『美・輝く』第39回フォトコンテスト 委員長賞                   撮影:稲垣設備工事㈱ 稲垣哲也氏

  『美・輝く』第39回フォトコンテスト 委員長賞                   撮影:稲垣設備工事㈱ 稲垣哲也氏

フォトコンテストコ-ナ-

令和5年度フォトコンテスト

会議コ-ナ-

定 例 理 事 会

1.開催日時   8月5日(水) 午後3時

 

1.開催場所   水道会館

 

1.理事定数   18名

 

1.出席理事   17名

定例理事会 全体風景
定例理事会 全体風景
組合三役
組合三役

総務委員会
総務委員会
広報技能委員会
広報技能委員会

総務委員会
資材委員会
広報技能委員会
業務管理委員会

青年部会コーナー

第205弾定期夜間勉強会 開催報告

青年部会コーナー

水源地見に行き隊

  開催日 令和6年8月18日

  場 所 長野県木曽郡木祖村

  参加者 54名

 

 水源地見に行き隊として、長野県木曽郡木祖村にある「こだまの森」に行きました。まずは集合写真を撮ったのち、魚つかみ取り場へ移動しました。子供たちは逃げる魚に悪戦苦闘しながらも笑顔いっぱいに魚を追いかけていました。昼食は恒例のバーベキュ-です。焼けるお肉に歓声を上げて、どのテーブルもとても賑やかな時間となりました。

 また、木祖村の渡辺副村長さんと産業振興課の佐藤さんにご挨拶に来て頂き、交流をはかりました。昼食後は子供たち限定でお菓子すくいをしたり、施設内にある巨大迷路やおもしろ自転車で自由時間を満喫しました。

 今年もイベントを無事終了できたのは木祖村関係者及び参加者の皆さまのおかげです。来年も多くの方のご参加を心よりお待ちしております。

参加者集合(こだまの森にて)
参加者集合(こだまの森にて)

青年部会コーナー

水源地見に行き隊

        《水源地見に行き隊 全体風景》

魚つかみ取り風景
魚つかみ取り風景
魚つかみ取り風景
魚つかみ取り風景

木祖村 渡辺副村長 あいさつ
木祖村 渡辺副村長 あいさつ
宮澤青年部会長 乾杯の音頭
宮澤青年部会長 乾杯の音頭

木祖村 渡辺副村長 あいさつ
バーベキュ-風景
宮澤青年部会長 乾杯の音頭
バーベキュ-風景

木祖村 渡辺副村長 あいさつ
お菓子すくい風景
宮澤青年部会長 乾杯の音頭
おもしろ自転車で遊ぶ子供たち

青年部会コーナー

青年部会メンバ-大募集!!

お知らせコーナー

第41回フォトコンテストのご案内

お知らせコーナー

水の歴史資料館 開館10周年・水道給水開始110周年記念企画展

お知らせコーナー

水の歴史資料館 開館10周年・水道給水開始110周年記念企画展

特別寄稿コーナー

お客さまと漏水特性について

名古屋市上下水道局 西部営業センター 

       センター長 杉山泰彦

 

1.はじめに

 名水協のみなさまには、平常時、非常時を問わず当局上下水道事業にご協力いただき、誠にありがとうございます。この4月に東部管路センターから異動し、新規採用以来31年ぶりに営業部に戻って参りました。今回、毎日お客さまから多くの問い合わせがある漏水の特性について、海外の知見を紹介するとともに、思うところを書かせていただきたいと思います。

2.漏水の特性

 IWA(国際水協会)の文献に記載された漏水の特性にFAVAD(硬い部位からの漏水と柔らかい部位からの漏水)という興味深いコンセプトがあります。ここから次の2点を抜粋したいと思います。

・「硬い部位からの漏水量」は水圧の0.5乗に比例する。

・「柔らかい部位からの漏水量」は水圧の1.5乗に比例する。

「硬い部位からの漏水」とは漏水孔の形状が変形しにくいもので、水圧の変化に対する漏水量の変化は緩やかになり、本市の給水装置では鉛管などの孔食、ビニルソケット割れ、印ろう継手漏水などが該当すると見られます。

 これに対して「柔らかい部位からの漏水」は漏水孔の形状が変形しやすいもので、水圧の変化に対する漏水量の変化は急激になり、ポリ一層管の縦割れ・横割れなどが該当すると見られます。

