『エメラルドグリーン』第32回フォトコンテスト入賞 撮影:安井水道工業所 安井 健治 氏
名古屋の風景
有松宿 服部家住宅
塚松 祥子 氏 (塚松工業㈱)
有松は、慶長13年(1608年)に鳴海・池鯉鮒(知立)両宿の間宿(あいのしゅく)としてつくられました。耕地も少なく、茶屋集落としての営みにも限界があったため、尾張藩の奨励によって副業として絞染を工夫しました。この有松絞は、東海道の旅人にもてはやされ、有松は繁栄を誇りました。
天明4年(1784年)の大火からの復興の際、火災に備えて漆喰による塗籠造や卯建(うだつ)が取り入れられた建物がつくられました。今も当時の面影を残した豪壮な町屋がたち並ぶ、全国的にも有名な歴史的魅力があふれるまちです。
理事長ごあいさつ
再任のごあいさつ
名古屋市指定水道工事店協同組合
理事長 穂 刈 泰 男
蒸し暑いなか、小雨にぬれるあじさいの色も一段と鮮やかに見える季節になりましたが、組合員の皆様にはお変わりなくご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、私は、さる5月25日に開催されました第68回通常総会におきまして、引き続き理事長職を仰せつかり、その責任の重大さを痛感しているところであります。
これまでの4年間、役員を始め組合員皆さま方の厚いご指導ご鞭撻のおかげで、大過なく務めさせていただくことができましたが、今後につきましても、これまで同様、いや、これまで以上のご指導ご鞭撻を賜ればと思います。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
さて、わが国の経済は全体的には回復の兆しがあるといわれていますが、私どもの業界はいまだ厳しい環境におかれていると実感しているところです。
このような状況のなか、組合の存在価値を高めるとともに組合の事業をより一層実りあるものにするためには、先日の総会でも申し上げましたが、さまざまな地域の活動を通じて「我々は、地域に根差した組合加入の指定工事店である」ということを、積極的にPRしていく必要があるのではないかと思っております。
こうした思いから、組合員の皆様の協力をいただき、区の総合防災訓練をはじめ学区の訓練など地域の防災訓練へ積極的に参加し、地域との連携を深めてまいりました。
また、上下水道局と協定に基づいた仮設給水栓の寄託や、昨年5月に上下水道局、名古屋上下水道総合サービス株式会社のご支援も得て実施した「第2回の合同防災訓練」を通じ、上下水道局との連携強化にも努めてまいりました。
このような、私ども組合の防災に関する地道な取り組みが評価され、昨年末には「名古屋市防災表彰」を受賞するなど、地元に貢献し信頼される名水協所属の水道工事店という個々のお店としてPRできたと思っております。
これも、ひとえに皆さま方の深いご理解とご協力の賜物と思っております。心よりお礼申し上げます。
今後、今以上に組合事業を発展させていくためには、防災活動以外でのPRにも努めていく必要があります。近年の情報化の進展に伴い、インターネットを活用したPRが効果的ではないかとの思いから、わかりやすく親しみやすいホームページの更新にも取り組んでいきたいと考えております。
最後になりますが、これまで同様役員一同協力して様々な課題に取り組む所存でございますので、一層のご理解とご協力をお願いするとともに組合員皆さま方のますますのご隆盛を祈念いたしましてご挨拶とさせていただきます。
青年部会会長ごあいさつ
就任のごあいさつ
名古屋市指定水道工事店協同組合
青年部会 会長 水 谷 弥 仁
この度、名水協青年部会16代会長を仰せつかる事となりました、熱田支部の水谷と申します。前 後藤会長の意思を引き継ぎ、微力ながら精一杯力を尽くす所存でございますので、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
