『元旦祭』第35回フォトコンテスト入賞 撮影:名古屋市上下水道局 伊藤 大輔
名古屋の風景
藤
吉田 信彦 氏 (水道組合)
一般名称としての藤には、つるが右巻き(進行方向に時計回り)と左巻きの二種類がある。右巻きの藤の標準和名は「フジ」または「ノダフジ」、左巻の藤の標準和名は「ヤマフジ」または「ノフジ」である。(牧野富太郎の命名による) つるは木に巻きついて登り、樹冠に広がり直射日光の射す場所を好み花序は長くしだれて20㎝から80㎝に達する。花は薄い紫色で藤色の色名はこれに由来する。他のマメ科植物同様、夜間には葉をすぼめる。花は可食でシロップ漬けや天ぷらなどにすることができるがレクチンを中心とした配糖体の毒性が含まれており、多量に摂取すると吐き気、めまい、胃痛などを起こすおそれもあるため、あまり食用には適していない。また、他のつる性植物同様に民具の素材とされてきた。藤の花や葉を図案化した家紋「藤紋」があり、十大家紋に数えられている程多くの家に使用されている。
撮影場所 名古屋市内某所(30年前に曼陀羅時で購入した鉢植え)
会議コーナー
定 例 理 事 会
1.開催日時 4月7日(水)
午後3時
1.開催場所 水 道 会 館
1.理事定数 17名
1.出席理事 17名
お知らせコーナー
事務局職員採用・退職
事務局職員を採用しました。よろしくお願いします。
水野 靖久
抱負
4月1日付けで名水協事務局次長に就任いたしました。
これまで培ってきた知識・経験では力不足ですが、名水協発展
のため精進する所存でございます。皆様方のご指導お鞭撻をよ
ろしくお願いいたします。
佐藤 敏之
抱負
わからないことばかりですが、精一杯勤めさせていただきます
ので、どうぞよろしくお願いいたします。
【退職者】 山田 英さん ごくろうさまでした。 |
専門校コーナー
名古屋建築設備高等技術専門校 修了式(1)
穂刈校長 挨拶
愛知県労働局産業人材育成課 課長補佐 油井 敦 様
名古屋市経済局産業労働部産業企画課 産業企画係長 古田あゆみ 様
名古屋市上下水道局 局長 飯田貢 様
名古屋建築設備高等技術専門校第28期生修了式
開催日 3月24日(火)
会 場 水道会館 4階
名古屋建築設備高等技術専門校の第28期生は希望に胸を膨らませ昨年4月に入校し、13名が1年間の課程を優秀な成績で修了し修了式を迎えました。
修了式では穂刈校長の挨拶の後、修了証書、技能照査合格証書の授与があり成績優秀者に愛知県知事賞、名古屋市長賞、名古屋市上下水道局長賞、愛知県職業能力開発協会会長賞、愛知県技能士会連合会会長賞、校長賞及び皆勤賞が贈られました。
さらにご臨席いただきました愛知県知事 大村秀明様(代理)、名古屋市長 河村たかし様(代理)、名古屋市上下水道局長 飯田貢様からご祝辞を賜り、最後に修了生を代表して長岡耕平(小島設備工業㈱)さんが答辞を述べられました。
専門校コーナー
名古屋建築設備高等技術専門校 修了式(2)
≪受賞風景≫
愛知県知事賞 長岡 耕平さん (小島設備工業㈱)
名古屋市長賞 彦坂 勇希さん (武田機工㈱)
名古屋市上下水道局長賞 児玉 大樹さん (児玉設備工業㈱)
愛知県職業能力開発協会会長賞 藤本 龍馬さん (㈲小池設備)
愛知県技能士会連合会会長賞 石原 宏人さん(武田機工㈱)
校長賞 伊藤 江里さん(㈲カジサン商会) 佐藤 浩太さん (㈱宮腰設備)
皆勤賞
答辞 長岡 耕平さん(小島設備工業㈱)
筆の泉コーナー
リーちゃん
名古屋市上下水道局 大治浄水場
技師 大山 彰信
我が家では、2歳半になるメスのリチャードソンジリスを飼っています。名前はリーちゃんといいます。「リーちゃん」と呼びかけると、巣箱からひょこっと顔を出してくれます。
ジリスはプレーリードッグに似た見た目をしていて、大きさはその半分くらいです。プレーリードッグの輸入が禁止されたことにより、代わりに人気が出てきたのがジリスで、最近ではペットショップでもよく見かけるようになりました。
野生のジリスは雑食ですが、飼育下では冬眠や繁殖をせず肥満になりやすいため、草食型の餌を与える必要があります。家ではウサギ用のペレットと牧草を主食とし、おやつに野菜を与えています。リーちゃんの好物は小松菜とエン麦です。頬袋いっぱいにエン麦をつめて嬉しそうにしている姿は可愛いのですが、このごろ太り気味になってきたのでおやつは控えめにしています。リーちゃんはとにかく食いしん坊で、人がお菓子を食べていると、音やにおいに反応してこちらをじっと見つめてきます。何もないとわかるとケージを齧って「おやつちょうだい」とアピールしてきます。金網のケージを齧るのはジリスの歯に悪く、音もうるさいため、木製のフェンスを取り付けることによって対策しています。
