『勇姿 信長公』第39回フォトコンテスト 最優秀賞                   撮影:水道組合 伊藤久美子氏

『勇姿 信長公』第39回フォトコンテスト 最優秀賞                   撮影:水道組合 伊藤久美子氏

フォトコンテストコ-ナ-

令和5年度フォトコンテスト

会議コーナ-

定 例 理 事 会

1.開催日時   9月4日(水) 午後3時

 

1.開催場所   水道会館

 

1.理事定数   18名

 

1.出席理事   17名

 

1.支部長代行  15名

全体風景
全体風景
組合三役と支部長代行
組合三役と支部長代行

総務委員会 高橋委員長(中)
総務委員会 高橋委員長(中)
広報技能委員会 美野委員長(中)
広報技能委員会 美野委員長(中)

総務委員会 高橋委員長(中)
資材委員会 宮腰委員長(中)
広報技能委員会 美野委員長(中)
業務管理委員会 近藤委員長(中)

青年部会コーナー

第206弾定期夜間勉強会

                       開催日 令和6年8月21日

                        場 所  水道会館4階

                       参加者  25名 

 

 8月21日(水)に第206弾定期夜間勉強会として、ダイキン工業株式会社

様を講師にお招きし、「空調機の仕組みと分類・方式の違いについて」をテーマ

で開催いたしました。メインテーマの他にも空調機の手入れや節電方法につい

て説明をしていただきました。

これからも様々なテーマで定期夜間勉強会を開催していきますので、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

青年部会コーナー

青年部会メンバ-大募集!!

お知らせコーナー

第41回フォトコンテストのご案内

特別寄稿コーナー

特集寄稿

名古屋市上下水道局 南部営業センター 

      副センター長 渡邊智彦

 

 名古屋市指定水道工事店協同組合のみなさまには、日頃より本市の上下水道事業にご理解・ご協力いただき、ありがとうございます。私は、この4月より南部営業センター副センター長に着任しました渡邊と申します。名古屋市役所入庁30年目にして初めて上下水道局にお世話になることになり、名水協の組合員のみなさまと一緒に仕事ができることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

 8月8日、日向灘を震源とした地震を発端に、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表され、南部営業センターでも1週間、職員が24時間体制で待機しました。発表後には、スーパーマーケットから水のペットボトルがなくなったというニュースが流れたほか、当局が販売している災害用備蓄飲料水「名水」にも注文が殺到し、一時的に販売を中止する事態となりました。

 上下水道局では、「災害に備えて3日分(1人あたり9リットル)以上の飲料水を備蓄しましょう」と、家庭での備蓄をお願いしています。そこで、我が家にどれだけ飲料水の備蓄があるかをチェックしてみました。我が家は、5人家族なので、9リットル×5人の45リットルが備蓄の目安。まず、玄関脇の倉庫に2リットルのペットボトルが12本。2階の食糧庫に500ミリリットルのペットボトルが10本の合計29リットル。「あれ、1月には40リットル以上あったはずなのに」と原因を調べてみました。すると、高校生の息子が、この夏の熱中症対策として、毎日ペットボトルを1本余分に持っていっていたことが原因とわかり、さっそく近くの会員制倉庫式総合スーパーへ行って、息子が持って行く用と備蓄用にペットボトルを大量に購入してきました。

 物心ついてから、現在に至るまで、渇水による節水の経験はあっても、長期間した断水という記憶はなく、蛇口をひねれば当たり前に水が出てくる生活を送ってきたため、水を備蓄するという意識はありませんでした。上下水道局に配属され、能登半島地震の復興記録などで、災害により、その当たり前の生活ができなくなるかもしれないことを学び、ご家庭に安全な水道水をお届けすることがどれだけ大事なことか、そのために多くの人が関わっているのかを実感いたしました。市役所生活の中で水道事業に関われた時期があってよかった、名水協の組合員のみなさまと一緒に仕事ができてよかったと思えるように努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

筆の泉コーナー

私の好きなもの

名古屋市上下水道局 南部管路センター

センター長補佐(配水維持総括担当)江原智子 

 

 みなさんは何気なく集めて数が増えてしまうものは無いですか?