会員の皆様におかれましては、日頃から青年部会活動にご理解とご協力を頂き誠にありがとうございます。
名水協青年部会も今年で30周年を迎えることが出来ました。5月26日に行われました30周年記念式典・祝賀会も無事終えることができ、ご臨席頂きました皆様に心より感謝申し上げます。
近年の建設業界の人手不足も4年連続の増加となり、ひとつの理由の中に若年層の建設業在職者の減少があげられます。その影響は水道工事業にも出てきていると思われます。このような状態を乗り越えていくためには、協力して助け合う環境がなければ出来ません。青年部会は同年代の若い力が集まっており、どのような状況でも相談できる仲間がおり、助け合いながら頑張っております。興味のある方は是非お声をおかけください。
当青年部会は様々な事業に取り組んでおります。その中で、土曜学習プログラムという名古屋市教育委員会が行っている、土曜の教育活動推進事業をお手伝いさせて頂き、名古屋市内の小学校におもむき、子供たちに配管工作を通じて少しでも業界に親しみを持ってもらえるように、役員一同頑張っております。その他、スポーツ交流事業ではソフトバレーの大会を行っておりまして、名古屋市上下水道局のチームや名水協理事チーム、名古屋市16区のチームなどが集まり、スポーツによる汗を流す交流を行っております。会員相互の親睦としましては、毎年、名古屋の水源の一つであります木祖村に会員家族で伺い、トウモロコシの収穫などを交えて親睦を深めております。このような事業はこれからも続けて行きたいと思っておりますので、応援のほど、よろしくお願い致します。
今後も青年部会の若き柔軟な発想と行動力で親組合と共に業界・組合員の発展の為に努力し、諸先輩方から学んだ事を継承し、会員一同力を合わせ、その先につなげる青年部会に取り組んで参りたいと思います。組合関係各位の皆様方のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。また、業界関係各位、管工機材商社、メーカーの皆様におかれましては、日頃よりご理解、ご協力を頂き深く感謝致しますと共に、今後とも一層のご支援を賜りますように心からお願い申し上げ、挨拶の言葉とさせていただきます。
総 会
第68回 通 常 総 会
穂刈理事長 挨拶
優良名古屋市指定工事店 受賞代表者 小島設備工業㈱
永年勤続優良指定給水装置工事事業者 受賞代表者 ㈱中山水道工業所
永年勤続従業員表彰 受賞代表者 ダイダン㈱ 平井 暁 様
開催日時 5月25日(金)午後3時00分
開催場所 名古屋東急ホテル
組合員数 302名
出 席 者 277名
(委任状出席50名を含む)
*被表彰者名簿は右上部【詳細】に掲載
資材利用貢献者表彰
受賞代表者 北嶋工業㈱
会議コーナー
定 例 理 事 会
理事会風景(業務管理委員会)
理事会風景(広報技能委員会)
1.開催日時 6月6日(水)
午後3時
1.開催場所 水 道 会 館
1.理事定数 17名
1.出席理事 17名
職員紹介コーナー
事務局職員採用・退職者
採用者 |
5月25日の総会をもちまして、名水協専務理事に就任いたしました。
このような大役を仰せつかるには、まことに微力ではございますが、組合員の皆様ならびに関係各位のご助言、ご協力を仰ぎ、名水協のさらなる発展のために精一杯勤めていく所存でございます。
どうか皆様方の暖かいご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げまして、私の就任のご挨拶とさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。
冨田拓史
(専務理事)
退職者 |
5月25日の総会を持ちまして専務理事を退任いたしました。
右も左もわからず戸惑いばかりの5年で、数々のご迷惑をおかけしましたが、役員始め名水協組合員の皆様そして事務局の皆様の暖かいご配慮、ご指導のおかげにより何とか過ごすことができ、今は感謝と安堵の思いで一杯です。本当にありがとうございました。心より厚く御礼申し上げます。
