『晩秋の若宮大通』第36回フォトコンテスト入賞 撮影:シブヤパイピング工業㈱ 澁谷 春壽 氏
会議コーナ-
定 例 理 事 会
名古屋市上下水道局 飯田局長 挨拶
資材委員会(右)美野委員長 (中)宮腰理事(左)小島理事
1.開催日時 9月7日(水)
午後3時
1.開催場所 水 道 会 館
1.理事定数 17名
1.出席理事 17名
かわいい草花
ラベンダ-
山本 昇 氏(水道組合)
伝統的にハーブとして古代エジプト、ギリシャ、ローマ、アラビア、ヨーロッパなどで薬や調理に利用され、芳香植物としてその香りが活用されてきた。ラベンダーの栽培は1930年代に本格的に行われるようになるが、それ以前は野生種の刈り取りがほとんどだった。
日本におけるラベンダーの初期の記述としては、江戸文政期の西洋薬物書に「ラーヘンデル」「ラーヘンデル油」の名で詳細な説明がある。幕末期には一部ではあるが、精油が輸入され、栽培も行われていたと考えられている。昭和期には香料原料として、北海道富良野地方などで栽培されて精油が生産され、1970年にピークを迎えたが、合成香料の台頭で衰退した。現在では富良野などでラベンダー畑が観光資源となっている。
お知らせコーナ-
水源地見に行き隊
開催日 令和4年8月21日
場 所 長野県木曽郡木祖村
参加者 29名
3年ぶりの開催となる水源地見に行き隊で、長野県木曽郡木祖村にあるこだまの森へ行って参りました。
当日は朝早くの集合にもかかわらず、参加者の皆様には時間を厳守していただきまして予定通りの出発となりました。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い参加を慎重に検討された方が多く例年よりも少人数での開催になりましたが、その分バスでの移動の際にも十分な感染症対策を取ることが出来、安心して参加していただけたと思います。
道中目立った渋滞もなく、予定通りこだまの森へと到着しました。
まずは集合写真を撮ったのち、魚の掴み取りへと移動しました。足を入れると川の水は冷たく、初めは恐る恐る魚を追いかけていたものの、最後には大人も子供も協力して全ての魚を掴み取ることができました。
この後はお昼ご飯のバーベキュー場へと移動しました。炭の火付けに苦労して煙に四苦八苦しながら、焼けるお肉に歓声を上げてどのテーブルも楽しくにぎやかな時間となりました。
お腹一杯食べた後は各自で自由時間です。元気に遊びに行く子供たちを横目に多くの大人達はすでにお疲れモードでした。
バーベキュー場には木祖村の唐澤村長さんと産業振興課の高柳さんがご挨拶に来て下さいました。唐澤村長さんは今期を最後に村長の職を退かれる事、名水協とは長きに亘り交流を続けてきたので次期村長さんの下でも同様の関係を続けていきたいとお話しされ、3年ぶりに木祖村にお越しいただき嬉しいとおっしゃってくださいました。私達も今回3年ぶりに木祖村へ来られて本当に良かったと思いましたし、同時に先輩方が繋いできた何十年という交流の積み重ねで今日があるのだと改めて感じました。
帰りのバスも順調に走り、予定通りに名古屋へ帰って来ることが出来ました。
イベントが無事に終了出来ましたのは関係者の皆様のおかげです。ありがとうございました。来年もこのイベントが開催され、多くの方に参加していただける様準備していきたいと思います。
青年部会 瑞穂支部 美野太陽
こだまの森にて集合写真
魚つかみ取り風景
木祖村 唐澤村長からの挨拶
バ-ベキュ-場風景
青年部会コーナ-
第183弾定期夜間勉強会
開催日 令和 4年 8月17日
参加人数 36名
技能開発部会・青年部会共催
今回の定期夜間勉強会は株式会社川本製作所を講師にお招きして、「給水ポンプのメンテナンスについて」をテーマに開催しました。
ポンプの保守管理について、初めに、事後保全と予防保全の2種類の説明を聞きました。普段は事後保全、故障してから対応する事が多いのですが、資料のグラフを元に定期点検による予防保全をする事によって緊急事態になりにくいメリットを教わりました。
予防保全とは管理者様に日常点検を実施してもらう事です。
日常点検は主に3種類あり、ポンプの運転状態の確認、これは給水ポンプの操作盤を触り、電圧、電流、周波数に異常がないかをチェックします。
