『ちょっと寂しいお正月』第35回フォトコンテスト入賞 撮影:㈱名古屋施設 鬼頭 舞 氏
新年のごあいさつ
名古屋市指定水道工事店協同組合理事長 穂刈泰男
新年明けましておめでとうございます。謹んで年頭のご祝辞を申し上げます。
旧年中は組合員の皆さまをはじめ関係機関の皆さまに、多大なご支援・ご協力を賜りましたことに心より感謝申し上げます。
さて、昨年も一昨年同様、中々収束の兆しの見えないコロナ禍での組合運営を余儀なくされた1年でした。
特に、5月の定時総会を2年連続で組合員の皆さまにご参加いただけず、開催せざるを得なかったことは、非常に残念でした。今年こそは、皆さまと共に開催できることを願っています。
また、組合員の皆さまのご理解を得て重点的に取り組んでいる防災への備えにつきましても、第4回となる名水協防災訓練の中止をはじめ、名古屋市総合防災訓練や学区での防災訓練も軒並み中止になっています。昨年も震度5を超える地震が日本各地で発生している状況を見ると、災害への備えの重要性を再認識したところです。様々な制約のある中ですが、工夫を凝らした防災訓練を今年5月に予定させていただきましたので、ご協力をお願いいたします。
なお、上下水道局のご好意により、水道会館に応急給水施設を設置していただけることになりましたことをご報告させていただきます。
組合の事業につきましては、主要事業である資材販売は昨年を若干上回る状況で推移しており、コロナ禍の影響で昨年減少した調書受付件数やCAD事業も一昨年並みの水準に戻ってきているなど、今のところ順調に運営できております。また、上下水道局からの受託業務につきましても、市内の一般メータ満期取替え業務をはじめ順調に推移しています。これも組合員の皆さまのご尽力のおかげであります。改めてお礼申し上げます。
長引くコロナ禍でテレワークや在宅勤務が浸透するなど社会経済活動は大きく変化してきており、今後当組合の事業運営にどのような影響が出るか不透明なところがありますが、役員一同協力して様々な課題に取り組んでまいりますので、ご協力賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、一刻も早いコロナの収束を願うとともに、組合員の皆さま方が実りの多い一年となりますことをお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
新年のごあいさつ
名古屋市上下水道局 局長 飯田 貢
明けましておめでとうございます。名古屋市指定水道工事店協同組合並びに組合員の皆さまにおかれましては、健やかに新年を迎えられたことと心からお喜び申し上げます。
昨年は、引き続く新型コロナウイルス感染症の流行により緊急事態宣言が発出され、困難な状況が続くなかではありましたが、57年ぶりに東京でオリンピック・パラリンピックが開催され、日々報道されるアスリートの活躍が、多くの人々に感動を与えました。一方、7月には静岡県や神奈川県を中心に大雨が降り、熱海市では土石流災害が発生したほか、10月には千葉県を震源とする最大震度5強の地震が発生するなど、自然の驚異を感じた年でした。
10月に発生した和歌山市の六十谷水管橋崩落事故では、当局から9名の職員と2台の給水車を含む4台の車両を派遣し、現地で応急給水活動に従事しました。また、本市給水区域内において、同様のランガー補剛形式や類似の補剛形式をとる水管橋について緊急目視点検を行う対応をいたしました。この事故をきっかけに、水道施設の維持管理に注目が集まり、その重要性を再認識することとなった年でもありました。
当局に目を向けますと、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、「なごや水フェスタ」はウェブ上で「おうちで水フェスタ」として開催し、貴組合にご協賛いただいたほか、延期となっていた指定工事店更新講習会は、感染防止対策を徹底した上で初めて開催し、組合員の皆さまにも多数ご出席いただきました。一昨年には断念せざるを得なかった取り組みが、可能な限りの対策と工夫、そして組合員の皆さまとの連携により開催できましたことを、嬉しく思っております。
また、発災時の応援として貴組合に応急給水施設への仮設給水栓の設置をお願いしているところですが、応急給水活動の実効力をより高めるため、新たに水道会館の敷地内に応急給水施設を整備し、設置訓練にご活用いただくことに加えて、仮設給水栓を寄託し、発災時において仮設給水栓の設置をお願いする予定です。当局だけでは対応の難しい災害発生時の応急活動の一翼を担っていただくなど、貴組合、並びに組合員の皆さま方のお力添えいただけることは、当局にとって大変心強いものと感じております。
上下水道は市民生活・社会活動を支える重要なインフラであり、「安心・安全で安定した上下水道サービス」を維持するうえで、確かな技術とネットワークを持つ貴組合との一層の連携強化が、必要不可欠です。本年も引き続き本市上下水道事業へのご支援、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
結びに、貴組合並びに組合員の皆さまにとって本年が明るい年となりますとともに、貴組合がますます発展されることを祈念いたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。