坂 明憲
(前専務理事) この間、様々な場面で皆様のすばらしさ目の当たりにしました。
一例を挙げれば、防災への取り組みが上げられます。すなわち、上下水道局か らの仮設給水栓の寄託をはじめ、各区や学区の防災訓練への積極的な参加、さらにはほとん どの組合員のご参加による2回の合同防災訓練などです。
こうしたことにより、昨年末に市長表彰をいただくなど地域に根ざした工事店の集まりである名水協の存在が市民の方々に大いにPRできることとなりました。本当にすばらしいと思います。
最後に、名水協はもとより組合員の皆様のますますのご繁栄をお祈りし、退任の挨拶とさ せていただきます。ありがとうございました。
青年部会コーナー
第147弾定期夜間勉強会
開催日 5月16日(水)
参加者 42名
技能開発部会・青年部会共催
今回の定期夜間勉強会は株式会社ヨシタケを講師に招き「自動弁の基礎知識」をテーマとして開催いたしました。自動弁と聞くと何となくイメージは出来るのですが、当勉強会ではその種類や仕組み、働きについて掘り下げて解説してもらえました。
初めに、自動弁の中でも一般的に配管に設置し流体の力によって作動する自力式と呼ばれる機器に関して教えていただきました。その代表格と言えるものが減圧弁です。減圧弁の定義は、流体の負荷変動に対応し二次側流体圧力を一定圧力に保持する弁のことで、単に圧力を抑制するだけの働きではないことを学びました。水、温水、蒸気、油等様々な流体に対応する機種があり実生活に関わりが深いものということを再認識しました。
次に安全弁に関する講義でした。私自身なじみの薄い製品でしたが大変勉強になりました。中でも印象に残ったのは、客先から安全弁と減圧弁とを同圧力設定で注文されるケースがあるそうですが、最低でも減圧弁より0.1MPa以上高い圧力に設定する必要があるということです。安全弁自体の役割を考えれば当然のことなのかもしれませんが、改めて図解を用いて説明を受けると分かりやすく納得出来ました。
その他、ストレーナーの種類や構造、スチームトラップやポンピングトラップの作動原理等々、盛りだくさんな内容であっという間に終了の時間となりました。
このように、定期夜間勉強会は実際の業務にも役立つような多種多様なテーマで開催しておりますので皆様方も是非ご参加下さい。
青年部会 港支部 栗林弘昌
青年部会コーナー
青年部会30周年式典を終えて
開催日 5月26日(土)
参加数 130名
5月26日に青年部会の30周年の記念式典を行いました。場所は東急REIホテル。午後1時から定時総会を開催し、その後、記念講演、記念式典、懇親会を行うというものでした。
今回の30周年事業については、ほぼ2年前から準備を始めておりました。準備委員の幹事は、鈴木政男さんを担当統括として、水谷会長、桜田副会長、長田副会長、そして私です。まずは開催場所を選定し、昨年の定時総会と懇親会を同じながれで実施してみる、という予行演習をおこない、当日の流れを徐々にかためていきました。懇親会の企画についても、他都市の青年部会をもてなすことを考えて、名古屋ならではのものを披露しよう、ということで、名古屋の芸子さんたちの組合である、名妓連さんに、依頼をしました。また、当日おくばりする記念品についても、青年部会らしく若い人が使用するものでと考え、シャッチークンのかたちにした携帯の充電池を用意いたしました。
また式典に先立つ記念講演では、名古屋出身で、地元で創業されたたたき上げの社長さんを呼んで、経験談を語ってもらおうというコンセプトのもと、㈱LUFTホールディングスの南原竜樹社長をお招きしました。南原社長は、その後の懇親会にも参加していただき、青年部会や来賓の方々とも交流を深めていただき、その姿勢に、青年部会一同、大変刺激を受けました。
式典では、歴代会長や歴代副会長を表敬する紹介映像を冒頭で流しました。設立から30年、本当に多くの方の築きや支えがあって、いまの青年部会がこのような盛大な式典を挙行できていることに強く思いを致しました。
