『空の上で「ブロッケン現象」』第36回フォトコンテスト最優秀賞 撮影:安井管工業㈱ 水野博子 氏
かわいい草花
水仙
吉田 信彦 氏 (水道組合)
和名スイセンという名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもの。中国で名付けられた漢名の「水仙」は、「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを水仙」という中国の古典に由来する。水辺に育ち、仙人のように寿命が長く、清らかなという意味から名付けられたとされる。
会議コーナー
定 例 理 事 会
業務管理委員会 左から中島理事・宮腰理事・高橋委員長
1.開催日時 4月6日(水)
午後3時
1.開催場所 水 道 会 館
1.理事定数 17名
1.出席理事 17名
お知らせコーナー
仮設給水栓寄託式
仮設給水栓の寄託 (左)飯田局長(右)穂刈理事長
組合職員による取り付け作業 (左)山口(右)中島
名古屋市上下水道局より組合本部に災害時に応急給水が可能となる仮設給水栓が寄託されるのを受け、3月30日(水)に仮設給水栓寄託式が水道会館駐車場にて開催されました。当日は、名古屋市中区役所 柵木(マセギ)区長様を始め、名古屋市上下水道局 飯田局長様、名城学区区政協力委員 林委員長様、当組合の穂刈理事長ほか、約20名の方が出席されました。
寄託式では、飯田局長様より穂刈理事長に仮設給水栓が手渡され、記念撮影が行われました。写真撮影後は、水道会館駐車場に新設された応急給水施設で実際に仮設給水栓の取り付ける作業が披露されました。
仮設給水栓寄託式の主な出席者
(敬称略順不同)
名古屋市中区役所 区長 柵木 由美
〃 区政部 地域力推進室長 大畑 篤也
名古屋市上下水道局 上下水道局長 飯田 貢
〃 総務部長 権田 喜則
〃 経営本部 営業部長 原 晋也
名城学区区政協力委員 委員長 林 左希也
名古屋市指定水道工事店協同組合 理事長 穂刈 泰男
〃 副理事長 小池 勝
〃 副理事長 宇津山 弘
〃 中支部長 宮腰 徹
専門校コーナー
名古屋建築設備高等技術専門校 入校式
穂刈校長 挨拶
愛知県労働局人材育成課 担当課長 永田 孝司 様
名古屋市経済局産業労働部労働企画室長 黒田 徹生 様
名古屋市水道局局長 飯田 貢 様
第30期生 15名の訓練生が入校しました!!
開催日 4月13日(水)
会 場 水道会館 4階
名古屋建築設備高等技術専門校は、平成5年4月開校以来29期、517名の修了生を送り出し、設備業界の第一線で活躍し事業主の方からも喜ばれているところです。
近年、業界を取り巻く情況は引き続き厳しいものがありますが、訓練生本人のやる気、それに事業主の方の温かいご理解を得て、今年度も第30期生15名が希望に胸を膨らませ、4月13日(水)晴れの入校式を迎えました。
入校式では穂刈校長から1年間仕事と学業の両立で大変厳しい環境におかれていますが、よく研鑽し基礎知識・技術・技能の習得や給水装置工事主任技術者をはじめ各種の資格試験にも挑戦し、全員揃って3月に修了式を迎え、建築設備業界で大いに活躍していただくよう激励の挨拶がありました。
続いてご臨席いただいた愛知県知事 大村秀章様(代理:愛知県労働局産業人材育成課担当課長 永田孝司様)、名古屋市長 河村たかし様(代理:名古屋市経済局産業労働部労働企画室長 黒田徹生様)、名古屋市上下水道局長 飯田貢様から励ましのご祝辞を賜り、ご臨席いただいたご来賓の紹介、1年間ご指導いただく講師の紹介が行われ、盛会の内に終了いたしました。
筆の泉コーナー
マイボトル対応冷水機でおいしい水道水を飲もう
名古屋市上下水道局 経営企画課
技師 安田 卓也
今回組合だよりに執筆させていただけるということなので、当局事業のPRを書かせていただこうと思います。
皆さんは当局の「マイボトル対応冷水機」をご存知でしょうか?その名の通り水筒などのマイボトルに水を汲むことができる冷水機で、名古屋城の金シャチ横丁に「名城金鯱水(めいじょうきんこすい)」を2台、東山動植物園のタヌキの里休憩所に「ズーボの金鯱水」を1台設置しています。キンキンに冷やした水道水(長時間触ってられないくらい冷たいです)をボトルに詰めて持ち運びできるほか、見た目も設置場所に合わせたユニークなデザインとなっていますので、記念写真撮影スポットとしても好評をいただいています。