新年のごあいさつ
株式会社 水道会館 代表取締役社長 水野 雅彦
新年あけましておめでとうございます。
水道会館株主の皆さま並びに組合員の皆さまにおかれましては、心新たに新年を迎えられたことを心からお慶び申し上げます。
また、旧年中は水道会館の事業に格別のご支援、ご協力を賜りまして厚くお礼申し上げます。
昭和31年に設立された水道会館は、今年で66年目に入りました。
今日まで安定的に運営してこられましたのも、歴代の取締役、株主の皆さまのご協力の賜物であり、水道組合はじめ関係団体の皆さまのご尽力のお陰と思っております。改めてお礼申し上げます。
さて、水道会館は昨年設立65周年を迎えたことから、記念誌の発行を計画していましたが、コロナ禍の影響で延期せざるを得なくなったことは非常に残念ではありました。来る70周年には記念誌が発行できるよう、この状況を前向きにとらえ、今後の水道会館の在り方を含めてより充実した内容の記念誌になるよう取り組んでいきたいと考えております。そのためには、将来の水道業界を担っていく若い世代の柔軟な発想が不可欠であるとの思いから、新たに水道組合青年部のお力をお借りすることといたしました。幸い70周年までには少し時間もあることから、しっかりと検討を重ね、将来の水道会館の方向性をお示しできればと考えております。
長引くコロナ禍ではありますが、これからも、取締役と力を合わせて、歴史と伝統のある水道会館の発展に最善を尽くす所存ですので、今後もご指導、ご鞭撻を賜りますようにお願い申し上げます。
最後になりますが、株主の皆さま、並びに組合員の皆さまのこの1年が実り多い年となりますことを祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
新年のごあいさつ
名古屋市指定水道工事店協同組合 青年部会会長 宮崎 智久
新年あけましておめでとうございます。
旧年は、青年部会活動に格別のご高配を賜り厚く御礼を申し上げます。
新型コロナウイルスの感染者数を確認しながら、生活も徐々にですが元の形に戻ってきていると感じますが、青年部会活動に関しましては、まだまだ新型コロナウイルスによる大きな影響が続き、感染予防を前提とした活動が続いております。
毎月行う役員会は、なるべくzoomを活用して、自宅や職場から各自のパソコンやスマホ使い参加するようなやり方を採用しました。新型コロナウイルスによる影響によるものとはいえ、役員の負担を減らす良い機会だとプラスに考えております。
青年部会事業としましては、この一年、会員の皆様との交流が全くできず、どうにかこの先、2月のスキー、3月の会員交流事業を無事行えるように、青年部会役員全員で準備を進めています。開催の際には、皆様方のご参加を心よりお待ちしています。
また、昨年に引き続き、LINE@を活用して青年部会の情報発信を行っています。今後の活動予定や役員会の様子など写真と会議内容を記載し、行った事業の風景の写真や感想文を記載していきます。ぜひとも下段にあります、QRコードをスマートフォンから読み取って頂き、友達追加をして、発信する情報をご覧ください。まだ青年部会未加入の方で興味をもって頂ければ、幸いと思います。
最後となりましたが、青年部会は仲間意識を大事にして、事業等に取り組んでおります。また、様々な情報交換ができる場でもあります。興味をお持ちの方がおられましたら、気軽にお声かけください。心より皆様方のご参加をお待ちしております。
本年も名水協青年部会へのご支援、ご協力の程よろしくお願い致します。
新年のごあいさつ
名古屋上下水道総合サービス㈱ 社長 丹下 昌彦
新年あけましておめでとうございます。名古屋市指定水道工事店協同組合の皆さまには旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
今年の干支は壬寅(みずのえとら)。調べてみますと「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」といった縁起のよさを表しているそうです。
昨年も大きな自然災害が起きました。7月には東海地方・関東地方南部を中心とした大雨により熱海市で土石流が発生し、多くの方が被災されました。8月にも活発化した前線の影響で、西日本から東日本の広範囲で多いところで総降水量が1200ミリを超える大雨となりました。その他にも、和歌山市の「六十谷水管橋」が崩落し、約6万世帯が断水しました。水管橋が崩れていく映像には大きな衝撃を受けました。私たちの地方も、風水害の他にも、南海トラフ巨大地震等の大災害にいつ襲われるかもしれません。
弊社は、昨年9月に本社を移転し、心機一転、新たにスタートいたしました。新社屋は、旧熱田サービスステーションを改修したもので、熱田区の閑静な住宅街にあります。地域の皆さんへの速やかな応急給水を実施する応急給水施設も設置していただきました。また、年度内には加圧式給水タンク車も購入する予定です。
いざというときに、市民の生命・財産を守るために応急給水活動と上下水道施設の復旧活動に取り組まなければなりません。そのためには、高い技術力と機動力を兼ね備えた貴組合と名古屋市上下水道局と弊社が緊張感を持ち続けながら、力を合わせていくことが重要であると感じています。どうぞ、今年も貴組合と組合員さまのご指導・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