 材料の経年劣化によって柔らかい部位は柔軟性を失っていき、漏水孔はある時大きく裂けて急激に漏水量が増える、と考えられます。これはポリ一層管の漏水で、地上に表現した後しばらくして急激に漏水量が増えるというこれまでの経験とも符合します。

 では、メータボックス内でよくあるメータパッキンやユニオンパッキンのような継手漏水はどちらでしょうか?個人的には袋ナットでパッキンを締め付けて変形を拘束しているので、同じ柔らかい部位でも「硬い部位からの漏水」に近くなるのではないかと見ています。

 但し、ユニオン継手は既設配管を共廻りさせるとパッキンが損傷し漏水するため、メータ取替作業などでは特に上流側の甲止水栓が廻らないように固定することが大切になります。

3.サービス向上のために

 さて本題です。お客さまの水道料金に直結するメータから下流側の漏水は、検針水量から見て穏やかに増加する「硬い部位からの漏水」が殆どではないか、と考えられます。それでもお客さまにしてみれば、注意札や検針票のメッセージを見て驚き、めったに経験しない事象のため不安になって電話を架けてこられる方が多いと感じます。

 西部営業センターではお客さまサービス向上のため、今年度より漏水調査に多く対応できるよう、体制を見直しました。実際、漏水調査に行った職員の話を聞くと、電子音聴棒でようやく聞き取れる微量漏水が殆どのようです。

 そうした微量漏水は、みなさまが修繕に行かれた時、位置特定にも苦労されることと思いますが、お客さまの不安を一刻も早く解消するため、引続き早期の修繕にご協力願いたいと思います。

筆の泉コーナー

まだ旅の途中

名古屋市上下水道局 西部管路センター

          技師 石原海翔 

 

 私は、元々旅行などには興味がありませんでした。県外へのお出かけは、修学旅行などの学校の行事や、家族で年に1回程度でした。しかし、高校に入り、旅行好きの2人の友人と出会い、私の人生は変わりました。友人2人は旅行が好きなため、高校生活の中で、たくさんの旅行に行きました。その中でも、とても大きい旅行が3年間で2回ありました。どのような旅行か紹介させていただきます。

 1つ目の旅行は、1年生の頃の冬に中部地方、中国地方、九州地方に約5日間行きました。友人同士で宿泊する旅行は人生で初めてでしたが、友人2人が旅行に慣れていたので楽しむことができました。しかし、帰りにトラブルが起きました。予定では、名古屋駅に午後11時頃につく予定だったのですが、雪がたくさん降っていて電車は徐行運転をしていました。それでも時間的には、ぎりぎり間に合う予定だったのですが、トラックが踏切で止まってしまい非常ボタンが押されたことによって電車は止まってしまいました。そのせいで電車は、岐阜県の大垣駅までしか進まず、大垣駅付近で始発まで待機することになりました。近くに24時間営業のマックがあったのでそこに朝まで待機したのですが、雪が降っている外より寒かったのを覚えています。なんとか朝を迎え、帰ることができましたが、始発で家に帰ったのは人生で初めてでした。当時は、とてもしんどかったですが、今となってはいい思い出です。

 2つ目の旅行は、2年生の1月の初めに、四国を1周しました。この旅行は今後ないような変わった旅行でした。1日目に、静岡、東京に行きました。その日の夜に、東京から寝台列車に乗って四国に上陸しました。それから3日間で四国を一周しましたが、そこにしかないものを食べたり、観光だったりができたのですごく印象に残っています。帰りは松山空港から飛行機で中部国際空港まで約1時間かけて帰りました。その時の私は初めての飛行機だったためとても緊張していました。離陸と着陸は普通に怖かったです。この旅行では、乗り物やルートなどが普通の旅行ではなかったためとても楽しかったです。

 最後になりますが、今後このような旅行はほとんどないと思います。普通の旅行では味わえないわくわく感がありましたのでとてもいい思い出でした。次の旅行はいつになるかわかりませんが全員余裕があるときまた変わった旅行をしたいなと思っています。

談話室コーナー

『また一緒に暮らしましょう』

瑞穂支部 C・M   

         