私も年齢とともに移ろい気味ではありますが、好きすぎて買いすぎてしまう(しまった)ものの内のベスト3を挙げていきたいと思います。

【第3位】

 昨年から昼食用に作ったお弁当を備忘録代わりにインスタに載せるようになりました。同様にお弁当の投稿をしている方々の写真を見ていると、見映えがする写真の多くは、曲げわっぱと呼ばれる木製のお弁当箱が使われていることに気づきます。

 曲げわっぱは、湿度を調整してくれるためおいしくご飯が食べられることから、私も以前より某〇円ショップで購入できる安価なものを使っていましたが、写真上だけでなく、実際に蓋を開けた時に「おいしそう」が何割か増しに見えることもあって、色や形を変えて使うようになりました。

 これまで購入した数は、乾燥を怠ってカビが生えたり破損してしまったものも含めると、豆型や楕円型、丸型に加えて白木や漆塗りなど10個は超えます。(収納スペースを確保するためにキッチンの引き出しを整理するのが大変です)

【第2位】

 文房具が好きな人は結構いるのではと思うのですが、私はマステ(マスキングテープ)と付箋が気づかない間に増えていくタイプです。

 マステは無地から柄物まで、自宅に置いてラッピングなどに使っていますが、付箋は職場で伝言メモ用に使うのに置いてあるものが多く、異動などで片付ける度に「なぜこんなにあるのか…」と途方に暮れながら自宅に持ち帰ったりしています。(数は自分が嫌になるので数えていません)

【第1位】

 私の唯一の趣味は実は裁縫です。それもあって布が大好きで、何とも言えない雰囲気があったり、刺繍や柄がきれいな布地を見つけると、作成するもののイメージが湧いても湧かなくてもついつい購入してしまいます。ピークだった十数年前は、布地購入のためだけに好きなショップのある神戸へ日帰り弾丸ツアーをしていました。(当時ご一緒させていただいた同局のTさんSさん、お元気ですか?)

 ただし、作成するペースが購入するペースに追いつかず…結果的に消費されない布山がクローゼットを占領することに。一時はどうなるかと思いましたが、同じように裁縫をする友人に譲ったり、前述のお弁当を入れる鞄や布団カバーなどの大物を作って消費を進め、今は本当に好きな布のみ手元に残すようにしています。(さすがに恥ずかしいので数の公表はできません)

 

 好きなものに囲まれて幸せです…と、ここまで書いてふと我に返ると、もう少し自制した方が良いと思いつつ、きっとこれからもやめられないだろうなと諦めもあったりします。

 みなさんの周りにも気づかないうちに好きなものが集まっていませんか?

談話室コーナー

引っ越し!

東支部・中島工業所 中島   

          

 私事ではございますが、この度、長年暮らした家を引っ越しすることになりました。初めての経験のため、非常に大変な思いをしています。引っ越しの準備は2ヶ月ほど前から計画立てていたのですが、仕事をしながらのことですので、なかなか思うように進められませんでした。日にちに余裕があると思いこんでしまい、片付けが進まないまま、気が付けば引っ越し前日…荷造り、掃除、大急ぎで取り掛かりました。

 とにかく物を動かすと、ホコリの山10センチ程、最初は綺麗にしなくてはと思い一生懸命掃除をしながら仕分けをしましたが、時間はドンドン過ぎていき、そうこうする間に夜中の2時…。終わりの見えない状況に途方に暮れました。朝8時には業者の方が来てしまうので、諦めて寝ようかなと思っていると、ふとこれまでの思い出が心に浮かんできました。