正月の縁起物の一つに南天があります。郡上八幡市では、例年は年末頃に「南天まつり」が開催されます。生産農家による南天の直売のほか、竹で編んだ球に南天の枝を差し込んで真っ赤な実をボールのようにした「南天玉」も並べられます。南天の縁起がよいのは「難を転じる」からとのことで、赤い実は1か月もすると黒くなり、赤字が黒字に変わる商売繁盛の願いもあります。新型コロナウイルス感染症の影響で、今回は大規模なまつりは開催されませんでしたが、「災い転じて福」の年になればいいですね。
弊社役員をお務めいただく穂刈理事長様、昨年9月に常務にお迎えした寺尾元副理事長様のお力添えをいただきながら、上下水道事業に寄与していく所存でございます。
結びに、貴組合のますますのご発展、組合員の皆さまのご健勝を心から祈念申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。
新年のごあいさつ
長野県木曽郡木祖村 村長 唐澤 一寛
2022年の年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2022年(令和4年)の新春を迎え、名古屋市指定水道工事店協同組合ならびに組合員の皆様方のご繁栄とご多幸を心よりお祈り申し上げます。また、日頃より木曽川源流の里信州木祖村の活動に対しご支援を賜り心より御礼申し上げます。
新型コロナウイルスとの闘いが長期化しており、昨年も自由な生活を送れない日々が続きましたが、国内外でワクチンの接種が進み、感染収束への道筋が見えてまいりました。また、8月のお盆には豪雨災害も発生しました。村内の各所で沢や用水路の水が溢れたり、土砂の流出があったりといった被害が発生しましたが、家屋の流出や人的被害は発生せず、不幸中の幸いであったと感じております。そういった意味では自然に対する怖さを改めて痛感する一年間でありました。
名古屋市指定水道工事店協同組合の皆様におかれましては、毎年、青年部会の皆様とご家族・お仲間で水源地の木祖村を訪れていただき、豊かな水資源や農山村の自然に触れていただいておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から2年続けて開催が中止となり、とても残念でなりません。今年こそは自然豊かな木曽川源流の里木祖村を満喫していただけるように、準備を進めてまいりますので皆様のお越しを心よりお待ちしております。
また、どんぐり募金の活動にもご協力いただき、「水源地の活性化に繋げよう」という活動を継続していただいていることに対し、心から御礼を申し上げます。私たちも源流として水源地として安全でおいしい水をお届けするための義務や責任を果たしていく所存であります。そして木曽川の流れと共に「人と人」「木祖村と名古屋市」で結ばれた絆がより一層深まるよう努力してまいります。
本年も昭和区桜山にあります「木祖村アンテナショップ源気屋」の運営や、鍋屋上野浄水場での「水フェスタ」などへの積極的な参加によって「木曽川源流の里・木祖村」の情報発信に努めていきたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
新年を迎えいよいよスキーシーズンとなりました。やぶはら高原スキー場は、最高のゲレンデメイキングと徹底した感染症対策を施し、安心してお越しいただけるように皆様をお迎えしたいと思います。ぜひお出かけいただきますよう心からお待ち申し上げます。
終わりに、貴組合並びに組合員の皆様の益々のご発展とご健勝を祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
寅年を迎えて
組 合 役 員 放 談
副理事長 小池 勝 (緑 支部)
新年あけましておめでとうございます。明るい職場作りとコロナ対策を万全にして健康に過ごせます様頑張りたいと思います。この新しい年がより良い一年になります様祈念致します。本年もよろしくお願い致します。
副理事長 宇津山 弘 (千種支部)
新年あけましておめでとうございます。コロナウィルスの感染拡大も心配ですが、何事にも勇気を持ってポジティブに進めば華々しい成果が期待できる、希望に溢れる年になると思います。今年も一年宜しくお願いします。
理 事 平野 龍一 (東 支部)
新年明けましておめでとうございます。コロナ感染状況も漸く落ち着きを見せ始め、新年を迎えるにあたり昨年とは違う高揚感を感じている組合員の皆様も多いことと思います。新しい年の残りの任期を理事の皆様方と力を合わせ、組合運営・活動に精一杯取り組みます。どうぞ宜しくお願いします。
理 事 石原 彰久 (北 支部)
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。年頭の願いはただ一つコロナが収束して世界中の人が元の豊で幸せなに日常を取り戻す事です。それによって平和な世界が実現されると思います。具体的には皆さまご自身が健康に留意し剣呑な環境は避ける事、「調子が悪いのにあそこであんなことしたから風邪をひきました」を止めることです。天は自らを助ける者を助ける。
理 事 安井 健 (西 支部)