これらのマイボトル対応冷水機では冷えた水道水をいつでも飲むことができるので、水分補給や暑い日の熱中症対策として使っていただけます。普段水道水をあまり飲まないという方も、冷やした水道水は意外に感じるほどおいしく飲むことができるのでオススメです。
マイボトル対応冷水機にはペットボトルなどの使い捨て容器削減を促進する効果もあり、全国でも設置が拡大しています。ペットボトルなどのプラスチックごみは「海洋ゴミ」として、海に生息する生物や海そのものの汚染原因として問題になっています。ペットボトルなどのゴミの量を減らすことは、海をきれいにして良好な水循環を作ること、ひいては水道水の水源水質の向上につながります。
名古屋市の水道水は、市政世論調査の名古屋の良いところを挙げる項目で「水道水がおいしい」という回答が15年連続TOP5入りを果たすほど高い評価をいただいています。水道水がおいしい理由は、まずは水源となる木曽川の水質の良さが挙げられます。木曽川は水量が多いことから安定した水質を確保することができ、名水100選にも選ばれたことがある、水源として適した川です。名古屋市の水源を決定する際に、市域から遠く離れた場所にある木曽川を選定した先人達の英断は今でも局内で語り継がれるところです。
おいしい水道水を作ってお届けする取り組みは様々なものが挙げられますが、水質管理のほかに施設や導水管、給水管などの更新や維持管理など、当局事業のほとんどがおいしい水道水作りに繋がっており、当局職員一丸となって取り組んでいます。しかし当局の事業は職員だけではなく、工事などを請け負っていただく水道工事店の方々のご協力があってこそ成立するものです。これからも全ての水道関係者によって「なごやのおいしい水道水」を継続させていけることを願っています。
最後になりますが、マイボトル対応冷水機は今年も新たに設置する予定で、現在鋭意製作中です。みなさんがよく利用するあの場所にも来るかもしれません。見かけた際はぜひお手持ちのマイボトルで、冷たくておいしい水道水を飲んでみてください。
談話室コーナー
「50周年記念キャンプ」
港支部・ 株式会社 豊環境開発 名古屋支店
仲 幸則
学生時代に名古屋市民御岳休暇村のキャンプ場で「おんたけキャンプカウンセラーの会」と言う ボランティア団体で夏休みは御嶽山の4合目で青春していました。
「キャンプカウンセラー」という言葉はあまり聞きなれない言葉でしょうか?
名古屋市が長野県木曽郡王滝村に所有するおんたけ休暇村という宿泊施設に併設されたキャンプ場に家族で来るキャンパー、一般に参加募集した小学生、そして障害者の方々に飯合炊さん、キャンプファイヤー、ゲームソングの指導など、おんたけ休暇村のキャンプ場をご利用になるキャンパーの手助けをするボランティア団体です。
私の先輩達が昭和47年に現地キャンプをして伐採や草刈りなどから始まりテントゾーンを整備し始めてから50年が経ち今年めでたく50周年記念キャンプが予定されています。
キャンプ場では青春よろしく夜遅くまで、どんなプログラムがキャンパーに喜んで貰えるかを考えたり、昼間はオリエンテーリングで山の中を歩き回り、夜には肝試しで森の中に潜んでいるのですが、真っ暗なので脅かす役のカウンセラーのほうが怖くなったりする女の子もいました。
また、障害者の方々との接し方が解らず先輩に相談したり、ボランティア活動の進め方で意見の食い違いから同期と離れ離れになったり、怒ったり泣いたり腹抱えて笑ったり血気盛んな年頃ですしいろんなことに興味を持つ多感な年頃に親元から離れて何日もキャンプ場に泊りがけでいて夜遅くまでミーティングしたのがついこの間のことのように思い出されます。
OB会で仲間に会えば昔話はいつも同じような内容ですが、長い時間楽しいお酒が飲める青春の思い出の「かたまり」です。
しかし、このようなボランティア団体にもコロナウィルスは大きく影響を及ぼしています。
現役の学生諸君も肝心な学校生活もままならない上に、キャンプ場に来ることもできないのが現状で利用するキャンパー自体も少なくなって来ています。
私は学生時代にスキーを覚えましたが、最近はスキー場に行くこともなくなりました。
でもその仲間で現在スキーの指導員になり現在ボランティアでおんたけ休暇村が募集している子供に、シニアにスキーを教えている猛者もいます。募集するスキーツアーもここ2年間開催の規模を小さくして、また断念するような場合もあったようです。