続いて、外観の確認、ポンプを目視して、異音、漏水をチェックします。3つ目はモータ、インバータの絶縁抵抗の確認です。インバータは主回路の電圧測定とありましたが、管理者様にもよるかもしれませんが、自主点検は少し難しいと感じました。
お客様に給水ポンプを引き渡したら、「給水ポンプは消耗機器です。平均寿命は約10年ですが、定期点検をすることで延命できます。自主点検としまして1~2カ月ごとに目視して下さい。チェックポイントは操作盤のエラー表示、外観の漏水、異音はないかです。そして半年に1度の機器点検、1年に1度の総合点検が基本的な点検の時期となります。専門の技術スタッフによる精密点検を行う川本サービスと定期点検契約を結ぶことも可能です。契約は有償になりますが、自主点検と合わせればさらに安心して給水ポンプをご使用できます。」と伝えたいと思います。
今後も様々な内容で開催しますので皆様の御参加をお待ちしています。
青年部会 瑞穂支部 桜田雅己
給水ポンプの説明
第183弾定期夜間勉強会風景
特別寄稿
3年ぶり
名古屋市上下水道局東部営業センタ-
副センタ-長 辻本 章
名古屋市指定水道工事店協同組合並びに組合員の皆様には、日頃より上下水道事業にご協力いただき、誠にありがとうございます。今年4月から本格稼働し5区(千種、東、中、守山、名東)を所管する上下水道局東部営業センターの副センター長として異動してきました辻本でございます。また、平成30年度から3年間、名古屋建築設備高等技術専門校の排水設備Ⅰの講師(営業課事務係長)としてお世話になりました。訓練生の方が1年を通し水道・下水道以外の電気・空調設備・製図など幅広い科目を学ぶ姿を拝見させていただきました。特に印象にあるのは、講義日程がひと月ほど空いた後の小テストにおいて、日々の仕事に加え多くの科目を熟し時間の経った科目のテスト、忘れていても不思議ではない状況の中、思った以上に訓練生の方々が覚えて(訓練生のやる気)いることに感心したことを覚えています。このように専門校と大変厳しい仕事を両立することができるのも、組合員の方の若手を育てる温かいご理解があってこそだと思います。
さて、コロナ禍において今年5月の連休は行動制限がなく過ごすことができ、3年ぶりに多くのイベントが開催され賑わいが戻りつつあります。本市においても「各区水防訓練」「なごや水フェスタ」「各区防災訓練」が開催され、名水協の組合員の皆様にご協力をいただきありがとうございました。また、名水協に置かれましても、3月末に水道会館駐車場に応急給水施設が新設され、仮設給水栓の設置訓練がいつでもできる体制が整えられたほか、第4回名水協防災訓練を当局・名古屋上下水道総合サービスと開催し、給水タンク運搬訓練をはじめ、仮設給水栓を寄与されていない組合員の方を対象に取り付け作業の訓練をするなど、有事を見据えた訓練を実施して頂き心強い限りです。
幸いにもこの地方で大きな災害は発生していませんが、近年毎年のように大きな災害が全国各地で発生しており、梅雨入りから台風シーズンにかけ線状降水帯がいつ発生するかわかりません。昨年7月には静岡県で梅雨前線に伴う豪雨により大規模な土石流(熱海市伊豆山土石流)が発生し多くの方が被災されました。今年は8月初めに東北や北陸地方を中心(新潟、石川)に発生した線状降水帯による記録的な大雨や、8月末に発生した台風11号が猛烈に発達し九州・沖縄地方に接近するなど、全国各地で今年も土砂災害、低い土地の浸水災害が発生し停電や断水、交通機関の運休などライフラインへの影響が発生しています。
新型コロナ流行「第7波」の新規感染者数が減り始めているものの、今後の状況がどうなるかわかりませんが、継続して貴組合と訓練を重ねることで連携を深め、災害時に迅速な応急活動が実施できる体制作りに努めていきたいと思います。貴組合と組合員の皆様のより一層のご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
筆の泉コーナー
奥深き買い物の世界
名古屋市上下水道局 料金課
主査 重冨 明美
単純そうに見えて実は奥深いことってありませんか?