新年明けましておめでとうございます。虎口を脱するがごとく、コロナ禍から脱してウキウキ、ワクワク、する気持ちになれるような年でありたいと思います。私も古希と言われる歳になりますが、何とか身体も元気で動ける状態ですので、仕事に趣味にそして組合活動にも力を注ぎたいと思います。宜しくお願い致します。
理 事 畑中 和幸 (中村支部)
新年明けましておめでとうございます。コロナ禍もようやく収まりつつあり、今年こそは幅広い組合活動を通じ、貢献ができますよう努める所存ですのでよろしくお願い申し上げます。
理 事 宮腰 徹 (中 支部)
新年あけましておめでとうございます。昨年はコロナ禍という事で組合行事もほとんど中止になってしまいました。今年はコロナも収束に向かうと思いますので、昨年に行なう事の出来なかった行事が出来る様にいろいろな準備をしたいと思います。本年もよろしくお願い申し上げます。
理 事 美野 秀澄 (瑞穂支部)
昨年はMLBで大谷翔平のMVP、ゴルフでは松山英樹、笹生優花のメジャー制覇等、世界のスポーツ界で明るい話題を提供してくれました。今年も組合員の皆様にとって明るい一年になります様、組合活動に取り組んでまいります。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
理 事 小島 昌太 (熱田支部)
新年あけましておめでとうございます。コロナ感染も収束して来て明るい兆しが見えて来ました。壬寅「決断力と才知」の象徴の年、組合員の皆様と共に上昇気流に乗って共に盛り上げて行きましょう。本年もどうぞ宜しくお願いします。
理 事 高橋 宏章 (中川支部)
新年あけましておめでとうございます。2014年に組合役員を任され8年になろうとしています。8年前は、内臓も丈夫でお酒を飲んだ後に、締めのラーメンなどへっちゃらでしたがここ最近、還暦も近くなるとさすがに食べる量も減り、お酒弱くなってきました。今年は無茶はせず体を気遣う年にしたいと思います。
理 事 近藤 成人 (港 支部)
新年あけましておめでとうございます。今年は寅年なのでコンクリートジャングルを駆け回るトラのように勇敢な心で何か新しいことにトライしたいと思っています。虎穴に入らずんば虎子を得ずの精神で新たな目標に向かって突き進んでいこうと思います。本年も宜しくお願い致します。
理 事 中島 誠照 (南 支部)
新年おめでとうございます。新型コロナ感染症の流行を懸念しながらの組合、支部運営ではありましたが、やっと明るい兆しが見えつつあります。一昨年以来、集まるという活動が制限されてまいりましたが、この2年間に蓄えた経験をもとに、改めて効果的な活動、交流を行ってまいりたいと思います。引き続きのご協力をお願いします。本年もどうかよろしくお願いいたします。
理 事 中森 隆夫 (守山支部)
新年明けましておめでとうございます。支部内では世代交代も進み旧態依然の慣例が問題点と見えてしまう事もあり組合内においても同様な事が言えると思います。より円滑な運営が叶う一助となればと努めて参ります。本年もよろしくお願い致します。
理 事 宮澤 雅敏 (名東支部)
新年明けましておめでとうございます。私自身50台最後の年となり、今まで以上に健康に留意し仕事と組合活動に全力で努めてまいります。組合員の皆様にとって本年も輝かしい一年になります事を心よりご祈念申し上げます。
理 事 山本 一登 (天白支部)
新年明けましておめでとう御座います。昨年は、世界中がコロナに翻弄され、様々な行事が見送りになり経済も混沌とした中で年を越しました。今年こそは正にウィズコロナ!負けずに仕事や組合活動に励んで行きますので本年もよろしくお願いいたします。
専務理事 冨田 拓史 (水道組合)
新年あけましておめでとうございます。令和4年度からは満期メータ取替業務のシステム化が予定されています。コロナ禍の中で様々な制約がありますが、スムーズな業務執行のお役に立てるように努めていきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。
顧 問 吉田 宏 (水道組合)
あけましておめでとうございます。今年は満期メータ替の委託化が進むとともにシステムの抜本的改変も行われます。組合員の負担が増えることとなりますが局の信頼をより一層強固なものとすべくご協力よろしくお願いします。
寅年を迎えて
上下水道局 職 員 放 談
営業課 主事 吉川千裕
あけましておめでとうございます。最近「戎驕戎躁(かいきょうかいそう)」という四文字熟語を知りました。”驕らず、焦らず、騒がず、慎んで、堅実に”本年も頑張りたいと思います。
料金課 主事 村澤香澄
新年あけましておめでとうございます。昨年は、異動など環境の変化が大きい一年でしたが、多くの方々に助けていただき乗り切ることができました。今年も健康に気をつけながら、充実した一年となるよう精進していきたいと思います。
給排水設備課 技師 長谷部祐介
新年あけましておめでとうございます。昨年は新型コロナで改めて健康の大切さを考えさせられました。私事ですが今年本厄を迎えます。体調に留意し無事に1年を過ごせるようにしたいと思っています。
保全課 技師 奥村岳士