 作家眉村卓氏の『妻に捧げた1778話』をご存じだろうか。草粥剛さんと竹内結子さん主演で映画化され、上皇后さまも鑑賞されて話題になり観た方も多いかと思います。

 

 眉村氏は妻悦子さんが大腸がんを患い「余命一年」を宣告された時、何か自分ができることはないかと考え、読書好きの悦子さんに毎日短い話を一話書いて読んでもらうことを思いついた。

 文章の力は神をも動かすというが、もちろん自分の書くものにそんな力があるとは信じない。ただ、毎日を明るい気持ちで過ごし、よく笑えば免疫力が増すと信じ、悦子さんひとりを読者として書き始めた。

 ショートストーリーといえ毎日のこと。そのうえ、自ら様々な制約を設けた話作りで、途中で悦子さんは「しんどかったら、やめてもいいよ」と言ったが「お百度みたいなもんやから」と答え中断したら病状が悪化する気がしたと書いている。そのかいあってか余命一年と言われた彼女は、その後奇跡的に五年延命し旅立った。

 

 この本には1778話の内、19話とお二人の日々のやりとりを巡るエッセイが収録されている。

「病人の神経を逆なでするような話は書かない」等のルールのためか、話としてはあまり面白くはないというのが正直な感想。それでも224話「古い硬貨」と1592話「秒読み」は楽しく読ませていただいた。

 エッセイでは最後の入院となったある日、突然「お葬式はどうするの?」と悦子さんが尋ね、「わたし、してもらいたいことがある」と言い、「葬儀の名前は、作家眉村卓夫人、村上悦子にして欲しい」と言いだした。

来られる人がわからないからと理由をつけたが、本心は共に人生を過ごし、ずっと協力者だったからと眉村氏は理解し「必ずそうする、駄目ならそうしてくれる葬儀社をどんなことをしても探す」と約束し、大好きな『百万本のバラ』のBGMが流れる中、通夜葬儀は悦子さんの希望通りとなった。

 

 話は変わるが、愛妻家で有名なタレントの所ジョージさん。毎日仕事が終わると速攻で家に帰るそうな。

365日奥さんの文子さんの手料理を食べるのが一番の楽しみで、料理をする姿を見るのも大好き。文子さんの手料理が一番美味しいから外食はしないとのこと。ちなみに文子さんは料理研究家で過去には飲食店も経営されていて、北野武さんも「所んちの飯は美味い」とご飯目当てによく『世田谷ベース』を訪れているらしい。

 

 文子さんと結婚した理由は「長い時間笑顔を見ていたいから」

「自分が選んだ人だから血の繋がっている子供より大事」「奥さん以上に奇麗な人はいない」

共演者が「昔の嫁は可愛かったのに」に対して、「可愛くなくなったのは旦那のせい」

文子さんを怒らせたときは「笑顔でいて欲しいからどんな理由であれ怒った顔にした自分が謝る」

「喧嘩にはなりません、だって笑顔が見たいから」「笑顔じゃないのは努力が足りない、奥さんを笑顔にするのが自分の仕事」

本当に文子さんが大好きなんですね。

ちなみに、文子さんは福島県いわき市の旧家の一人娘。結婚の条件は婿養子になることと言われ、所さんはその場で即答したそうです。大好きな人と結婚できるなら婿養子も厭わず。わかる気がします。

 

 眉村さんと所さんに共通するのは、パートナーを人生の大事な伴走者として大切にし、常に相手のためにできることはないかと考えていること。悦子さんも一時退院して松尾寺に訪れた際、祈願の札に眉村さんが「病気平癒」書くように勧めたにもかかわらず「文運長久」と書いたそう。文子さんに一目惚れし、一文無しで家に転がり込んできた所さんの喜ぶ顔を見たいがため、文子さんは今も365日美味しい食事を作り続けている。

 

 さて、眉村さんの1778話のうち3話が最後に眉村さんの自己注釈とともに収録されています。

NETでも読むことができるので、興味のある方はこの3話だけでも是非。

 

1775話「話を読む」

昏睡状態で聞くこともできない悦子さんに、枕もとで読み聞かせる夢を何度も見る。

 

1777話「けさも書く」

空けてあった窓からの風で散らばった原稿を拾いかかったその時、「それ、エッセイやんか」とまぎれもない悦子さんの元気だった頃の張りのある声が聞こえた。幻聴でもいい、自分には本当の声だった。