私にとってのそれはスーパーでの買い物です。実家に暮らしていた頃は、母に連れられて(荷物持ちとして)毎週末訪れるスーパーでの買い物は、たいして面白みのない時間でした。しかし、昨年、実家を出て自炊するようになり、スーパーでの買い物の奥深さにはじめて気づきました。食材を選び、レジで会計し、マイバッグにつめる。ただそれだけのことですが、なんと難しいことか…!自分で経験してはじめてその大変さを実感し、改めて母や日々の生活としてスーパーでの買い物をこなしている多くの先輩方に深く尊敬の念を抱きましたので、ここでその奥深さについて語らせていただきます。
まず、スーパーでの買い物は、入店が始まりではありません。スーパーに赴く前に大事な事前準備、冷蔵庫のチェックがあります。食材の残量と賞味期限を確認し、脳内メモリーに記憶します。同時に、「あとアレがあればあのメニューが作れるな」(ex.人参と玉ねぎと豚肉があるから、あとじゃがいもがあればカレーがつくれるな)などと考えます。
作れそうなメニューをいくつか思い描いたら、いざスーパーへ。特売品に群がるベテランの先輩方にもまれながら、商品の値段と状態をチェック。お値打ちな商品を発見した時は、一気に心拍数があがります。さらに、お値打ちな商品が事前に思い描いたメニューにがっちりはまった時は(ex.じゃがいもが特売品だった場合)、「勝った…!」という気分になります。一方、買おうと思っていた物が思いのほか高かった場合は、対応策の検討に迫られます。思いきって買うか、1個だけ買うか、じゃがいもなしのカレーにするか、ピーマンが安かったなら酢豚にするか、別のスーパーに行くか…。ベストな選択肢を求めて頭の中はフル回転します。(本当はお値打ちな食材からメニューを決められたらよいのですが、家事レベルが低い私には高度すぎてできません。)
「よし、買おう!」と思ったら、次は選ぶ作業があります。どうせ買うなら、できるだけ鮮度がよく、美味しそうで、大きいものを。ときにはスマートフォンで選び方を調べつつ、野菜などの生鮮品は一つ選ぶだけでも心を砕きます。
店内をぐるっと一周しカゴの中をチェックしたら、お会計です。レジの打ち間違いがないか、値引き品はちゃんと値引きされているか、気を抜かずに確認します。事前に決めておいたおおまかな予算内で会計が収まった時は、ちょっとした達成感を感じます。一方、思いがけず予算オーバーしてしまった時は、若干の罪悪感を感じます。
最後に、買った商品をマイバッグにつめます。生ものや冷凍食品を買った時は氷も用意しないといけないし、重くて硬いものはバッグの下のほうに、つぶれそうな軽いものは上のほうに、テトリスのようにつめていく作業は、意外と気を遣います。
ようやく帰宅したらちょっと休憩…したいのを我慢して、冷蔵庫に収納しなければいけません。冷凍保存する食材は、ラップに包んでフリーザーバッグに入れるという作業もあります。1週間分の食材を週末にまとめ買いする場合は、この作業が一番手間だったりします。ここまでやってやっと買い物は完了です。
このように、スーパーでの買い物には多くの工程があり、知識や経験、記憶力、判断力など様々なスキルが求められる高度な作業です。お値打ち品を探しつつ冷蔵庫の中身を思い出しながらメニューを考え、献立がマンネリ化しないように、とか、栄養バランスは大丈夫か、などと気を配り、同時にお財布とも相談し…たくさんのことを同時進行で考えなければならず、実は見た目以上に大変な作業なのです。これもひとえに家族の健康と幸せを想ってのこと。ある調査によると、パートナーとしたくないこと第4位が、「長い時間付き合わされるのが疲れる」という理由から、買い物だそうです。しかし、こんなに大変なことを日々やってくれているのだと思えば、見方も変わるのではないでしょうか。
大変さばかり話してしまいましたが、スーパーでの買い物には宝探しのような面白さもあります。例えば、まだ賞味期限まで日数があるのに値引きになっていたりすると、お宝を発見したような気分になります。先日、果物売り場の片隅で立派なパイナップルが1玉198円でひっそり売られているのを発見し、思わず値札を二度見しました。そんな楽しみもあったりします。
やっぱりスーパーでの買い物は奥深いです。ご家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。
談話室コーナー
インからアウトへの転換