新年あけましておめでとうございます。昨年は、新型コロナウイルス影響により、当たり前の日常生活が大きく制限されましたが、今年も、コロナ対策に取り組み健康に留意し、仕事をしていきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。
北営業所 主事 新谷修平
あけましておめでとうございます。上下水道局へ異動となり二年目となりますが、まだまだ学ぶことばかりで多くの方々に支えられた一年となりました。慣れない業務にも挑戦し、より知識、経験を得られる一年となるよう努力していきたいと思います。
中村営業所 技師 小林拓史
私の今年の抱負は健康でいることです。昨年私は風邪を引いて休みを頂くことがあり、その際自分の仕事を全然進めることができず職場にも迷惑をかけました。今年こそは健康に過ごし、仕事にも全力を注いで組織に貢献したいと思います。
瑞穂営業所 主事 大垣麻友
新年あけましておめでとうございます。昨年は採用二年目でしたが、日々学ぶことばかりで、多くの方のお力添えをいただいた一年でした。今年は、担当事務に打ち込むだけでなく、周りの皆様の力になれるよう頑張っていきます。
中川営業所 主事 宮本淳平
新年あけましておめでとうございます。昨年は新型コロナウイルスの影響で健康について考えさせられる一年でした。病にかからぬよう、心身ともに鍛え、健康に配慮し業務に取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
かわいい草花
プリムラ・マラコイデス
水野 博子 氏 (安井管工業㈱)
プリムラ・マラコイデスは中国に分布するサクラソウ科サクラソウ属の二年草です。分布域は中国南部の広西チワン族自治区、貴州省、雲南省にあり標高1800~3000mの高原、森林の開けた場所、小川などに自生しています。美しい花を咲かせることから観賞用として広く栽培されているプリムラの一種で、数多くの園芸品種が作出され、流通しています。花期は1月~4月で花期になると株の中心から花茎を伸ばして花序を出し、花経2~3㎝程度の小さな花を多数咲かせます。基本種の花色は淡いピンク、紫色ですが、園芸品種では赤、ピンク、紫、白、複色など多彩な色がある。
会議コーナー
定 例 理 事 会
1.開催日時 12月1日(水)
午後3時
1.開催場所 東急ホテル
1.理事定数 17名
1.出席理事 17名
青年部会コーナー
第176弾定期夜間勉強会
開催日令和3年11月17日
参加人数20名
技能開発部会・青年部会共催
今回の定期夜間勉強会は株式会社クリアエージェンシー様を講師に招き「過去の事故例から学ぶ」をテーマに開催しました。
今回の勉強会は賠償事故2件、労災事故2件を例に教えて頂きました。賠償保険としては漏水事故を起こしてしまった場合に補償してもらえる範囲が建物であり家財・什器・配管のやり直しにかかる費用は補償対象外である事を知りました。
労災事故では従業員や下請会社の従業員が怪我をした場合に、症状等で会社側が訴えられ多額の賠償をするケースや裁判にまで至るケースもあります。毎日仕事をする中で起こり得る事故を未然に防ぐ必要があると実感しました。
後半には保険は誰のためにあるのかという事を教えて頂きました。事故を起こした場合には損害をあたえた相手方への補償をしなければなりません。その経済的な損失を穴埋めするのが目的である事、大きな事故が起きた場合には事業存続に影響が出る事などがあり、あくまでも会社や自分たちの生活を守るために必要な物だと教えて頂きました。賠償事故・労災事故の経験はありませんが、今回の勉強会で普段から気持ちにゆとりを持ち、会社の人・関係業者等とのコミュニケーションが大事だなと思いました。今後も様々な内容で開催しますので皆様の御参加をお待ちしています。
中川支部 村上洋平
特別寄稿コーナー
営業センターの開設について
名古屋市上下水道局経営本部 営業部主幹 山口 順子
新年あけましておめでとうございます。名古屋市指定水道工事店協同組合並びに組合員の皆さまにおかれましては、健やかに新年を迎えられたこと心よりお慶び申し上げます。
また、旧年中は、本市上下水道事業に格別のご支援・ご協力賜りましたことをこの場をお借りして、厚くお礼申し上げます。
上下水道局では、お客さまサービスのさらなる充実と災害発生時の対応強化に向けて、営業所体制の方面別再編を進めているところです。令和3年度から6年度にかけて、管路センターと同一の4方面別の区域に順次再編し、営業センターを開設する予定でございます。
再編の第一段階として、令和3年4月に千種区、東区、中区、守山区、名東区を担当区域とする東部営業センターを開設いたしました。旧千種営業所を本部とし、中分室、守山分室を構える体制でスタートし、段階的に集約を進め、本年4月に完了します。
今後、令和5年度に西部営業センター(熱田区、中川区、港区、南区)の開設を、令和6年度に南部営業センター(昭和区、瑞穂区、緑区、天白区)及び北部営業センター(北区、西区、中村区、清須市〈春日地区を除く〉、北名古屋市久地野地区、あま市甚目寺地区、大治町)の開設を予定しています。
貴組合の組合員の皆さまには担当窓口の移転など都度ご連絡させていただきますので、よろしくお願いいたします。
再編後の営業センターでは、人員と資機材などを集約することにより、地域や時期によって変動するお客さまニーズにも柔軟かつ迅速に対応し、お客さまの元へ出向くサービスの充実を図ります。