そしてこの1日のために、途方もなく長い間、準備に心血を注いできた、青年部会役員が、本番でも立派に役割をはたすことができたことが、この式典の何よりの成果だと思っております。このことが、40周年50周年に続く礎になっていくと信じております。
末尾にはなりますが、このたびの青年部会30周年記念式典にご来席いただきました皆様、本当にありがとうございました。この場をかりて感謝も仕上げますとともに、これから先も、引き続きのご指導のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
青年部会 緑支部 太田 佳典
水谷会長 挨拶
穂刈理事長 挨拶
名古屋市上下水道局 経営本部 営業部 営業課 熊倉課長 挨拶
記念講演 ㈱LUFTホールディングス 南原竜樹 氏
全管連青年部協議会 秋山会長 挨拶
愛知県青年中央会 川崎会長 挨拶
各単組青年部 会長 挨拶 (京都・神戸・和歌山・愛管連)
名妓連 しゃちほこの舞
お知らせコーナー
水防訓練への参加
平成30年度名古屋市総合水防訓練が5月27日(日)に各区の訓練会場に
おいて実施され、名水協からも訓練に参加・協力しました。
この訓練は、梅雨や台風シーズンを迎えるにあたり、土のうを使った水防工法
など応急対策の定着と、水害に関する知識の普及を目的として実施されています。
平成25年・29年と名水協防災訓練を実施し地元防災への関わりを強めていくことが地元に根ざした信頼される名水協の責務であり、区主催・局主催への参加もその一環として取り組んでいます。
来る9月2日(日)には、なごや市民総ぐるみ防災訓練が実施されます。支部ごとに上下水道局と調整を重ねてまいりますので組合員みなさんのご協力をよろしくお願いします。
筆の泉コーナー
さよならの墓に約束の花をかざろう
名古屋市上下水道局 企画部 経理課
主事 坂田 大地
私は墓参りによく行く方だと思う。墓参りというとかしこまった感じがするが、暇なときに親戚に会いに行くとか様子を見に行くとかそういった感覚で、一人で車で行き、お墓の周りの雑草を抜いたり、水をかけて汚れを落としたり、花を置いたりするぐらい。私が幼い頃、母の姉にあたる叔母によく連れられて墓参りに行った。いつだったか叔母が「神様は見たことがないけれど、自分が生きているということは先祖がいたから。生きることが楽しいうちは感謝しなさい。」と話していた。私が墓参りに行くのは叔母の影響からだと思う。私と叔母の関係は母の姉だから単に親戚というだけでなく、私が幼い頃、病気で入院を繰り返していた母に代わって私の面倒を見続けてくれた人で、私にとってもう一人の母親と言える存在であった。
私が高校生の頃、叔母がお墓に入ることになった。世間的には「まだ若いのに」と言われる年齢だった。叔母の葬式は叔母の自宅の部屋で私と母の二人で行われた。部屋にはカサブランカやアマリリス、胡蝶蘭といった白色の花たちがたくさん飾られていた。あまり葬式で見るような花や飾り方ではないなと感じた私は母に尋ねてみた。これは叔母からのリクエストがあったのだと母は教えてくれた。叔母が母に「私が墓に入るときは白い花で飾ってほしい」と話していたそうだ。葬式の間中、私は置き方や並べ方にもこだわったのであろうその白い花たちを眺めとても綺麗だなと感じていた。それから叔母にこれまでしてもらったことを思い出したりしていた。いつも面倒を見てくれて、つらい時は励ましたりしてくれた叔母に、私は叔母がお墓に入る前に何もしてあげることができなかったことがとてもつらく思えていた。
私が社会人になり車に乗るようになった頃から、一人で墓参りに行くようになった。新しいお墓にはいつも白い花を買って持っていくようにしている。お墓に行くと、葬式の日のこと、叔母と墓参りに行ったこと、叔母が私に教えてくれた色々な話や言葉を思い出させてくれる。叔母と最後に会話した時に言われた言葉が、私にとって叔母の言葉の中で一番印象的だった。「感謝の気持ちを生き方でかえすこと」