中学生の時に従兄弟のお父さんの影響で音楽に興味を持ち、そのお父さんの薦めでギタ-を趣味としてし始めました。自分の好きなアーティストの曲を弾いたり、機材に拘ってりして当初はこのまま一生続けていくのだなと思っていましたが、結婚をし、子供が生まれ、なかなか自分の時間というものが取れない環境になるにつれてギタ-を弾く機会も減り、弾いたとしても1日数十分だけ、その頃には持っているものも自分にとっては贅沢すぎるものだったりして宝の持ち腐れ状態。「うーん、なんだかこのまま続けていても意味がないな」なんて思いながらもやはり長く続けてきたしがらみみたいなものがあったのと、ギタ-を辞めてしまったら自分には何もなくなるのじゃないかという恐怖心もありました。ところが、ある「スポ-ツ」に興味をもったことから人生の一転機を迎えることになります。
アマゾンで映画、本、アニメなどのコンテンツをよく利用するのですが、その中で「弱虫ペダル」というアニメにハマります。自転車競技のアニメで、自転車競技と言ってもいろいろな種類があるのですが、その中でもロードバイクで公道を走って競争をするロードレースという競技に焦点をあてたアニメになります。このアニメがきっかけでロードバイクというものを知り、ヨーロッパではロードバイクを使った大きなロードレースがあることを知ります。
日本ではロードレースというと肌にピッタピタの服を着て、異様な前傾姿勢、車道の端をちょこまかと走る邪魔ものみたいにあまりポジティブなイメージはないかと思います。
競技としての歴史は深く、フランスやイタリアのヨーロッパで発祥し、18世紀後期から始まります。フランスの「ツ-ル・ド・フランス」、イタリアの「ジロ・デ・イタリア」、スペインの「ブエルタ・ア・エスパ-ニャ」というレースが自転車の3大レースと言われていて、一年で最も注目されるロードレースとなります。
ロードレースの僕が最も良いと思うところは「チ-ム競技」であるというところです。チ-ムごとに10人程度でチ-ムを組み、上記のレースの様な規模だと、1日のレースのスタ-トからゴールまでは100㎞以上、それを20日間程走り続けます(そのうち休息日は2日間)。全てのレースのゴールまでのタイムを合計して1番タイムの速い選手が個人優勝となり、その目標を果たすための選手が各チームにひとりずつ配置され、その選手は「エース」と呼ばれます。エース以外の選手は「アシスト」となり、エースが出来るだけ早くゴールに辿り着くための手助けに徹します。チ-ムの戦略、体力の限界まで絞り切る精神力、灼熱の道路の上を走り続ける熱量、1500m以上の高さもある山も軽々と登っていく脚力。今までスポ-ツとは無縁でインドアな僕にとっては全てがとても新鮮で魅力的でした。
そこから、ますロードバイクに乗ってみたいと思うようになり、普通のママチャリとロードバイクでは何が違うのだろうか、というような疑問を持ちました。たまたま家の近くにそういったロードバイクを扱っている自転車屋さんがあったので行ってみたところ、動画の中で見たような格好良いロードバイクがずらっと陳列されていて、それを見ただけでも子供の時に感じたようなワクワク感がありました。価格を聞いてみたところロードバイク本体だけでも30万はかかるとのこと(その金額でも下のランクの方)。もちろんそんな資金はないし、毎月のお小遣いを使わず貯めたとしても最低でも2年以上はかかる。でも、僕の性格上とてもせっかちなところがあり、すぐにでもロードバイクに乗ってみたかったので、どうにかして資金を得られないか考え、それまで趣味として続けていたけれど宝の持ち腐れ状態だったギタ-を辞めることによって、それらを資金に替え、念願のロードバイクを手に入れる事になります。このことがきっかけでそれまでのインドア生活から自分でも思っていなかったアウトドア生活の始まり始まりです。
ロードバイクでしか得られないものはなんだろうなと考えた時に、やはり「達成感」だろうなと思います。精神的にはランニングにとても似ています。ランニングとの違いはより楽に遠くに早く行けること。自分の知らない土地に行って、その町の風景や香りを楽しんだり、下り坂を60㎞/hくらいのスピードで駆け抜ける。峠や山道を登っている時には勾配がきつくて息が上がり心が何回も折れそうになるけれど、登りきった後の達成感、疲労感、そこからしか見ることが出来ない綺麗な景色。どれも家の中では体験できないことばかりです。