リーちゃんは、歯の検診を受けに2ヶ月おきに動物病院へ通っています。ジリスの前歯は生涯伸び続ける常生歯であり、噛み合わせが悪くなりやすい箇所です。獣医さんの話では、歯のトラブルがきっかけで病気になるジリスが多く、定期的なチェックが重要とのことです。動物病院へ向かう車内では、リーちゃんは普段とは違う環境に怯えているのか、弱々しい声で「ピィピィ」と鳴きます。診察台から逃げようと大暴れするところを、スタッフの方がしっかりと保定してくれます。ジリスは大きさの割に力が強く大変だそうです。診察後に疲れてぐったりしているリーちゃんを見るとなんだか可哀想な気持ちになります。しかし、ジリスの健康のためには必要だと思い、通院は欠かさないようにしています。
ジリスはまだまだペットとしての歴史が浅く、飼育環境について十分に研究されていない現状があります。診てもらえる病院も少ないです。ケージや餌などの飼育用品も専用のものは少なく、調べて工夫していかなければならない大変さはありますが、とにかくジリスは可愛くて癒されます。リーちゃんが快適に長生きできるよう、大切に飼育を続けていきます。
談話室コーナー
カバディというスポーツ、ご存じですか?
名東支部・有限会社 宮澤水道 M
「カバディカバディカバディカバディ…」
みなさんはカバディというスポーツをご存知でしょうか?
インド発祥のスポーツで道具を使わないチーム戦の競技です。サッカーや野球と違っていわゆるマイナースポーツですが、2026年に愛知県で開催されるアジア競技大会の公式種目となっており、今注目を集めているスポーツです。
カバディのルールを簡単にご説明すると、1試合男子40分、女子が30分で間に5分のハーフタイムを設けます。1チーム7人で2チームに分かれて攻守を繰り返し、攻撃側のチームはレイダーと呼ばれる攻撃手を1人選び、守備側のアンティと呼ばれる7人が待つ相手陣地に入ります。そしてアンティをタッチして自陣に戻ると、タッチした分の点数を獲得でき、攻守交代を繰り返します。一見(それだけ?点数の入る鬼ごっこのようだなぁ)と簡単そうに見えますが、先ほども言った通り“自陣に戻ると”点数が入るため、タッチしただけでは点数になりません。この状態を“ストラグル”といいます。ストラグル状態にされた守備側はレイダーに点数を持って帰らせるわけにはいきません。レイダーを1人で、又は何人かがかりで覆いかぶさるように倒したり、グイッと足を掴んで引っ張ったりしてレイダーをねじ伏せます。そうしてレイダーを攻撃失敗にすることで守備側に1点が入ります。更にレイダーには時間制限があります。制限時間は「息の続く限り“カバディ”と言い続けられる時間」。これを“キャント”と言います。「カバディ、カバディ、カバディ…」と冒頭で書いたのは、このスポーツの特徴、キャントのことだったのです。レイダーとアンティの読み合い、そして激しい守備のタックル。己の身体能力のみで戦うこのスポーツは想像しているものを遥かに超え、さながら格闘技といっても過言ではありません。
このスポーツに興味を持ったのは、とある漫画からでした。空き時間に漫画や動画を見るのが好きなのですが、数年前からこのマイナースポーツを取り扱った漫画を読み始めてカバディというスポーツに興味を持ちました。試合動画をYouTubeで見るのですが、これは誇張でもなんでもなく、正に漫画そのモノの試合!レイダーがアンティの繋がりをジャンプして超えたり、それをアンティが掴みねじ伏せたりと攻撃と守備の意地のぶつかり合い、そして驚くほどの動体視力、反射神経…。スポーツはオリンピックくらいの時にしか見なかったのですが、こんなに「すごい!かっこいい!やってみたい!」と思うほど惹かれたスポーツは初めてです。
いかがでしょうか?ちょっとでもカバディを知っていただけたら嬉しいです。
まだまだ先の話にはなってしまいますが、2026年にあるアジア競技大会。あと5年ということで、是非観に行きたいと思っています。新型コロナウイルスの影響もひと段落していると信じ、無事開催されることを願っています!