気付けば叔母がお墓に入ってから10年近くがたち、私も市役所に入庁して7年となった。ここまで特に大きな問題もなく日々を過ごせているのは周りの支えがあってこそだと実感する。叔母、友人、職場の皆さんに私がしてもらったことを、少しでもなにかお返しができるように日々過ごしていけたらと感じている。
談話室コーナー
~卓球の楽しさ~
守山支部・GROWTH株式会社
萩原 典子
卓球は老若男女問わず出来るスポーツで身近な娯楽だと思います。探せば卓球場もあるので、親子でも友人同士でもお出かけにお薦めしたいです。
私はPTA卓球部に入って6年、すでにOB(OG)にはなりましたが楽しく活動をしております。きっかけは友人が『運動不足解消とストレス発散に部活でも入ろうかと思っているの。』と一念発起したのに感銘を受け、“部活”を意識するようになりました。やるとするならば、日頃運動しない私でもできそうで、空いている時間に息子とも一緒に楽しめるものを…と『卓球』を始めました。
始めてみると関わる皆さんいい人ばかりで、卓球を通して交流の輪が広がり、色々な楽しさが味わえ、癒しの時間でもあります。活動が学校の体育館なので無料で長い時間プレイできるのもありがたいです。
そう、最近巷では卓球ブーム到来みたいで、世界卓球もかなり熱く、テレビ観戦にも熱が入ります。世界トップレベルの試合は本当にすごい!カッコイイ!日本選手の活躍も目覚ましいですね。卓球の昔からの地味なイメージも吹き飛び、何だかうれしいです。ブームに乗って卓球部員も増えてほしい~(*^_^*)
始めるにあたって、私が子供の頃と変化している事も教わりました。
①サーブは手の平から16cm以上上げる。
②汗ふき(タオルタイム)は6の倍数ごと。
③ラケットの主流がペン→シェークに。
実は、大人になってから昔使っていたペンでやろうと思ったら腱鞘炎のせいで手首の可動域が非常に狭くなっていたためペンを断念!シェークを初心者から始めることにしました。握り方だけでなく打ち方、処理の不得意が全く違うので、戸惑いましたが、打った本人もどこに飛ぶのか分からないのも笑いにしつつ、コツが掴めた時はワクワクします。とはいえ未だ初級の私。それでももうすぐ試合もあるので楽しみにしています。
PTA卓球部の試合は年2回あるのですが、初級の私はダブルス戦(2人一組)に参戦です。試合の度、何か得るものがあり、卓球の奥深さを感じます。
たとえば、相手の癖、技、得意コース、苦手な球種を試合の最中に感じて対応・対策していく…『どうしてもあの方のサーブ苦手』『こっちの回転だと分かっているのに返せない』など自分との葛藤とも戦い、『この球種だと返されたときペアに打ちにくい球が返ってきてしまう』などペアのことを考えて打ったり、コースが狙い通りに決まったときはペアで喜びあいます。また、毎度そんな駆け引きをしながらもネットやエッジに当たって点が入ったときには相手に自然と『すみません』って言ったりいいプレイの時は敵味方関係なく褒めたりなので、マナーと敬意のスポーツだと感じます。上級者においても競技中の空気こそ違えど、相手を0点で抑えて完勝(ラブゲーム)してはいけない暗黙ルールがあるなど…相手と距離の近い競技だからこそ敬意を払うのは一緒みたいです。その心持ちがみんないい人ばかりと感じる根底なのかも知れないです。なので、試合の度、『心・技・体の奥深さと成長を味わえるいいスポーツだな~』と実感しています。
それから、私の所属する卓球部では学校間だけでなく地域の卓球クラブの方とも実践練習したり、交流試合の機会もあって、ご年配の…ではなく大姉様、大兄様達は動きもパワーフルで機敏かつ技も豊富で本当にお上手で、感心しきりです。
『若かりし頃は温泉卓球ぐらいしかしてなかったんだよ』とお話されても信じがたい位ですが、80歳の方でも60歳から卓球を始めて区で優勝したという方やご夫婦で一緒にいらっしゃる方もあり、いつまでも健康でスポーツを楽しむ姿は理想でもあります。