また、災害発生時の対応強化についても、営業センターでは主に応急給水を担いますが、集約により指揮命令や連絡調整の効率化を図り、応急復旧を担当する管路センターとの情報共有や連携を強化することで、行政区の範囲を超え所管区域全体で効果的な応急給水が可能となります。さらに、応急給水体制の強化として給水車の増車を計画し、再編後の各営業センターに配置してまいります。
これまで上下水道局では地震などの災害により水道が使えなくなった場合に備えて、広域避難所などに応急給水施設を整備し、名古屋市立の小中学校には地下式給水栓を設置してまいりました。加えて、医療施設や指定避難所などへ給水車等を使用して運搬給水を行います。貴組合の皆さまには、地震などの災害発生時における応急活動、緊急止水や応急復旧工事のほか、応急給水活動では仮設給水栓の設置で、運搬給水でも車両や人員などでご協力いただきますことに大変心強く感じております。
再編後の営業センターにおいてお客さまサービスの充実、災害発生時の対応強化を果たせるのは、平時から給排水設備の審査業務、満期メータ取替業務などを担っていただき、地域で活動なさっている貴組合の皆さまのご協力あってこそでございます。これからの営業センター体制につきましてもご理解ご協力賜りますようお願い申し上げます。
筆の泉コーナー
マカヒキ
名古屋市上下水道局 安全衛生課
主事 小川 大輔
競馬の祭典、日本ダービーは3歳のサラブレットのみで争われる競走で、世代の頂点を決める戦いである。
2013年生まれの馬は有力馬が多数揃い、史上最強世代とも呼ばれていた。その世代、6913頭の頂点を決める2016年の日本ダービー。そこで見事1着に輝いたのがマカヒキだった・・・
マカヒキは2015年の10月にデビューした。デビュー戦を勝利で飾ると、続く2レースも勝利し、3連勝で日本ダービー前の大一番、皐月賞に駒を進めた。
迎えた皐月賞、後方からレースを進めたマカヒキは大外から勢いよく伸びてきたが、先に抜け出していた伏兵ディーマジェスティを捉えきれず2着。初の敗戦を喫した。
初の敗戦から1か月後の2016年5月29日、第83回日本ダービーを迎えた。
マカヒキは最後の直線で進路を見つけると、鞍上の川田将雅騎手の叱咤に応えグイグイと伸びる。しかし、横からサトノダイヤモンドも一緒に伸びてきており、残り100m地点からはマカヒキとサトノダイヤモンド2頭が火の出るようなデッドヒート。そのまま2頭が並んでゴールインした。写真判定の結果、ハナ差でマカヒキが先着しており、マカヒキは世代の頂点に立った。
ダービー馬となったマカヒキ。秋には日本のホースマンの夢、凱旋門賞への挑戦も決まり、その前哨戦としてフランスのニエル賞に出走し勝利した。凱旋門賞での勝利も期待されたが、思うような力が発揮できず、凱旋門賞では14着に敗れた。そこからマカヒキは長いトンネルに入ることとなる。
日本に戻ってからは国内のG2やG1ばかりを走った。しかし、マカヒキは先頭でゴールを駆け抜けることは出来ずにいた。勝ち星から見放されたまま、マカヒキは気付けば8歳馬となっていた。世代の頂点であるダービーを制した馬が7歳以降も現役を続けているということ自体がここ最近では例のないことであり、世間も「終わった馬」という評価をしている人が多数いた。
しかし、そんな評価をあざ笑う結果を、マカヒキは見せてくれた。
2021年10月10日、京都競馬場が改修工事中のため阪神競馬場で行われた京都大賞典に出走したマカヒキ。レースでは、最後の直線で先に抜け出した馬を追いかけ、1歩1歩差を詰めた。そして、抜け出していた4歳馬のアリストテレスをハナ差で交わしたところがゴール。マカヒキが長いトンネルから抜け出した瞬間だった。
終わったと思われていた馬の復活勝利に、ファンは感動と驚きを覚えた。実際、レース終了後は「マカヒキ」がツイッターでトレンド入りするほどでもあった。
本稿を執筆しているのは2021年11月中旬であるが、マカヒキは次走11月28日のジャパンカップを予定している。同じくダービーを制覇した後輩のワグネリアン、コントレイル、シャフリヤールが出走を予定しており、計4頭のダービー馬が出走する豪華なレースになる予定である。果たしてどんな結果になったのか、楽しみで仕方がない。
談話室コーナー
日本沈没に伴う移住先について
昭和支部・合資会社 眞保工務所
眞保 明也
先日の首相会見、ご覧になられた事と存じます。
「地球表面日本近海のプレート活動における「スロースリップ現象」により、日本列島は1年以内に沈没する事が確実となりました。つきましては、政府にて各国に日本人移住者受入れを求めた結果、中国1000万人、米国800万人を始め、国民の皆様のすべての移住が可能となりました。
移住方法、移住先については、内閣府ホームページ https://www.cao.go.jp/ から、
①移住単位 1,個人 2,家族単位 3,5人までのグループ単位 4,100人程度の地域単位
②希望移住先 国名5つまで を選んで、必要事項ご記入の上、申請してください。毎週、抽選で約1000万人の方へ移住先をお知らせします。当選の方は、その後、1か月の間で移住を開始して頂く事になります。移住方法、持ち物については、、、」