 この家は、筒井商店街の中にあります。商店街と言っても、今ではシャッタ-店が多くなり、住宅街と化しています。それでも6月には天王祭りがあり、賑わいを見せます。普段は人通りも少ないこの通りも、この時にはたくさんの人で溢れ、神皇車や湯取車といった山車が通り、建中寺公園にはたくさんの露天商が並びます。私も幼い頃からお祭り好きなものですから、何回も山車の後を歩いたり、屋台を見たりして楽しんだものです。初めてここの山車を見た時、そしてこの家の前を通り過ぎていくそのときは、大太鼓の音が胸に響き、鳥肌が立った事を今でも思い出します。

 もうひとつ思いだすのは、20年前のことです。この家の天井裏に、野良猫ちゃんが子猫を産んだのです。その生まれたばかりの子猫が壁の隙間に挟まって動けなくなってしまったのです。親猫もどうすることもできず、どこかへ行ってしまいさあ大変。子猫の鳴き声がするので、必死に天井に3箇所穴をあけるも見つからない。壁にも2箇所穴をあけて、ようやく見つけ出しました。親指と人差し指で子猫の頭をつまみ、引き上げて助けだす事ができました。その子猫は娘が引き取り、「キキ」と名付けられ、今ではヨタヨタしていますが元気に過ごしています。

 振り返るといろいろなことがありましたが。

 楽しいことや大変なこともたくさんありましたが、どれもいい思い出です。これからも思い出は大切にしていきたいと思います。少し寂しいですが、長い間ありがとう。

法律コーナー

取締役の善管注意義務と信頼の原理

弁護士 成 瀬 洋 二 

 

 前回は、地面師事件に関わった専門家たち(弁護士や司法書士)の損害賠償責任に関する裁判例をご紹介しました。今回は、Netflixにて配信中のドラマ『地面師たち』の題材にもなった積水ハウス地面師詐欺事件において、売買契約締結の判断を行った代表取締役の損害賠償責任に関する裁判例をご紹介します。

 取締役などの会社の役員は、会社との間では委任関係にあるため、会社に対して善管注意義務及び忠実義務を負っております。取締役がこれらの注意義務に反して会社に損害を与えてしまった場合、取締役は会社に対する損害賠償責任を追及されることになるのです。なお、会社の従業員は会社との間では雇用関係にあり、会社は従業員を使用して利益を得ているため、従業員がわざと会社に損害を与えたり、会社の業務命令に反して会社に損害を与えてしまったりする場合を除いて、損害賠償責任が制限されることが多いのです(報償責任の原理)。

 今回の裁判例の事案は、地面師Aが土地の所有者に成りすまし、各種書類を偽造して、Z(積水ハウス株式会社)から売買代金を詐取し、約55億円の損害を与えたというものです。Zの株主であるXは、Zの代表取締役であったYに対し、部下の報告を安易に鵜呑みにせず、自ら積極的に情報を収集した上で契約続行中止の判断をすべきであったにもかかわらず、そのような判断をしなかったことから、取締役としての善管注意義務に違反したと主張して、YからZに55億円の損害賠償を支払うように求めて提訴しました(株主代表訴訟)。

 第一審は、会社が大規模で分業された組織形態となっている場合、取締役がこれらの各部署で検討された結果を信頼してその経営上の判断をすることは合理的であると述べ、下部組織から提供された事実関係やその検討結果に依拠することにためらいを覚えさせるような特段の事情のない限り、当該取締役が善管注意義務違反による責任を負うことはないとと判示しました。そして、Yは、マンション事業本部長Fから、旅券の原本確認や公証人による本人認証証書の原本確認をしており、本人性に疑義がある情報がもたらされなかったとや真の所有者と称する者から売買をしていない旨の通知については妨害工作である可能性が高いとの検討結果が出ていることなどの報告を受けており、追加の情報収集をしないで判断することがためらわれる事情はなかったとして、Xの請求を棄却しました。控訴審判決でも第1審の判断が維持されました。

 本裁判例は、分業化された大企業において、特段の事情がない限り、各部署の行った情報収集や分析を信頼して判断をすることが合理的であると述べており、いわゆる信頼の原則を認めました。もっとも、中小企業の場合には、この考えはそのまま当てはまらないため、部下からの報告を鵜呑みにせず、あくまで参考として判断することが求められると思います。