やってみると頭も使いながら反射神経で動きまくり、かなり激しい運動なので少しの運動でもすごく汗だくになります。和やかに話をしながらも笑いも絶えず、時には集中してストイックに。いい刺激をもらえます。
以前、お正月に両親と妹家族とボウリングに行った際の待ち時間に卓球をしたのですが、親子3世代でも十分一緒に遊べ、笑い転げながらもお互いの意外な面が見られて面白かったです。
卓球の楽しさは世代を超えてまさに色々な場面で、人との輪の中で味わうことができます。
私は、これからもスポーツとしても娯楽としても卓球を続けて、色々な技も習得したい!様々な人と対戦(ラリー)や話しをして楽しみたい!笑顔で健康でいたい!と思っています。
誰にでもできて単純で簡単なスポーツだけど奥が深い!!そんな卓球を趣味にしてみませんか?お薦めですよ(^_-)-☆
消防コーナー
地震に備える26
名古屋市消防局OB 近藤 博
明治24年(1891年)濃尾地震(22)
引き続き、『中央防災会議「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書1891
濃尾地震 平成18年3月』の報告書をもとに、当時の人が記録した報告等から
地震直後の実情をみていきたいと思います。
○ 愛知県の場合(その9)
救援活動(2)
17 名古屋市の被災住民の状況
報告書は「全壊あるいは半壊した家の住民たち、また余震を恐れたその他
の住民たちは、安全と思われた場所に小屋を作り、そこで夜露をしのいだ。
名古屋市で言えば、巾下の江川以南の路上や武平町、また本町から広小路、
大須観音境内等々が、市民たちの小屋がけの中心となっていたという(『扶桑
新聞』10月31日)。
また、自力では小屋がけできない人々のために名古屋市は250戸の簡易住
宅を用意した。「今回の震災に就き名古屋市民中小屋がけの出来ざる細民のた
め市役所にては市内五十ヶ所に五十棟小屋がけに着手したるが一棟十戸とな
し一戸三坪の割合なりと」(『扶桑新聞』11月3日)」と述べています。
名古屋でも、岐阜で見られたように家を破壊された住民はもとより、その
他の人々も余震を恐れて、屋外で過ごしたことが分ります。また、報告書の
戸数と記事中の戸数が少し数が合いませんが、名古屋市が今で言う仮設住宅
を用意したことがわかります。
18 郡部の被災住民の状況
名古屋市以外の郡部はどうかといえば、報告書は「中島郡・葉栗郡ほかの
農村部でも同様であった。中島郡下津(おりづ)村からは、11月1日付けで
家屋が全壊したため雨露をしのげず、かつ、「自ラ小家掛ヲ為スノ資力無ク」
小屋掛けが困難な農家62戸から、小屋掛料の給付を願い出る旨の願書が出て
いる(中島郡下津村役場『下津村宛震災関係通牒綴』)。」と記しています。
「これには、それぞれ財産調書が付けられた上で中島郡長加藤純真宛提出
された。また、中島郡役場は、11月3日付けで、郡内各村に対して「食料ヲ
給付スヘキ人員」「小屋掛料ヲ給与スヘキ戸数」「炊出米ヲ給与シタル現人員
及延日数」の報告を要請している(同前)」と述べています。
これでみると、農村部でも、状況は同じだったことが分ります。
法律コーナー
重婚的内縁配偶者の厚生年金受給資格
弁護士 松 永 辰 男
Aは平成12年以降12年間にわたって戸籍上の妻と別居状態であり,その間Xと生活し,内縁関係にありました。Aは平成24年7月に死亡したので,その当時内縁関係にあったXが配偶者として遺族厚生年金の裁定を請したところ,処分行政庁である厚生労働大臣が、Aの死亡当時,Aと,Aの法律上の配偶者であるBとの関係は形骸化しているとは認められずAとXの重婚的内縁関係は成立しないとの理由により平成25年5月27日付で遺族厚生年金を支給しない旨の決定をしました。そこでXはその取り消しを求めて岐阜地方裁判所に訴えを起こしました。岐阜地方裁判所は平成29年4月28日に,遺族厚生年金を支給しない旨の処分は取り消すという判決をしました。