消防コーナー
地震に備える60
名古屋市消防局OB 近藤 博
「稲むらの火」を知っていますか(1)
はじめに
今回は、前回までの「昭和19年(1944年)東南海地震」の三重県の津波被害の
項で紹介した体験談・手記で何回か記されている、「稲むらの火」について述べ
たいと思います。
1 「稲むらの火」とは
江戸時代末の安政元年(嘉永7年)11月5日(太陽暦では、1854年12月
24日)に発生した安政南海地震で、紀伊国広村(現在の和歌山県有田郡広川
町)を津波が襲った時、濱口儀兵衛(梧陵)が稲むら(取り入れの終わった
稲わらを屋外に積み重ねたもの)に火をつけて、村人を安全な場所に誘導し
たという実話にちなんでいます。
2 「稲むらの火」のあらすじ
あらすじは、概要下記のようなものです。
「高台に住む庄屋の五兵衛は長くゆったりとした地震の後、家から出て村
を見下ろした。しかし、村人は豊年を祝う祭りの準備で地震には気付いてい
ない様子だ。
五兵衛が目を海にやると、潮が引き、広い砂原や岩底が現れている。「大変
だ。津波がやつてくるに違いない。」と直感した五兵衛は、自分の畑に積んで
あった取り入れたばかりの稲むらに次々と松明で火を放った。すると、火に
気付いた村人が「火事だ。庄屋さんの家だ。」と火を消そうと高台に次々と駆
けつけた。
村人が火を消そうとすると五兵衛は「うっちやっておけ。―大変だ。村中
の人に来ててもらうんだ。」と言った。
村人が五兵衛のもとに集まってしばらくすると、津波が村を襲い、村は跡
形もなくなってしまう。その様子を見た村人は、五兵衛が稲むらに放った火
によって命が救われたことに気付くのであった。」
3 「稲むらの火」の原作は小泉八雲
「稲むらの火」は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が明治30年(1897年)
に発表した短編小説「A Living God」(生き神様)が原作になっています。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、日本の古典や民間説話に材を取っ
た「耳なし芳一」「雪女」等が収録された「怪談」の作者として知られていま
すので、ご存知の方も多いと思います。
ハーンは、明治29年6月に発生した明治三陸地震による津波で数多くの
命が失われたというニュースを知り、かねて伝え聞いていた安政南海地震の
際の濱口儀兵衛(梧陵)の偉業をヒントに、この小説を書き上げたと言われ
ています。
その後昭和9年(1934年)、広村の隣町である湯浅町出身の当時小学校教員
であった中井常蔵がこのことを子どもたちに伝えるため、文部省の教材公募
にハーンの小説をもとに執筆した「稲むらの火」を応募し、これが採択され
ました。
この作品は昭和12年から10年間にわたって小学5年生用の国語読本に掲
載され、世に広まることになりました。
(出典 内閣府「広報防災」平成26年度秋号(第76号))
法律コーナー
従業員の違法行為による社長の損害賠償責任
弁護士 松 永 辰 男
Xは、B社の販売した別荘地(以下「本件不動産」と言います。)を所有していましたが、管理費等の費用が嵩んだことから容易に利益が上がらず困っていたところ、B社の関連会社でありますY1社の従業員Aが、真実は5年経過しないと転売できず、Y1社においても転売の仲介をすることもなかったにもかかわらず、Y1社が販売するリゾート会員権(以下「本件会員権」と言います。)を、1年後にはY1社の仲介等により80万円ないし90万円程度で転売できる旨嘘の事実を告げて本件不動産を下取りに出させてリゾート会員権を買わせた事案です。