木祖村コーナー

木祖村だより

事務局だより

事務局だより

 私の住む尾張北部地域は田んぼが数多く残されています。9月から10月にかけて黄金色に輝く稲穂が一面に広がり、秋のおとずれを実感します。実りの秋を代表する作物であるお米ですが、本誌が出版される少し前まではスーパーマーケットの棚から米が消え、「令和の米騒動」として米確保に奔走する様子が連日ニュースで報道されるなど、深刻な米不足が生じていたのは記憶に新しいことではないでしょうか。原因は諸説ありますが、昨年猛暑の影響により2023年産米の品質が低下し一等米が減少した事やインバウンド増加による米の消費増また、減反による生産量の減少があると言われています。

 現在は新米が市場に出回り安定して来てはいますが、他の農産物と同じく価格高騰といった不安要素もあります。また、近年の温暖化による豪雨災害の頻発、生産者の高齢化など、稲作を取り巻く環境も厳しさを増しています。主食であるお米について消費者である私たちももっと関心を持つ必要があるのではないでしょうか。

 日本で主流の水田稲作は約3,000年前の縄文時代後期に、中国大陸もしくは朝鮮半島を経由して九州北部に最初に伝わったと考えられています。弥生時代前期頃になると農具の発達と共に稲作技術が近畿、東海地方へと広まり、中期頃に北海道を除く広い範囲で水田稲作が行われるようになりました。奈良時代に入ると、各地で力のある貴族や豪族が出現し水田を広げて行きました。戦国時代からは米を多く生産できる土地を持つことが、政治、経済、軍事力を持つ上で重要あり、その基本姿勢は江戸時代(1603~1867年)まで継続されます。江戸時代には徳川幕府が各地を収める藩を米の収穫量によって格付けする体制を築き、米が経済の基盤となっていました。この頃大量の米が流通した江戸や大阪などの住民の間では、米が主食となりましたが、農村部にいる多くの農民は年貢として米を収める必要があったので経済力のある人以外は十分に米を食べることが出来なかったようです。おなか一杯白い米を食べる事への憧れは第二次世界大戦後に日本が経済成長を遂げるまで続くこととなります。

 現在、日本で栽培されている米の品種は300種以上になります。代表品種としては作付面積が1位(2019年産)の「コシヒカリ」、続いて「ひとめぼれ」、

「ひのひかり」、「あきたこまち」、「ななつぼし」などが有り、いずれも人気の高いブランド米ですが、これらは全て「コシヒカリ」の子孫に当ります。愛知県では作付面積が1位の「あいちのかおり」、続いて「コシヒカリ」、中間山地で主に栽培される「ミネアサヒ」となっています。また、あまり見かけませんが「なつきらり」という品種の中で高品質な基準を満たした米が、愛知を代表するブランド米「愛ひとつぶ」として販売されています。

 さて、米が消費者まで届くルートを調べてみると、一般的には農家の手で収穫された米は地域の農協(JA)へと出荷され貯蔵されます。次に、集荷・貯蔵された米は米穀価格形成センターを通じて入札が行われて価格が決められ卸売業者へと販売されます。そして、卸売業者からスーパーマーケットや米穀店に販売され店頭にお米が並ぶことになります。このように消費者に届くまでに多くの段階を経由することで、様々な農家が収穫した米が混じるため、米本来の美味しさを追求すると?となる可能性はあります。

 最近では美味しさを求めて農家が小売店や消費者に直接販売する「産直米」を選ぶ人が徐々に増えつつあります。現在ではないかもしれませんが、子供が茶碗に米粒を食べ残すと「もったいない」と親に叱られたという話を聞きます。昔はそれほど貴重な食べ物であったと言えるでしょう。これからは、生産者さんに感謝しつつありがたくお米をいただきたいと思います。(S・A)