そこで処分行政庁,つまり国が控訴しました。控訴審の名古屋高等裁判所も岐阜地方裁判所と同様の判決をなし,国の控訴を認めませんでした(平成29年11月2日判決・判例時報2365号37頁)。つまり、裁判所の言うには,戸籍上の妻との関係は平成12年以降完全に別居し,連絡も断絶状態であったのであるから,その後の12年間は苦楽を共にしてきた夫婦であるとはいえず,Aが死亡した時点においては,事実上離婚状態であったと認められると認定しました。夫であるAが,Bに対して生活費を渡していたという関係もなく,反対に内縁の妻とは12年余にわたり苦楽を共にし,Aの死亡時点まで夫婦同様に支え合って生活してきた関係にあり,戸籍上の妻以上に密接な関係にあったのだから,遺族厚生年金においても保護されるべきであるとしました。それに対し戸籍上の妻でありますBは,抑々X(内縁の妻)は女道楽のうちの一人であり、内縁の妻といえる関係ではないこと,それに引き替え、戸籍上の妻であるBは,Aの受け取った退職金を貰っていることを強調し,妻としての実態があると言いました。それに対し裁判所は,AからBへの退職金の支払は,夫婦関係の清算としてなされたものとみるべきであり,夫婦生活の維持とは関係がないとしました。ところで厚生年金保険法59条1項においては、厚生年金受給者としての遺族の中に「配偶者」が含まれており、同法3条2項では、「この法律において『配偶者』、『夫』及び『妻』には,婚姻の届出をしていないが,事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含むものとする。」との定めがあり,これにより裁判所は重婚的内縁の妻に遺族厚生年金受給権を与えたということになります。しかし、夫婦同様の内縁関係が認められるには容易ではないようです。
木祖村コーナー
あやめ公園池の水ぜんぶ抜くイベントを開催します!
編集後記
編集後記
6月3日の日曜日に、千種区にある名古屋市上下水道局の鍋屋上野浄水場で「水フェスタ」が行われました。今年は梅雨入りが早いとの予想が出ており、天候が心配されましたが、そんな心配は杞憂に終わり、当日は朝からすっきりと晴れ渡った好天となりました。
毎年、6月1日から7日までが水道週間となっており、その期間中の日曜日に水フェスタは開催されているため、楽しみにしている市民の方も多く、正門前は10時の開場を待つ人で長い行列ができていました。
普段は入ることのできない「浄水場の施設見学ツアー」や木曽三川流域の特産物の販売、木工体験が楽しめる「木曽三川マルシェ」をはじめ大治太鼓やKISO源流といった郷土芸能など盛りだくさんの内容の催し物に開催時間をとおして大勢の人が集まっていました。また、水を使ったウォーターチャレンジといった子供さんを対象としたゲームなどもありました。
一日をとおして好天に恵まれたことから、9,000人の方が来場され、大人も子供も楽しんでいただいた一日となりました。
名水協は、名古屋上下水道総合サービス株式会社とともに「水フェスタ」に協賛して、参加しています。
名水協のブースでは、青年部による塩ビ管を使った配管工作やシャッチーくん帽子作りなどで多くの子供さんに楽しんでいただきました。特に配管工作は、毎年これを楽しみにしている子供さん(親子)も多く、大変人気となっていました。
また、理事長はじめ理事や青年部の皆さんで、名水協ベストを着用して入場された方に名水協の名入り「絆創膏」を手渡し、PRに努めました。
今回の水フェスタでは、たくさんの方に名水協のPRをすることができました。こうした取り組みを続けることで、組合加入の工事店としてのPRにもつながっていくと思います。
これまでも、局主催のイベントや地域の防災訓練などに参加し、名水協のPRを行ってきましたが、これからも、機会をとらえてPRに努めていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
(T. T)