ところでY1社の社長であるY2は、かってはB社に勤務しており、B社から価値の乏しい不動産を購入した顧客たちが処分に困っていることを認識し、リゾート会員権と抱き合わせで不動産の下取りをさせてリゾート会員権の販売を勧誘してきたものである。そこでXはY1社とY2を相手に損害賠償を求める訴訟を京都地方裁判所へ提起し、同裁判所において令和2年2月20日にY1社とY2は連帯してXに対し76万6000円を支払うよう命ずる判決をしました。判決理由として、本件会員権は、会員になろうとする者が入会金129万4600円を支払うことにより、1年間にわたってY1が管理する全国のリゾート別荘型宿泊施設に年間20泊することができるというものであり、会員登録から5年を経過するとY1社及びQクラブ理事会の承認を得て名義変更料金30万円を支払うことにより転売できることになっていました。そこで判決では、Aは、真実は5年を経過しないと会員権を転売できず、Y1社がその仲介をすることもないにもかかわらず、1年後には会員権を転売することが可能であり、そうすれば80万円ないし90万円程度で転売できる旨の嘘の事実を述べてXを騙し、本件不動産を50万円で下取りとして提供させて129万6000円で会員権を販売しました。従って、会員権の代金129万6000円から不動産の下取り価格50万円を差し引くと、支払金額は79万6000円となり、これが損害となるが、会員権の客観的な価値は10万円と認めるのが相当であるとし、これを79万6000円から控除すると69万6000円となり、これに弁護士費用7万円を損害として加えた76万6000円が損害賠償額の全額となる、と判決しました。リゾート開発や別荘地販売に絡んだ取引の事例ではありますが、従業員の不法行為による損害賠償責任を、社長さんも負担しなければならないといった事例でして、この理論は普通の取引でも考えられることであり、気を付けなければならばならない事例だと思います。
木祖村コーナー
木祖村だより
事務局だより
事務局だより
新緑の街路樹が美しくなり始めた名古屋市内を4月5日、大勢の観客に見守られながら聖火ランナーが駆け抜けて行きました。
熱田神宮を始め名駅通り、栄地区からゴール地点の名古屋城二の丸広場までが市内の主なルートで、中でも名鉄百貨店前や栄のオアシス21では前回の東京大会から57年ぶりとなる聖火を一目見ようと多くの見物客が集まり密になってしまう場面もあったそうですが、平日でしたのでご覧になった方は少なかったのではと思います。
現在、新型コロナウイルス変異株の流行により第4波と言われるほど感染拡大が著しく、愛知県にも「まん延防止等重点措置」が出される状況となりました。
東京オリンピックは7月23日に開幕することが決定しているそうですが、京都市・松山市などで聖火リレーが中止となるなか本当に開催できるのか実感として受け取れないのは私だけでしょうか?
4月14日(水)に名古屋建築設備高等技術専門校の入校式が開催され、15名の生徒さんが第29期生として入校されました。29期生の皆様には専門技術の修得にいそしみ充実した一年となるよう職員一同応援しております。
組合だより3月号でお伝えしておりました、感染防止対策の一環として水道会館の自動ドア化工事が完了し見違えるほど改修されました。ドアノブに触れなくてもよく、衛生面・安全面・利便性において普通のドアに戻れないほど優れた設備であると思います。
また、南側2階出入り口と3階講義室入り口前の2か所にモニター式AI検温器が新たに設置されました。組合にご来館されるほとんどすべての方々がマスクを着用され、モニター式検温器でしっかりと検温し手指消毒を行ってから事務所にお越しいただいている姿を拝見し大変感謝申し上げます。紫外線手指殺菌装置も2か所導入されており感染防止対策を十分とっておりますので、安心してご来館いただければと思います。
(S.A)