 

1778話「最終回」

悦子さんが亡くなった日の朝、階下に眠る妻に二階の机で書いた、原稿用紙3枚にたった6行。

 

 最後の1行を自分だったら言えるだろうか(汗)

法律コーナー

本人確認の重要性

弁護士 成 瀬 洋 二 

 

 Netflixにて配信中のドラマ『地面師たち』が話題のようです。地面師とは、真実の所有者に成りすまし、不動産の購入希望者との間で売買契約を締結して、売買代金を詐取する者をいいます。ドラマの題材になった積水ハウス地面師詐欺事件では、被害額が50億円以上にものぼり、当時、大きく報道されました。

 地面師たちは、不当に得た購入代金を海外に送金するなどして資金洗浄(マネーロンダリング)をしてしまうため、捜査によって地面師たちを特定できたとしても、購入代金の行方を明らかにすることは困難です。被害者においては、地面師たちの財産を特定して差し押さえることができないため、売買契約に関わった弁護士や司法書士に対して、損害賠償を請求することがしばしばあるのです。

 今回は、地面師Aが土地の所有者に成りすまし、各種書類を偽造して、不動産業者X から売買代金を詐取した事件において、登記申請に関わった弁護士Y1と司法書士Y2に対し、売買代金相当額6億4800万円の損害賠償を請求した事案をご紹介します(東京地裁平成29年11月14日判決)。登記申請は、成りすましAから不動産業者Bへの売買(第1売買)とBからXの転売先Cへの売買(第2売買)の二段階によって行われ、第1売買の登記申請をY1が行い、第2売買の登記申請をY2が行いました。なお、Xは売買代金相当額をY1に送金しました。

 本判決は、弁護士が有すべき専門的知見等に照らして書類の真偽を疑うべき相当な事情が認められる場合には、弁護士は調査確認義務を負うと言い、本件においては、生年月日が異なるAの印鑑証明書が2通存在し、いずれもコピーした際に印字されるべき「複写」の文字が現れなかったなどの事情があったにも関わらず、事務員(元弁護士)に登記申請に至るまでの事務を任せるなど、十分な確認をしなかったとして、Y1に対し6億4800万円の損害賠償を認めました。

 一方、Y2に対しては、依頼を受けていたのが第2売買の登記申請であり、特段の事情がない限り、第1売買の書類の真偽まで確認する義務はないなどと言って、請求を棄却しました。なお、本件は控訴されて、高等裁判所では一旦、Y2への損害賠償が認められましたが、最高裁で高裁判決が破棄され、結果として第1審の判決が確定しました。最高裁では、書類の偽造等を疑うべき相当な理由がある場合には、Y2も責任を負う可能性があることを述べています。

 本人確認はあらゆる場面で行われていますが、契約当事者の関係性や情報の多寡、疑いの程度などから、どの程度まで確認すべきかを慎重に判断する必要があります。ドラマでは運転免許証に光を当てて、ICチップの有無や透かしを確認する場面がありましたが、私自身、そこまで慎重に確認しなければならない場面に出会ったことがなかったので、とても興味深く観ていました。スマートフォンのライトを使っても確認できますので、試してみてはいかがでしょうか。

木祖村コーナー

木祖村だより

事務局だより

事務局だより

 5月23日に第74期通常総会が終わり、組合役員が新体制になりました。

 2年に一度役員改選が行われますが、組合には5つの委員会、4つの部会が設置してあります。私も委員会、部会を担当していますが、2年間同じ役員さんと会議を共にすると、やはりパターンがわかってくるため、多少慣れが生じてきます。学生時代は卒業し次の環境に行くたびに緊張感や期待、不安な気持ちを払拭しながら日々を送っていきます。

 いざ就職すると、始めは同じ気持ちを保ちますが、10年、20年と月日が経過すると緊張感も薄まってしまいます。私は2年に1度役員改選があることで、緊張感が生まれて、気が引き締まります。ただこれも何回も会議を行うとまたそれが日常となり慣れてしまいます。歳を取ると新しい経験が少なくなり、緊張感もなくなりがちですが、何をするときでも初心を忘れずに過ごしていきたいと思います。 

                                 S・O