9月に開催しようと計画中の50周年記念キャンプもコロナウィルスの影響が落ち着くかそれとも猛威を振るうかわかりませんが、現役の大学1年生が19歳そして先駆者である69歳以上の先輩たちと同じ釜の飯を食った大勢の仲間達の集いができれば、青春が再び感じられるのかと楽しみにしています。コロナウィルスが落ち着いていますようにと祈るばかりです。
今年度、初めて水道組合の末席に置いていただきましてありがとうございます。組合だよりの寄稿の機会を頂きましたが稚拙な文章で、たわいもない話題で恐縮です。
消防コーナー
地震に備える72
名古屋市消防局OB 近藤 博
昭和20年(1945年)三河地震(8)
引き続き、「中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書1944
東南海地震・1945三河地震 平成19年3月」の報告書から、被災者の体験記の残り(抜粋)と最後に専門調査会報告書のまとめを紹介して「三河地震」の項を終りたいと思います。
○ 三河地震(その9)
4 早川ミサコさんの体験
早川さんは昭和4(1929)年生まれで、碧海郡明治村大字和泉(現安城市和泉
町)に住み、当時、女学生でした。
① 「三河地震」で母屋が倒れ、祖母と折り重なった状態で梁の下敷きにな
り、身動きが取れなくなった。自分の足に絡んでいた祖母の足が、次第に
冷たくなっていくのが分った。
② 明るくなってから、近くの海軍明治航空基地から兵隊がやって来て、屋
根に穴を開けて助け出してくれた。意識は朦朧としていた。
③ 戸板に乗せられ、兵隊さんに医者のいるところまで運んでもらった。殆
どの家が全壊していて、屋根の上を歩いているようだった。
④ 基地の軍医さんが小学校の裁縫室を臨時の診療所にして、治療をしてく
れた。家に帰って意識がはっきりした時には、包帯が巻かれ添え木もして
あった。
⑤ 地震で亡くなった姉の2人の子供の世話をしながら、避難生活を送った。
右手は使えなかったが、左手で何でもやった。
⑥ 骨折した腕の「くせ直し」のために、少し離れた医者に通った。姉の夫
が自転車にリヤカーを引っ掛けて、連れて行ってくれた。
5 岡田菊雄さんの体験
岡田さんは、昭和7(1932)年生まれで、当時、碧海郡明治村大字根崎(現安
城市根崎町)に住み、明治第三国民学校(現安城市立明和小学校)高等科1年
でした。
① 「東南海地震」の時は、自転車に乗っていた。はじめは、目眩がしたと
錯覚して自転車を寄せて足をついた。周囲の家の雨戸がバタバタ落ちてき
たので地震だと分った。
② 「三河地震」の揺れを感じて、蒲団の中へ頭をもぐらせたところ、枕の
上に直径30Cmくらいの角材が落ちてきた。紙一重の差で、直撃を免れ助か
った。
③ 潰れた家に閉じ込められた。あたりは真っ暗だったが、幸運にも壁が抜
けて星空が見えた。隣で泣いている妹を抱きかかえて、奥に見える星空を
たよりにしながら外へ出た。
④ 弟がいつまでたっても家から出てこない。父がどこかからノコギリを持
ってきて、弟を捜しに潰れた家に入っていった。弟は、あと一歩で逃げ出
せるところで、倒れてきた鴨居の下敷きになって亡くなっていた。
⑤ 倒れた家から避難生活に必要な衣類を引っ張り出した。余震が続いてお
り、壊れた家の中へ入るのはものすごく怖かった。
⑥ 自分が中心となって畑に「地震小屋」を作った。農家なのでワラは納屋
にたくさんあった。ムシロや縄を作る機械もあった。その日の夜までには
完成した。
⑦ 屋根が垂直に落ちたためか、瓦は殆ど壊れていなかった。屋根に上って
みると、家の東西と北東方向の家ばかりが倒れていて、その方向は、驚く
ほど遠くまで見えた。
○ まとめ
報告書は、「東南海地震」「三河地震」という、戦争中に発生したの二つの
地震の特徴を次のように述べています。
「1944(昭和19)年東南海地震と1945(昭和20)年三河地震の最大の特徴
は、戦時報道管制のために被害の様子がほとんど報道されなかったことであ
る。そのため、直接被害を受けた国民以外には被害の様相は伝わらず、死者
1,000人を超える大震災が連続して発生した事実は、消されかけてしまった」
報告書は、次の言葉で二つの地震調査報告書のまとめとしています。
「東南海地震、三河地震は隠された地震といわれ、現代に伝えられている
被害の様子を示す資料や写真などが非常に少ない。」
「このことは、戦時中であったために調査そのものがほとんど行われなか
ったという印象で捉えられてきた。しかし、戦後になっていくつかの資料が