ロードバイクには競技的なハードな一面もあるけれど、ソフトな一面もあります。世の中のほとんどの人が日常的にいろいろなものに支配される中、何も考えず、ただ風を感じ、自由ってこんな感じなのかな~。なんて考えながら(結局何かを考えている)ただただ前を進むためだけにペダルを漕ぎ続ける。そんな非日常が味わえるのもロードバイクの良いところです。
僕も今年で30歳、これからは体は衰えていくばかり。そんな中、ひょんなことから始めたロードバイク。年の数など気にせず楽しく生きていきたいものです。
協立設備工業株式会社 設計部 永田 陸
消防コーナー
過去の災害から学ぶ
名古屋市消防局OB
長谷川 幸治
1 静岡駅前地下街ガス爆発事故
⑴ 概要
昭和55年8月16日、静岡市の静岡駅前地下街でガス爆発事故が発生し、消
防職団員5名を含む15人が死亡、223人が負傷する大惨事となりました。
駅前の紺屋町ゴールデン街のビルは、ビル前の歩道下の地下通路を連結する
形でビルの地下階が準地下街を構成しており、「ゴールデン地下街」と呼ば
れていました。
⑵ 一次爆発
午前9時30分頃、ゴールデン地下街を形成していたビルの地階の飲食店
で小さなガス爆発事故が発生しました。
この爆発の原因は、地下の湧水処理漕に溜まっていたメタンガスに何らかの
火が引火したためと考えられています。
一次爆発は小規模な爆発だったため火災は発生しませんでしたが、この爆発
によってビル内の都市ガスのガス管が破損し、漏れた都市ガスが地下街に溜
まっていき、都市ガスは空気よりも軽いため、ビルの上層階にまで充満して
いきました。
地下で現場調査を行っていた消防士が飲食店の奥の機械室に入った時、検
知器が高濃度の可燃性ガスを検知したため、地下街からの脱出を指示すると
ともに排気作業を開始したが間に合わず、午前9時56分頃に2回目の爆発が
起こりました。
爆発・炎上する静岡駅前
事故発生の当日は土曜日で買い物客も多く、
事故発生の時間帯も負傷者が増えた要因に
もなった。
⑶ 二次爆発
2回目の爆発は1回目の爆発とは比べものにならないくらい大規模なもの
で、一次爆発の事故対応に当たっていた消防職団員や、警察官、静岡ガスの
担当者、更に報道関係者などに多くの死傷者が発生しました。
また、火元となった飲食店の直上のビルは爆発・炎上し、周囲に隣接する
商店および雑居ビルなど163店舗にガラスや壁面の破損などの甚大な被害を
もたらし、多くの通行人などが重軽傷を負いました。
2 ガス漏れ火災警報設備の義務化
この事故を教訓として、昭和56年に消防法施行令が改正され、新たに「ガス漏れ火災警報設備」の設置が義務付けられました。
この設備は、地下街やビルの地階部分のガス使用箇所にガス漏れ検知器を設け、ガス漏れの発生を建物の関係者や利用者に知らせるものです。
警報のシステムとしては、自動火災報知設備と一体になっており、受信機の種別として「GP型」や「GR型」など「G」が付くものは、ガス漏れ火災警報設備の機能を併せ持っています。
木祖村コーナー
木祖村だより
事務局だより
秋の夜長に
まだまだ厳しい残暑が続いておりますが、朝夕は涼しく過ごしやすい日も多くなってきました。いつの間にかセミの声から鈴虫の音色が聞こえるようになり、秋の訪れを感じているところでございます。
秋と言いましてもいろいろございまして、食欲、芸術、読書、スポーツなど多岐にわたりますが、私はもっぱら「食欲の秋」と言ったところでございます。
子供達とご飯を食べて、美味しいお酒を飲むことが楽しみの一つとなっており、秋の夜長にはついついお酒の量が増える傾向にございます。お酒にまつわる失敗談をこれ以上増やすことのないよう、飲みすぎには注意しなければと思っております。
酒といえば、少子高齢化、ライフスタイルの変化等による影響もあり、日本国内での酒類市場が縮小傾向にあるようです。そこで国税庁が「サケビバ」と称し日本産酒類の発展・振興を考えるビジネスコンテストを開催しており、若年層へ向けて日本産酒類の浸透及び需要拡大を図り、業界を活性化させることが目的のようです。
しかしながら、お酒はアルコール依存症の危険な面もございまして、病気や事故による社会的損失も大きいことから、国内外より多数の反対意見がございます。税収増を見込んでのこととは思いますが、お酒はギャンブルと同様にデリケートな問題となっておりますので、適切に判断していただければと思います。
今年も残り3か月余りとなり、ますます月日の流れが早く感じられるようにな
りました。皆様は、どのような秋をお過ごしでしょうか。皆様にとっても組合に
とっても実り多い秋となりますよう願っております。
(S・N)