川流域の被害

  静岡県内の被害の概要について、専門調査会報告書は、「この地震により、

静岡県では、静岡市清水区の巴川流域、菊川市・掛川市の菊川中下流域、袋

井市・磐田市の太田川中下流域の軟弱地盤を中心に、揺れによる大きな被害

が発生した。

このほか、牧之原市の萩間川・勝間田川沿いの地域、浜松市・磐田市の天

竜川下流域、浜松市・湖西市などの浜名湖沿岸でも被害が大きかった。津波

による静岡県内の被害は、伊豆半島の下田市で発生したほかは、遠州灘沿岸

や駿河湾内ではほとんど発生していない。」と述べています。

 

 静岡県では、295名の方が亡くなっていますが、その多くが大田川、菊川(浜

松市と御前崎の間にあり太平洋に注ぐ河川)流域に集中しています。

上記の(愛知県防災会議 飯田汲事著)報告書の震度分布図によれば、静

岡県では、7ヶ所で震度7が記録されていますが、大きな揺れがあったのは、

大田川、菊川の二つの河川の中下流域で記録されています。

 大田川流域では、当時の町村名では周智郡山梨町、久努西村、磐田郡袋井

町、上浅羽村、西浅羽村、久努村、今井村(以上、現袋井市)、磐田郡田原

村(現袋井市、現磐田市)、向笠村、南御厨村(以上、現磐田市)の10町村

で家屋全壊率が30%を超えており、震度7と判定されています。

 中でも、今井村では、総戸数336戸中322戸(全壊率95。8%)という激甚な

被害が発生しています。

菊川流域では、小笠郡平田村、横地村(以上、現菊川市)の2村で家屋全

壊率が30%を超えており、震度7と判定されています。

これら12町村における死者数の合計は158人になり、大田川、菊川流域だけ

で静岡県の全死者数295人の50%以上を占めていることになります。

これら町村以外で死者が多かったのは、浜松市22人、清水市(現静岡市)

19人、浜名郡鷲津町(現湖西市)19人、磐田郡三川村(現袋井市)12人が目

立ちますが、それ以外には、死者が集中した町村は見られません。

木祖村コーナー

木祖村だより

編集後記

編集後記

◎ 11月12日に上下水道局の営業所と名水協の各支部で「応急給水施設の開設にかかる手順の確認と双方の防災意識の向上を図る」ことを目的とした、防災訓練が行われました。

例年、上下水道局との災害協定に基づき、名水協が寄託を受けている仮設給水栓の設置訓練を行ってきましたが、今年は新型コロナウィルス対策として、9月に行われた上下水道局との合同訓練において仮設給水栓の設置訓練は行われず、QRコードを活用した開設訓練のみでした。また、この時期に学区や地域で数多く実施されている防災訓練が、新型コロナウィルスの影響でほとんどが中止となっています。こうした状況を踏まえ、災害発生時に円滑に応急給水活動を行うためには設置訓練を行う必要があるとの判断から実施されました。今回の訓練では、災害時での確実な対応が可能となるよう、経験の浅い方にも参加していただきましたが、いずれの支部でも順調に訓練を終えることができました。コロナ禍で防災訓練にも色々な制約がありますが、これからも機会をとらえて行っていきたいと考えていますのでよろしくお願いします。

◎  11月に入り、一雨ごとに冬の気配が近づいているように感じますが、

寒さが増すにつれ新型コロナウィルスの感染者も日に日に増加してきており心配な状況になってきています。

政府の新型コロナウィルス感染症対策分科会では、①飲酒を伴う懇親会、②大人数、長時間に及ぶ飲食、③マスクなしでの会話、④狭い空間での共同生活、⑤居場所の切り替わりの5つを高リスクの場面として例示しており、特に「飲食を伴うアルコールの入った飲み会」などの場で注意が必要だと指摘しています。

これからの忘年会、新年会シーズンを控え、頭を悩ませている方も多いと思いますが、専門家の中には予防対策を取ったうえでの飲食はリスクが少ないと言う意見もあることから、緊急事態宣言時のように全て自粛するのではなく、考えられる感染予防対策をしっかりとりながら、年末年始を過ごして行ければと思っています。

 

                                                               (T.T)