印刷・出版されたことからもわかるように、実際には大学や気象台によるか
なり大規模な現地調査が行われていた。」
「結局、この地震を消しかけてしまったのは、調査をしなかったことでは
なく、調査結果を速やかに公表し、社会全体で共有できなかった当時の報道
体制に原因がある。調査結果を公表する過程に、戦中戦後の期間に様々な圧
力が働いたことで、多くの調査結果が消えてしまったのである。」
「大地震はめったに起こらず、発生してしまった災害からは可能な限り多く
のことを学び後世に伝えることが災害に強い社会をつくっていく上で欠かす
ことができない。東南海地震・三河地震の教訓は、調査をするだけでなく、
速やかにその記録を書き記し、公表していくことの重要性を教えてくれる。」
私たちも、肝に銘じたいと思います。
法律コーナー
預貯金債権の相続
弁護士 松 永 辰 男
平成16年4月20日の最高裁判所の判決までは、金融機関に対して有する預貯金債権は、「各相続人の相続分に応じて当然に分割して相続される。」とされてきましたので人が死亡して相続が開始されると、各相続人は、自身の有する相続分に応じた預金の払い戻しを金融機関に請求していたものです。
しかし、金融機関は全相続人の同意がないと応じてくれませんでしたので、各相続人は、それぞれの相続分に応じた預金債権の払い戻しを金融機関に求めて判決をしてもらい、その判決に基づいて金融機関に払い戻しを請求してきました。 つまり、預金債権は確定的な債権であり、価値も確定し、分割できる点では普通の財産と異なる点があるため、裁判所もそのことを認めて判決してきたわけです。ところが平成28年12月19日の最高裁判所大法廷の判決において、預金債権も遺産分割の対象として考慮すべきであるという判決をしました。その理由は、抑々遺産分割の手続きは、「遺産全体の価値を総合的に把握し、各共同相続人の事情を考慮して行うべく特別に設けられた裁判手続きである遺産分割審判によるべきものとされており、また、その手続きにおいて基準となる相続分は、特別受益等を考慮して定められる具体的相続分である。
このように、遺産分割の仕組みは、被相続人の権利義務の承継に当たり共同相続人間の実質的公平を図ることを旨とするものであるということから、一般的には、遺産分割においては被相続人の財産をできる限り幅広く対象とすることが望ましく、また、遺産分割手続きを行う実務上の観点からは、現金のように、評価について不確定要素が少なく、具体的な遺産分割の方法を定めるに当たっての調整に資する財産を遺産分割の対象とする要請も広く存在することがうかがわれる。」と結んでいます。預金債権だけ別途にして相続させることによる不公平をなくすことに意味があるということになります。
木祖村だより
木祖村イベントを開催します!
事務局だより
事務局だより
今年こそは桜を愛でたいと思っておりましたが、気が付けば桜が散り、新緑の季節に変化しています。企業にとって新年度の始まりは、異動があり何かと慌ただしく時間が過ぎていきます。当組合でも4月から新体制がスタートしています。組合だより4月号に事務局新組織図を掲載しておりますので、ぜひご参照ください。
小生も4月から新たに組合だよりの担当となりました。まだまだ慣れない仕事ではありますが、歴史のある組合だよりを一層みなさまに親しんでもらえるように取り組んで参りますので、よろしくお願いいたします。
4月13日(水)に名古屋建築設備高等技術専門校の入校式が開催され、15名の生徒さんが第30期生として入校されました。30期生の皆様には、専門知識の習得のみならず、新たな仲間との絆を深められる充実した1年になるよう、職員一同応援しております。
組合にとって5月は「第4回防災訓練」(5月13日)と「第72回通常総会」(5月27日)が予定されています。前年度は、新型コロナウイルスの影響で防災訓練が中止になり、通常総会も規模を縮小しての開催となりましたが、今年度こそは滞りなく開催され、組合員の団結を深められる機会になると信じています。
(N・YAMA)
※お詫びと訂正
組合だより20224月号№620 8P「お知らせコーナー」
第4回名水協防災訓練の原稿で誤りがありましたのでお詫びして訂正いたします。関係各所にはご迷惑をおかけしました。
(誤) (正)
訓練参加者を5班に分け ⇒ 訓練参加者を4班に分け
仮設給水栓も市内全217施設 ⇒ 仮設給水栓も市内全211施設