えらいことになったと、我が家では早速、家族会議を敢行。さすが、全員B型のバラバラ家族、家族単位に固執しません。長女はシンガポールへ友達と、次女は多少英語が達者なのでカナダ、妹はモンゴルって言いだしそう、家内はこの歳で面倒だから日本に残って沈むと言い出す始末。ト〇タ自動車など有力企業丸ごと移転等を条件に、政府が各国と交渉を頑張ってくれたのに、、、
さて、私はどうするか。寒いのは苦手なので暖かい国がいいなあ。食べ物はパクチーも可なのでどこでもOKだけど折角だから美味しい所。宗教戒律の厳しい国や、禁酒禁煙の国は問題外。治安が良く、清潔なことも重要。洗浄便座が無かったら生きていけない。親近感のあるのはやはり東洋の国かな。おっと、移住先でも働かないと。なにしろ、名古屋市上下水道局施行基準と住宅都市局設計・施工マニュアルに準拠した管工事しか能がない(それも全く覚束ないが)、名古屋市以外では通用しない。「専門業者のライセンスと叩上げのスキルだけが私の武器だ。私、漏水しないので。I never fail to leak!」と叫んでも無駄、ライセンスも国内しか通用しない。腰が痛いので、職能工としても無理だし。まあ何とかなるか。医療関係や鍼灸師の友人は、こういう時に強い。人を癒す技は言葉の壁を越えてやはり世界で通用する。
皆さんはどうかとネットを引いてみた。「移住先人気ランキング」は以下。
<20位:>スペイン<19位:>イタリア<18位:>ベトナム<17位:>フィリピン
<16位:>ニュージーランド<15位:>インドネシア<14位:>台湾
<13位:>ハワイ<12位:>マレーシア<11位:>シンガポール<10位:>韓国
<9位:>フランス<8位:>ドイツ<7位:>ブラジル<6位:>イギリス
<5位:>カナダ<4位:>タイ
ベスト3は<3位:>オーストラリア<2位:>中国<1位:>アメリカ合衆国
やはり、世間様も考える事は似ているようで、福祉国家でも寒い北欧、ロシア、インド・中近東、アフリカ諸国はランキング入りしていませんね。
読者の皆様は、どんな単位で、どこを希望しますか?
お互い生き延びられたら、異国でお目に掛かれる事を楽しみにしています。また、お仕事ご一緒しましょう。
さあ、私も内閣府ホームページへアクセスして申請しなければいけません。一人で行くなら、
①タイ ②アメリカ合衆国(ハワイ) ③フィリピン ④オーストラリア ⑤ニュージーランドに決めました。家族で行けるならどこでもOK。しかしやはり、家内を残しては行けないので日本に残って、時が来たら家内の好きなブランデー「ヘネシー」をへべれけに呑んで、一緒に沈む事にします。
出典:TBSテレビ日曜劇場「日本沈没」、TV朝日木曜ドラマ「ドクターX」見逃配信はティーバーで。
消防コーナー
地震に備える68
名古屋市消防局OB 近藤 博
昭和20年(1945年)三河地震(5)
引き続き、「中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書1944
東南海地震・1945三河地震 平成19年3月」の報告書を中心に、三河地震の被害をみていきます。
○ 三河地震(その5)
4 全体の被害像
三河地震による死者は、全体で2,306人であり、負傷者数は3,866人を数え
ています。
特に、死者が100人を超えたのは明治村(現安城市南部、碧南市東部、西尾
市北部)(325人)・横須賀村(現西尾市吉良町)(275人)・福地村(現西
尾市)(234人)・形原町(現蒲郡市形原町)(233人)・三和村(現西尾市)
(196人)・安城町(現安城市)(181人)・桜井村(現安城市桜井)(179
人)・西尾町(現西尾市)(176人)吉田町(現西尾市吉良町)(106人)(カ
ッコ内は死者数)の9町村になります。
この9町村で全体の死者の83%を占めていますが、これら町村は近接して
立地しており、三河地震による被害が、三河地方南部で20~30km四方の狭い
範囲に集中して発生していることがわかります。
現在の市域で云えば、愛知県の西尾市・安城市・蒲郡市付近が最も大きな
被害を受けたことになります。
この地震では、碧海郡・幡豆郡に集団疎開していた当時の名古屋市国民学
校の学童からも多くの犠牲者をだしています。
昭和19年(1944)6月にサイパン島が陥落し、本土空襲の危険が一気に高ま
ったことから、全国的に都市部から郡部への学童の疎開が開始されました。
名古屋市から三河方面へ疎開した学校は、西尾署管内では大井・明治・江
西・愛知・大手・飯田の6校、安城署管内では伝馬・岩塚・藤津・堀田・広
見・杉村・波寄・草薙・呼続・千年・神戸等12校が疎開していました。
それらのうち、大井・堀田・杉村・飯田・江西・明治等はでは、疎開先の
寺院等が地震により倒壊し多くの犠牲者を出しました。
判明している疎開学童の主な被害は下記のとおりです。
碧海郡 高岡村 (現豊田市南西部)
高浜町
高浜町 ( 現高浜市 )
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徳念寺全壊 死者学童 28名(杉村国民学校)
寿覚寺全壊 死者学童 5名(堀田国民学校)
正林寺全壊 死者学童 13名(堀田国民学校) 重傷 学童 1名 軽傷 学童 2名
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幡豆郡 西尾市小島町 八ツ面 美和村江原 〃 江原 〃 江原
吉田町
横須賀村
| 安楽時全壊 死者8名(学童28名、訓導2名中) 死者 学童 1名(明治国民学校) 妙喜寺全壊 死者 学童12名(大井国民学校) 福浄寺全壊 死者 学童 8名(大井国民学校) 安楽時全壊 死者 学童11名 重傷学童 2名 軽傷 学童11名(大井国民学校) 死者 学童 8名 重傷学童 1名 (江西国民学校) 死者 学童 3名(飯田国民学校)
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(出典 「昭和20年1月13日三河地震の震害と震度分布」愛知県防災会議地
震部会 飯田汲事 昭和53年2月 P 28)
法律コーナー
納骨壇使用契約の性質
弁護士 松 永 辰 男
集合納骨施設を運営する宗教法人のお寺との間で交わされた納骨壇使用契約を解約し、前納金として支払済みの永代使用料及び永代供養料の返還を求めた事例です。このような契約の性質については単純には決められるものではなく、墓地使用権の設定に対する対価であるとして返還を認めないもの、納骨壇という場所の利用に係る建物賃貸借契約の性質を中心としつつ、集合形式の法要行事(定例法要会)を行うことが義務づけられるとの混合契約であり申込金として前納した金銭は納骨壇の半永久的な使用の対価であるとする等の判決があります。
本件で紹介する判決においては、「遺骨又は遺品の保管を得て」(便宜上Aとします。)、「当該故人のための供養を半永久的に受けること」(便宜上Bとします。)にあるが、納骨壇に「遺骨又は遺品の保管を得る」ことを内容とする約束部分であるAと、納骨壇に保管した遺骨又は遺品を「半永久的に供養する地位」を寺に与えたという約束であるBの二つの契約に分解することができるとし、支払われた140万円の前納金の7割がAの対価であり、残りの3割がBの対価であって、Aの対価部分は返還しなければならないが、Bの対価部分は「供養する地位を取得」してしまっているから返還する義務はないとの趣旨に認定し、判決しました(大阪地方裁判所令和2年12月10日判決・判例時報2493号17頁)。
ところで、この判決の事例では管理規約の3条2項に、「加入に際して使用者は永代使用料および永代供養料の全額を納付しなければならない。但し、納付した金額については一切返還しない。」と定められていました。
これに対する裁判所の判断は、消費者契約法9条1号により検討すれば、原告は未だ納骨壇の使用はしていないのであるから、被告の寺には損害は発生していないと認定し、前納を受けた金員の内、7割相当の金員は返還義務があることを認めました。
因みに、消費者契約法9条1号の趣旨を本件にあてはめると、本件契約が解約されても前納金は寺の損害金として取得し、返還しないという契約になっているが、一般的にみて、納骨壇を一度も使用していない場合でも寺に損害が発生するのかという点を検討すれば、そうは言えないというのが裁判所の判断であり、そのような約束は消費者契約法9条1号に反し無効になるというのです。いずれにしましても、お寺さんとの納骨や供養に関する約束事は複雑でして、具体的な事例により解釈も異なってくるのも仕方がないことかと思います。
木祖村コーナー
木祖村だより
事務局だより
事務局だより
明けましておめでとうございます。
先月、令和3年の「新語・流行語大賞」が発表され、年間大賞は、大リーグで輝かしい成績を残し大活躍をした大谷翔平選手の「リアル二刀流」・「ショータイム」に決定しました。
またトップテンには、皆様も一度は聞いたことがあるとは思いますが、現役女子高校生歌手Ado(アド)の楽曲「うっせぇわ」や、親を自分で選べないことを表す「親ガチャ」、東京オリンピックで新競技となったスケートボードの解説を担当した瀬尻稜プロが発した言葉「ゴン攻め/ビッタビタ」、全ての人が性別に関わらず平等な機会と権利を持ち得ることを意味する「ジェンダー平等」、新型コロナウイルス蔓延によりニュースなどでよく使われた言葉「人流」「黙食」などが決定しました。長く続いているコロナ渦のため、さまざまな面で鬱々とした状況の世の中ではありますが、明るい話題の言葉が年間大賞に選ばれ、よかったなと思いました。
さて、今年の干支は寅です。「寅」という文字には「まっすぐに伸ばす、引っ張る」という意味があり、家の中で矢を両手でまっすぐに伸ばす様子を表しているそうです。家を表すうかんむり「宀」に、「矢」、ひきとめるという意味の「臾」を足して「寅」という文字ができました。中国の漢書では、「寅」は草木が伸び始める状態を表すと解釈されています。
中国伝来の十二支は、もともと植物が循環する様子を表しており、その年の特徴につながるといわれています。寅は十二支の3番目で、子年に新しい命が種の中で芽生えはじめ、丑年には種の中で育つがまだ伸びることができず、そして寅年は春が来て根や茎が生じて成長する時期、草木が伸び始める状態だとされています。
新型コロナウイルスの変異ウイルスである「オミクロン株」に対する警戒感が日増しに強くなってきています。未知のウイルスであり、今年はどのような感染状況になるのか全く予想ができませんが、感染が落ち着き、寅年らしく草木が伸び始めるように、イベント開催や旅行など、さまざまな活動が少しずつできるようになり、皆様の生活に潤いがもたらされることを願っています。
M・S